あらすじ
ラムスプリンガ……アーミッシュが、敬虔なキリスト教徒として彼らのコミュニティに残るか、家族を捨て外の世界で生きるかを決めるための、俗世を体験する期間……80年代アメリカ。ブロードウェイの夢破れ、田舎の街でウエイターと男娼をしているオズは、ある日、バーに来たラムスプリンガ期の青年・テオを「客」と間違え部屋に連れ込んでしまう。行くあても無いテオを放っておけず、つい面倒を見てしまうオズ。アーミッシュであることを馬鹿にされても怒ることも、疑うことも知らない純粋な彼に触れるうちにオズはニューヨークで擦れていた気持ちが絆され、彼を愛するようになるが…。
...続きを読む感情タグBEST3
感動
映画化できるわっていうぐらい珠玉の美しいストーリーでした。読んで大正解!
2人の幸せを心から願ってやまない。
アーミッシュって聞いたことだけしかなかったけど、こういう文化があってこういう思想なんだと勉強にもなりました。
Posted by ブクログ
純粋無垢なわんこ系けがれなき青年×ブロードウェイの夢破れた男娼。
80年代のアメリカを舞台にした、ドラマティックなラブストーリーで大泣きしてしまいました。
センセ、作品の振り幅が尋常じゃないです!桜田先輩の話を先に読んでしまっていたので、あまりに違うテイストに度肝を抜かれました。
80年代の洋楽ブームや、アーミッシュの特殊な生活ぶりに興味津々になり…ピュアでまっすぐ自分の心に嘘をつかずに生きようとするうちにどんどん精神的にも成長していくテオの姿が眩しかったです。
コミュニティの中で育った彼は、現代文化には疎かったけど、人としての感情は誰よりも豊かでブレがなくて愛情豊かで魅了させられました。
世間知らずなテオと勘違いから関わり、危なっかしい彼の世話を焼くようになるオズ。彼は挫折した過去があり、身体を売って日銭を稼いでいる身で投げやりな生き方をしていたのですが、テオとめぐり逢って人生が変わっていきます。
オズの魂の救済がストーリーのメインとなっていて、愛の力のすごさというものを改めて認識して、涙が止まらなかったです。
ストーリーの展開がとにかく素晴らしかったんですよ…昔の映画を観ているような胸を締めつけられるような奥深さがあって、満足。
カルチャークラブやフラッシュダンスとか、80年代カルチャーいいですよね…
Posted by ブクログ
名作でした。
冒頭の伏線も忘れストーリーにのめり込み、最後まで一気に読んで深く感動しました。
故郷も家族もダニーもクロエも愛した人も、大好きなものしかないのに、なにかを捨て選ばなければいけなくて、それがつらくて悲しかったです。
それでも選ばれた結末に安堵して涙が止まりませんでした。
テオドールとオズワルド、二人に負けないくらいダニーが大好きです。愛を「素晴らしい呪い」と告げたクロエも。
誰もかもが幸せになってほしいと願わずにはいられない、切なくて素敵なお話でした。
文句なしの★5
最近はBL読んでもすぐに「あれこれ読んだ奴だっけ・・・」とか内容忘れてしまうくらいで、もうそろそろBL以外も読もうかとか思ってました。名作は読んだし好きな作家さんは中々新刊出さないしで…本作もセールやってた適当に目についたやつをまとめ買いして上から読んでたんです。
いや王道ってやっぱいい。
映画みたいだった。
読んだ後のこの充実感、久々です。
エロもエロいしね!!!!!!BLやっぱ最高ですわ!!!!!!!
