すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ所有の概念がないから資産を持たず、「今、ここ」の時間軸が全てで将来の事など考えられない、くだらない下ネタで笑い合う等幸せに生きる術とは何かを考えられる一冊だった。
印象的だった話は狩りで得た獲物を6家族に均等に6分割したのに翌日誰がどの家庭に行ってもご飯を食べても大丈夫というエピソード。
結果的に食べる量は平等にならなさそうだけどパフォーマンスとして平等に分けようとする行為がただダラダラ過ごすだけではない調和を重んじる考え方で素晴らしいと感じた。
もちろん考え方は人それぞれなのだけれども多くの人にとってはプナン式の順位付けのない平等を意識したコミュニティのあり方は魅力的に映るのではないかと -
Posted by ブクログ
ネタバレ何とも形容しがたい物語だ。
登場人物の世界があまりにも私の世界とかけ離れていて、想像の埒外にある。出来事や感情に対して共感が全くできない。それでもリズミカルに繰り出される展開に心がざわざわさせられて読者を離さない。
それでもある場面には思考が掻き立てられた。本作の主要人物であるモモとキースがしたある行いに対して、モモの父親がキースを糾弾するところである。どうもこの父親表層的には理解のある良い父親であるようだ。しかし、彼の発言から人間の生々しさがなく無機質な印象がどんどん募っていく。子を育て守ることは「義務」であり、国の定める基準から外れるよう唆すことは「暴力」と定義づける。その発言や態度に -
Posted by ブクログ
ネタバレサッカー一筋だった俊介がとあるきっかけから中学受験を目指す小説。
俊介の母、俊介、俊介が通う塾講師の加地
それぞれの視点から構成されている1年間
家庭の事情から自分が夢を抱くことを諦めていた俊介の母が、俊介の夢を応援しようと父や義母に真っ向から立ち向かうところ、そして自分の夢を見つけ俊介と共に夢に向かって進み始めるところがよかった。
俊介が受験をしたいと思ったきっかけ、妹に対して長年抱えてきた思い…そしてそれを解放してくれる加地先生の言葉もよかった。
そして、第3章は涙なくして読めなかった
加地先生の過去、そして生徒たちに対する思い…
受験直前に俊介を送り出す際にかける言葉もよかった。
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