すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『青い孤島』
オアシス度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ぬくもり度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
背中を押してもらえる
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
第1章 都会の孤独と島への旅立ち
森沢明夫さんの『青い孤島』は、年の瀬にこそ読みたくなる、心底ほっこりとし安心感を与えてくれる物語です。
都会の喧騒から離れ、疲れた心を癒したいときに、最高のオアシスとなる一冊でした。
主人公は、東京の広告代理店に勤める30代独身男性です。彼の特徴は「特徴がないこと」で、会社でも孤立し、友達も少ないという、現代の孤独を体現するような人物です。
彼はコンペ入選を機に、会社からまるで島流しのように東京南方の小さな島へと送り込まれます -
Posted by ブクログ
先週、映画「国宝」が、歴代邦画実写の興行収入ランキングで1位になったというニュースがありましたね!「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)が22年間首位を譲っていなかったことも同時に知ることになって、そっちにも驚いちゃったな。
「国宝」は朝日新聞に2017年1月1日から2018年5月29日まで連載され、2018年に加筆修正されて書籍化された作品です。2019年がコロナ禍の始まりだったから、それが無かったら、もっと早くに映画になっていたこともあり得たのだろうか。
私の家族に作者のファンがいます。映画が公開されると初日近くに早々と一人で観に行き、「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ30代になり、体力が落ちてきたり、若い世代の話題についていけなくなったことで、今までは全く意識していなかった「中年危機」という言葉が気になるようになってきた。
本の終盤である登場人物がある登場人物を
「あなたは時代を体現していて、だからこそこれからどうなっていくのが楽しみです」とった言葉で表現したのがとても印象的だった。僕らは生きてきた時代を体現していて、その時に染み付いてしまったものが、時代の変わりめ、常識が変化するタイミングで害と判断されて、SNSの発展も相まった罰せられる時代を生きていることを自覚しないといけないと思った。
常に自分の行動原理はどこからきているのかと問い、無思考で行動
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