本当に一冊でこの満足感!スッキリした終わり方!切ないけどハッピーエンド!ムネアツですわ!そして勉強にもなる(笑)コレ映画化したらいいんじゃない?(笑)
個人的にクロエちゃんが「恋の呪い」について語るシーンが印象深かった。恋の呪いでテオは外の世界へ、クロエは内の世界へ・・・岐路に立って自分で選んだことでどっちが正解とかもない・・・心理描写とかキャラの心情とかしっかりしてて感情移入しまくりでした。物語の都合で動いてる感じがしないのがなにより良かった。オズも最後は自分でしっかり決意してテオを攫ってやりたい事に向かっていったし。下手にあそこでスカウトとかで役者に抜擢されてハッピーエンドとかにならなくてよかったです。あの終わり方だからこそ良かった。おまけ漫画とかも変になくて良かった。余韻に浸れなくなるからね・・・
Perfect BL
This BL is my first BL I read by Japanese, But I sill can feel it how much they love each other, is the Perfect BL I see this years
映画を観ているよう
書き下ろし、後日談ありきの漫画が多い中、全く必要がなく思えました。
主人公二人がとても綺麗で、二人をもっと見ていたくて、ページをめくるのが辛くなってしまうほどでした。
でも、この先があると良くも悪くも嘘くさくなりそうで、ここで終わるのがベストなんだろうな~としみじみ思いました。
Posted by ブクログ
80年代のアメリカ舞台で、映画を見ているようでした。
設定が特殊なので説明だけ
アーミッシュとういうのは、キリスト教系の生活共同体でアメリカの開拓時代そのままの生活をしている。電気、機械は必要最低限、キリスト教系の厳しい戒律を守っているので、酒
ダンス・映画を全部NG。
だだ、10代に入るとラムスプリンガという、制限されていることを経験していい時期がある。
このラムスプリンガっていう期間限定の青春謳歌の時っていいですよね。心惹かれる。
ラムスプリンガを終えると、アーミッシュとして生きるか、外の世界で生きるか自分で決められるのですが、外の世界で生きる=故郷との決別を意味する。
アーミッシュの攻めはこの時期にオズ出会う。
何も知らない、無垢なテオにオズは外の世界の色んな事を教えてあげるんです。お酒にタバコ・映画…二人はかけがえのない友達になっていく。
こう書くと昔のJuneっぽい懐かしいかんじしますね。
テンポが軽やかなので全体的に落ち込んだ話にはなってないのがいいです。
両思いになって、幸せな時を過ごす二人ですが
ラムスプリンガには終わりがくる。
その時二人がどんな選択をするのか、また、オズがダンサーを目指した理由と挫折した過去とは…?
最後は一抹の切なさを含んだ終わりがまさに映画のようでした。
良良良作
あとがきに「定番ド王道を真剣に描きたい」とありましたが、間違いなく王道の美しいストーリーです。そして美しいだけではなく、BL要素も満載で大満足の作品。大人びていくテオの表情が印象的でした。比較できる作品が他にない特別な一冊です。
Posted by ブクログ
星1000個くらいつけたい‼︎‼︎
ほんと何者…吾妻先生すごすぎ…
好きなBL作家ランキングTOP3入りです。
出会えた奇跡に感謝…ありがとうございますありがとうございます
Posted by ブクログ
わんこ攻め、年下攻め
風景の描写が綺麗。
作者も帯で言っていましたが、寂れた映画館で細々上映されているような雰囲気がある。
設定がしっかりしており、読み応えあり
とても素敵な作品でした
聞き慣れない言葉の題名に、一瞬どうしようか悩みましたが読んでみて大正解でした。
他の方のレビューにもありましたが、本当に映画を見てるような感覚でした。
読み進んで行くにつれて、ドキドキが止まらなかったです。主役の二人が愛おしかった....
何度も読み返してます。この作品に出会えて本当に良かったです。
絶対に読むべき!!
最初はアーミッシュって何だろう?
どんな話〜??
とりあえず評価めっちゃいいな…
と軽い気持ちで読み始めましたが、
ほんとえに映画一本見たような素晴らしい作品でした。
読もうか迷っている方、全力でおすすめします!
素晴らしい
『桜田先輩~』から作者さんを知り、他の作品も読んでみたかったももの、作風ががらりと変わっているようで、暫くどうしようかと思っていました。
読んで良かった…!
話がしっかりしている安心感はどちらにもあります。
他の方も書かれていますが、映画を見終わったという感覚がしっくりきます。
何というか、大きなスクリーンに情景が浮かぶ画面作りとお話…
雄大さがりながら、登場人物の感情の動きが繊細でどんどん惹き込まれていきました。
世間知らずで可愛らしかったテオが、男の顔に変わった所はたまりませんでした。
スピンオフも読んでみたいと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
映画のようだった
生き方を深く描いた作品で、とても感動しました。
二人で行きていくことを選ぶことが、大きな別れとなったシーンには胸が締め付けられました。
評価が高くてずーっと気になってました!
本当に美しい映画を観たような満足感です。
アーミッシュという馴染みのない文化が題材ですが、学ばされることも多くありました。
気になってる方ぜひ読んで見てください!
