すべての高評価レビュー
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三作目。今回は「シリウス」の製菓部が舞台。
三年前の不本意な異動から未だ製菓部に馴染めないかなめ。頭の固い職人気質の頑固部長。
道を見失いそうになった人が、また情熱を持って働けるようになるまでを、美味しそうな料理(今回はスイーツも)とともに描いていくこのシリーズ。
今回は頑固親父の再生もよかった。
結束の強いおばちゃんたちの中に若い子が入りづらいのは、わかるなぁ。でもパートさんたちもやりがいを求めて働いているというのがわかって、よかったな。職場の雰囲気はいいに越したことない。
たまに食べる素敵なパティスリーのケーキもいいけど、肩肘張らない手軽なスイーツって、気軽に食べられていいんだよね。 -
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なんてドラマチックな大人のラブストーリー!今までで1番の恋愛小説だった。イラク戦争、PTSD、金融市場、音楽業界、広げ過ぎというくらい複雑な設定を丁寧に点と点を結んでいく、深くて緻密なプロットが凄まじい。平野さんからは世界がこんな風に見えてるのか。本物の教養ってこれか、、、。文章は抽象的な形容詞をわかりやすく使って描写されていて、読みやすいのに圧倒された。
一階の奥の席に座る洋子に幸福の硬貨を贈る場面、大泣き。これは泣くなと言われても無理!!!
心がぴったり合う、運命的な出会い憧れるなぁ。現実は違うにしても、物語で追体験できるならこれ程幸せなことはない。平野さんありがとう。 そして洋子が終始素 -
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ネタバレ公開初日に映画をみてきたので、ふりかえりも兼ねて文庫で再読。
いつのまにか我が家の娘も当時の更紗とおなじ小学4年生の9歳。この年の少女は、たまにこちらがハッとするほど大人だ。
プロローグから始まって、ページをめくる手はすぐに止まらなくなる。やっぱり最高。
とにかく文と更紗の関係性がこれから先もずっと、穏やかに穏やかに守られることを願ってやまない。外野は黙ってすっこんどれぃ!と思う。
更紗が文と再会して、みるみるうちに自由の名の下に活力を取り戻していく様子には、とにかく心の底からの安堵が込み上げる。引っ越し先をめぐってストーカーうんぬんと軽口を交わし合う感じとか特にね。そっけなくも優しい文に、 -
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地理/気候からくる食物の違い、それに紐づく精神文化宗教の構造を、日本とヨーロッパ(とインド)を比較して考察する。非常に面白かった。
地理のゆっくり解説動画を見ていたら
おすすめに上がってきた本。
ヨーロッパ…
そこら辺の草(埼玉ではない)を食わせておけば育つ家畜→肉食。人間と動物とを断絶させるキリスト教。階級の断絶(僧侶>貴族>市民>農民>ユダヤ人>非ヨーロッパ人>動物)。から反動のマルクス主義。
麦の取れ高は難しいし連作障害→広い土地とお隣さんとの協力が必要。
日本…
手をかければ1粒の種籾から何百倍にもなる米で連作可能、耕作放棄すれば荒れる田→米が -
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ノーベル文学賞受賞後の第一作目の作品。
人工親友AFと呼ばれる太陽光エネルギーの人型ロボット、クララが販売店に陳列され、ジョジーという女の子に買い取られます。
物語はAFのクララ目線で回想されるところから始まります。
その語り口は優しく、常に敬語で、人間を敬っているのが読み取れます。そう開発されたのでしょう。それがいじらしく、切なく、親しみを抱きます。
ジョジーに愛され、ジョジーの困難を全力で救い、自分の身を犠牲にしていくクララ。きめ細かい気遣いを見せるクララ。ロボットでありながら感情も情緒もあるクララ。だからこそその姿勢は痛ましく、涙を誘います。
二人の関係は、あたかもドラえもんとの -
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島本理生さんの本は初めて読んだものが
世間一般では許されない叔父と姪の恋愛関係という
複雑なストーリーではあったものの
複雑だからこそ難しいであろう言葉の選び方や心理描写が
とても印象深く心にくるものがいくつもあり
島本理生という1人の作家へ魅了された。
叔父と姪、近しい人間だとしてもお互いにいい大人になれば男と女に変わりはなくて。
近しい人間だからこそ見えてくる人間性もある中で
理性を奪われてしまうほど1人の人間に惹かれるという経験は
そう簡単に出来ることではないと思う。
永遠子と遼一に関しては一線を超えてしまっているものの
結婚や子どもを望むわけではなく
ただ一緒にいたい、そばにいることを -
購入済み
読み返す機会を待っていました
連載1回目から大好きで、毎回楽しみにしていたんですが、だんだん漫画雑誌そのものを買わなくなって、いつの間にか読まなくなってしまいましたが、元々服に無頓着で、興味も無かった私でさえ、この話を読んでいるだけで服やファッション、何ならイタリアをはじめとする海外の習慣まで勉強できて、とても大好きな作品でした。
確か、懐中時計の話だったかな?
あのあたりまでは読んでたんですけど、まさかこんなに長く続いていたとは知らず、今回は全巻まとめて大人買いし、仕事の合間に読んで楽しんでいます。
昔読んだ話を読み返し、情報を復習し、すっかり忘れていたエレガンテの嗜みを改めて頭と体に染み込ませるように楽しんでいます。 -
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外国語の持つ種々の音自体に幼い頃から関心が
高かった。文字にも興味の対象が拡がり、様々な 世界で使用されている文字に触れたくなった。
本書は、ミャンマー語をゼロから始め、必須文法事項等を押さえつつ、初歩的なテキストを読むために必要な基礎体力を養成するのに最適な基本テキストである。
全部で20のレッスンが用意されている本書は、
はじめの8レッスン程度はミャンマー文字に関する知識等を丁寧に提供しつつ、文章自体も短い印象を受ける。
ちなみに、はじめの8レッスンまでは、一つの文章の近くにミャンマー語を発声するうえでの発音記号が付されている。しかし、9レッスンから20レッスンまでのスキットに関し -
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旅のご隠居が実は先の副将軍だったとか、旗本の次男坊が実は将軍様だったとか、時代劇でよくある「実は…」の設定。
が、これだけ「実は…」がてんこ盛りなのは見たことない。
登場人物それぞれに“裏の顔”をもっていて、それをひた隠して表向きの日常を送っている。
ある事件をきっかけに、それぞれが互いの思惑・目的に向かって交錯していくことに。
ありそうでなかった時代小説。
黒幕の正体とか、ラストの展開とか、途中でなんとなく読めてしまうのだが、水戸◯門とか◯れん坊将軍とか、ご長寿時代劇って、みんなそんな「お決まりパターン」で愛されてきたわけだし、そういうところも含めて、最初から最後まで楽しく読めた。
とい
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