すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
あれだけの華やかな世界でキラキラと輝いている人なのに『自分に興味がない』と言い切っているところがとても意外であり、かっこいいなと思いました。同時にそれだけ、内側(自分)でなく外(相手や観衆、自分の置かれている状況)をみて、自分に求められているものに応えようとしたり、人の幸せをまっすぐに喜ぶことができる人だから、最高のエンタテイナーとして長く第一線で活躍されているんだなと納得がいきました。
“「とりあえず」で仕事はせず、「とにかく」仕事をする。“
“人のことを喜べる人間であれば、間違いなく自分のことを喜んでくれる人がまわりに集まってくる。“
“僕は疲れれば疲れるほど、働けば働くほど、忙しければ忙しいほど、新しい何かを生み出すことができる。“
“感動は理解度の極み“
一冊を通して、見習いたいと思う考え方、哲学が随所にあって、読んで良かったです。これからもメディア等、ニノが発信する言葉をもっと聴きたいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
十二国記・第二弾、陽子と同じ還り人ですが、今度は男の子?が主役になります。
エピソード0・『魔性の子』の狭間を埋める物語の一つでしょうか、
高里が"神隠し"にあっていたとされる時期の前半部になるのかな。
で、この物語を経て、シリーズ通しての麒麟に対する設定が、
なんとな~く見えてきたようにも思えました、、ふむ。
日本では漠然としたままに浮いた存在であった高里ですが、
ある時、隙間の"手"に誘われて、蓬山に還ってくることになります。
そんな高里の本性は"人間"ではなく"麒麟"、
そう、王を選び国造りの象徴となる役割を担う、麒麟です。
であってもどこか浮いた存在であるのは、変わらずに。
還り人であるが故に普通の麒麟とは違っている点も、それを手伝っているのでしょうか。
それが故にか、終盤の王を選ぶくだりはここでも、心地よいカタルシスでした。
"離れたくない"、その思いを具現化するに全ての壁を取り払って、
王と麒麟のつながりはそこまで純粋になれるのかと。
個人的には陽子と同年代であるかどうかも、気になるところ。
時系列的には、陽子が帰ってきた時よりも前のハズですが、、さて。
なお、再び還ってからの物語は未だ語られずに、新作に期待中だったりします。 -
Posted by ブクログ
私が本書を最初に読み始めたのは、実は四年ほど前のこと。冒頭の部分があまりにも壮絶すぎて、当時の私には受け付けられなかった。思わず断念、以降なかなか勇気が出ず、本棚にしまいこんでいた。けれども、どうしてもその先が読みたくて本棚の背表紙を見てはあの冒頭の壮絶さを思い出して断念、の繰り返し。四年経った今、あそこを乗り越えれば何とかなるはずと思い、冒頭部分を読み越えた。そうすると、あとはもう止まらなかった。
年賀状が送られた本当の意味も、目頭が熱くなるほどだった。
登場人物がみんな心優しい人たちで辛い時には、彼らの言葉を思い出したい。
文庫本の帯に「おにぎりが食べたくなる本」とあったが、冒頭の人生の生い立ちから引きこもりの心情からは想像できなかった。やがて舞台が変わり、物語は八ヶ岳の自然豊かな田園へ。そこでの出会いや体験が「おにぎりが食べたくなる本」という言葉に納得させられる。
人の手で握ったおにぎりは確かにコンビニとは違う温かさを感じる。
マハさんの本は私はとにかく大好きで、自分の好みの作風あっているのか、とても読みやすい。いつもスルスルと時間を忘れて読み進めてしまう。
マハさんの他の作品からもいつも元気を貰っている。なんだか言葉に神が宿っている感覚。
物語の舞台となった八ヶ岳にも行ってみたい。
八ヶ岳の峰々や田園の風景も、文章でしか表現されていないにもかかわらず、ありありと頭に浮かんでくる。ぜひともこの目で見てみたいと思った。
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