まるで映画のような
舞台は現代の日本というBLばかり読んできたので、とても新鮮で、アーミッシュという人たちがいることも、この作品で知りました。
自分の生き方は自分で決める、とても難しいことです。
痛みを伴いながらでも新しい世界へ進むということ、愛を選ぶ尊さ、BLという枠では収まりきらない大切なことを学んだ一冊でした。
先に「親愛なるジーンへ」を読んでからのこの作品です。
読後感がよく、映画を一本観た感じでした。
この作者さんの他の作品も読んでみたいと思います。
変容
なにこの作家さん、コメディからこんな高品質な作品までどれだけ降り幅大きいの(コメディが品質低いわけでは決してなく!)。
はじめは無垢で無知な登場人物が、ものすごい変容を遂げるのがよかった。変容、変化って描くの難しいし、変わっていくことって、主体としても客体としても勇気がいる。何度も読みたい良作。いや秀作。素晴らしいです。
外国の設定で迷うなら読むべき
受けと出会った頃のあどけなさの残る攻めの顔が、全て捨ててもいいと思えるような恋をしていくにつれてどんどん変化していく。
ラストの攻めの表情は恋を通して大人の顔になっている。
この本は恋だけでなくテオ(攻め)の成長の話でもあるのね。
一見設定はアーミッシュという馴染みのないもののようでいて、語られる内容は普遍的だからすんなり物語が入ってくる。
外国ものということで躊躇したけど、読んで良かった。
欲を言えば結ばれたあとの2人のイチャイチャを見たかったなぁ。というか見たい。
Posted by ブクログ
恋愛だけの漫画ではなく彼らの人生も感じる作品でした。海外が舞台なのも洋画っぽくて良かったです。すごくしっかりした作品でとても良かった…!人にもおすすめしたい作品です!作者様、素敵な作品をありがとうございました。
まるで、一本の文学作品を読んだ時のような後味でした。
BL作品だししっかりエロもあるんだけれど、アーミッシュや地方の街のアメリカ人の描写や、登場人物たちの描写がすごく丁寧で、美しい。
この作者の漫画はずっと買いたいなと思いました。
Posted by ブクログ
友人の勧めで購入。
素晴らしかった。読んでよかった。上質な単館上映の映画を見たかのような読後感。
まず構成が完璧。最初のシーンから最後まで、モブキャラひとりすら使い捨てにしない。すべてに意味があり、すべてがラストにつながっていく。
かといって理に勝ちすぎることもなく、これでもかというくらい感情を揺さぶってくる。
読後に脳内を流れたのはなぜか「壊れかけのRadio」だった。少年(というにはとうがたちすぎているかもしれないが)から大人に変わる瞬間、それがラムスプリンガ(人生の選択)なのかもしれない。
他のレビューを参考にして買った。大当たりでまったく後悔無し。これほど素晴らしいと思わなくて、これほど好きになる予想もしなかった。アミッシュの描写が丁寧に描かれて、全漫画でもたったこれだけでしょう。アメリカ住まいには感激するはず。(そしてこれを読むまでは月面着陸もベトナム戦争も同時に起きた事に気づかなったのです…)
作者はキャラの表情がとっても上手い、オズとテオからダニーまで。ガラリと変わる雰囲気も。これだけで吾妻先生の活動に一生ついていくと決めました。
読んで損なし
書店で上位にランキングしているのを見て、いつか読もうと思ってました。ようやく読んで見ましたが、いい作品でした。読んで良かったなぁという気持ちに。購入してからも、毎日読み直してます。オズとテオ、幸せになってほしい。作者様の他の作品との違いにいい意味でびっくり。
匿名
傑作ロードムービーのよう
画力★★★★★
絵柄★★★★★(万人受けはしないかも)
ストーリー★★★★★
せつなさ★★★★★
エッチ度★★★★☆
試し読みで、おしゃれなカラーの扉絵とジト目が可愛い黒髪受けに一目ぼれして即購入。
人によっては少し古くさく暑苦しい絵柄に思えるかもしれませんが、私はそこがたまらなくツボです。
この作品を読んだ後に同じ作家さんの『桜田先輩改造計画』も読んでみましたが、まるで真逆のノリで度肝を抜かれました(Hシーンは「さすがの吾妻先生」です 笑)。
こちらは「超」の付くシリアスで、内容はまったく違いますが、なんとなく吉田秋生さんの『BANANA FISH』のような乾いた空気を感じる傑作。
映画を観るような気持ちで、ぜひどうぞ。
映画を観てるみたい
登場人物の関係性や背景、世界観も作り込まれていてまるで映画を観ている気分になりました。
