すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
暗い夜道、その中を歩く人たち。
誰かが一緒だと心強い。
でも、その誰かが増えていくと、
小さな温もりも増えると同時に
小さなモヤモヤも増えていく。
仲間がいてくれることは嬉しい。
でも、その喜びは、いつも仲間と同じ
温度や形ではない。
小さなモヤモヤと、ぶつかりながら
少しずつ逃げずに対峙していく主人公。
相手に投げかけた想いは、
自分の思い通りに返ってくるわけではない。
それでも、出会えたことで
モヤモヤも心強さも、悲しみも喜びも
いろんなものが得られる。
人は出会ったら、別れていく。
かつて、仲間だったみんな、
元気かな。
そんな懐かしく、恋しい気持ちになれた。
後半は、泣きっ -
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた『西の魔女が死んだ』をようやく読みました。
静かでやさしくて、でも心の奥にじんわり残る物語でした。
大きな事件が起こるわけではないのに、言葉一つ一つや登場人物の距離感がとても丁寧で、読んでいるうちに気持ちが落ち着いていく感じがありました。西の魔女の生き方や言葉は押しつけがましくなくて、それが余計に心に沁みます。こんなおばあちゃんがいたら素敵だな、と自然に思いました。
読むタイミングや年齢によって、受け取るものが変わりそうな本だとも感じました。今の自分だからこそ、素直に受け止められた部分も多かった気がします。
派手な展開はないけれど、言葉や空気感がとてもやさしく、読み終 -
Posted by ブクログ
ネタバレめちゃ良かったです❕
コロナ、闇バイト、中学受験、子供部屋おばさん、オンラインサロンetc、昨今のキーワードを交えつつ、騙す側/騙される側の視点から、日常で起こりそうな詐欺を扱った短編三部作
わたしは今まで運良く?詐欺に遭ったことも詐欺を働いたことも(当たり前かもですが)無いですし、
ニュースを見てても、何で騙されるんだよバカだなて今でも思いますが、、少しだけ気持ちがわかった気がします
タイトルともマッチしてておもしろかったです
最後の話で、犯罪に背景がないという記述がありましたが、
何か事件があると犯人の幼少期や家族構成を見てストーリーを作りがちな現代社会人として、ドキッとしました
全 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ筆者の論が綺麗に進んでいくからこちらも賢くなったような気がして楽しい本。説得してみせよう、とい前書きで述べられていたので、説得されてみようと、かなり素直に無批判に読んだ。ところどころ引っかかる点はあったけれど(例えば我々読者は筆者の述べるほど素直にある物事を信じるのは難しい。)たしかに7割8割は彼の言っていることに納得した。自殺の合理性だとか、不死が悪いものであるだとか。けれど死は恐れるべきではなく感謝するものだとは若干無理がある気がする。剥奪説に則って、死が、我々の人生から、今後起こり得た素晴らしい出来事を奪うことが理解できるために悲しみを抱く。というところまでは納得できる。しかし、少しばか
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近フェミニズム系の小説やエッセイを読みすぎて、世の中の男という男(夫を含む)や、男中心に作られてきた社会のしくみが全部敵に見えてきて、我ながらこれじゃいかん!と思ったので(笑)、あえて真逆な本を読んでみました!
もともと、近所の共産党の事務所に
「女性や子ども、高齢者(お年寄り、だったかな?)が暮らしやすい社会にしましょう!」」みたいなポスターが貼ってあって、これを見るたびに「あぁ、可愛そうな成人男性…だれも守ってくれないじゃん」って思ってたのです。
男って、弱音を吐けなくてかわいそうな面もあるよね。
…というわけで、著者が、社会の中で、「男だから」と悩み、苦しんでいる男性たちを取材した記 -
ネタバレ 購入済み
辛すぎる……
前話の辛すぎる終わり方から
今話を見るのが辛かったので
配信されてから少し時間を置いて購入
これまで色々辛い思いをしてきた
あさちゃん。
せめて元気な状態の赤ちゃんを抱かせてあげたかった😭 -
Posted by ブクログ
新聞の書評で見かけ、自分の仕事がまさに感情労働そのものなものだから、興味を引いて読んでみた。
いやー、面白かったなあ。前半は、著者の専門分野である脳科学の視点から感情労働を分析し、後半はその脳科学をベースにしながら、心理学的視点や社会学的見地から現代のSNSやAI文化も踏まえて考察を試みている。
ChatGPTなどに代表される大規模言語モデルは、言語から言語を生み出しているが、人間は身体の感覚情報から言語が始まっているという。身体性から始まり、それは非言語コミュニケーションへと繋がっていく。それがコミュニケーションの基点であるならば、それこそが人間にできてAIには不可能な領域であり、人間の -
Posted by ブクログ
ネタバレ2人とも光のとこにいてよ
最後追いつけたかな?
追いついたとして、藤野は?
そもそも藤野って結珠のこと好きだったの?
家庭教師時代の結珠への保護欲っていうかメサイアコンプレックスを果遠が正当化したから一緒にいたのかなって思った
でも大事にしてたよねそれは間違いないだろうな
結珠の母親に会いに行ったとき、話しの噛み合わなさというか感情の伝わらなさが苦しかった、私も母と向き合ったとして、ああいう会話になるのが怖くて、ずっと向き合えない
ずっとちょっとの希望があるから縋ってしまって毎回ちゃんと傷つく
瀬々可愛かったなー
果遠、理想の母親過ぎた
私も、いつか子供を育てるようになったらああいう距離