ラストシーンはハッピーエンドながら現実的な苦味も含んでいて印象深く2人の選んだ未来を見てみたい気持ちでいっぱいになり、でも、未来が描かれてないところが余韻に浸れる良さに繋がってます。
起承転結がクッキリと描かれていて話が頭に入ってきやすく何度も繰り返し読みたくなる一冊です。
Posted by ブクログ
紆余曲折しながらも最後は良いエンドで良かったです。終盤の家族とのシーンは少しジーンときました。
最初「苦手な絵かな〜」と思ったのですが、読み進めていくと気にならなくなり、むしろオズが綺麗な顔に見えてきます。多分表情豊かになっていってるからだと思いますが…。
ページ数が多いのもあって読み応えがり、話も面白かったです。
Posted by ブクログ
読後は故郷を離れ、彼とならどこへでも行けるような、自由になったふたりへの眩しさと、故郷にすべて置いて彼と共に離れていくことへの切なさを感じた。故郷をバイクでふたり離れていく情景が美しい。
ラムスプリンガを通じて、2人の人生が大きく変わる。テオは愛と自由を知り、オズは愛を知り夢へと再び歩んでいく。
とても素敵で満たされた気持ちになる一冊。
綺麗事かもしれないけど、王道なお話が胸にグッときました。名作と聞いてたけどずっと読んでなかったことを後悔しました。
☆5以上
かもめの子を呼んで、作者さんが天才だということに気づいてしまったのでこちらを読んでみました。
80年代アメリカの文化、アーミッシュ、宗教、戦争や月面着陸の歴史的瞬間などを絡めながらテンポよく進んでいくストーリーが秀逸。
カモメでもそうだったけど、始めと終わりで2人の表情や性格、関係性が全く違うものになっている。というか、徐々になっていく。別人?!て思うくらい。そのくらい内容が濃密。
テオの成長、変容、覚悟と同時にオズの救済ストーリーでもあると思う。今後この2人がどう過ごしていったのか、思いを馳せてしまいます。
ジーンも読まねば。
題名と表紙、外国設定でなんとなく躊躇してる人、とりあえず読んでみて。
匿名
1番好き!
めっちゃ泣きました。まず世界観というか文化とか宗教的なストーリーが好きだし色んな歌とかも語られていて凄い素敵でした。絵も綺麗で凄い惹き込まれました。
テオはばかっぽくて何も考えてないようにみえるけど時々見せる真面目な顔とか言動がぐっとくるし頭良さそうに見えて少し臆病気味なオズをテオがぐいぐいいってくれるのがほんとに最高でした。最後の方空気がひりひり感じ凄かったけどちゃんとハッピーエンドになってくれてよかったです。最後のオズのセリフが少し切なくてうってなりました。お互い住む世界も考え方も違うかもだけど2人で色んな世界を感じて支え合って生きていって欲しいです。
アーミッシュの青春は終わらない
時代背景やキリストのこと、何も詳しくないのにすっと世界観に浸ることができました。この作り込み…すごいとしか言えない。
本当に映画観てるようでした。途中で、もう終わってしまうのかな嫌だな、とページ数確認したらまだ3分の1で、どれだけ濃密な作品なんだと歓喜しました。
突き放してすがりついて、何もかも捨てて愛に生きる。現代が舞台では決して描かれることのない苦しみ抜いた決断とその先の希望。
テオが泣かなかったのはもうとっくに覚悟していたからなのか。私が代わりに泣いときました。
本編関係ないですが1番衝撃的だったのは、桜田先輩と同じ作者様だったことですかね……情緒おかしくなりそうです笑
Posted by ブクログ
「親愛なるジーンへ」も最高だったけど、この「ラムスプリンガの情景」のほうが好きかもしれない。
物語の奥深さと、BLの良さがバランスよく詰まってる最高級の質のBL漫画だった。
「親愛なるジーンへ」も合わせて読むと、物語への理解がより深まるのでおすすめ
これを機に、吾妻先生の作品を色々調べたんですが結構SM要素の強いものが多かった。
この作品を作成中の時は多分、アメリカの同性愛文化とかアーミッシュにハマったのかなって思うと、吾妻先生は一度ハマったらとことん追求する性格なのかなとかもわかってきてなんか楽しい
美しく切ない異文化
アーミッシュついて作者様の別作品で知り、とても良かったのでこちらも購入しました。
愛する家族が健在なのに、その故郷との絶縁は一般的な日本人の想像を上回る覚悟が必要だと思います。殆んど文明の恩恵を受けない穏やかな暮らしから若者が抜けようとするなら、確かに快楽か知的好奇心、もしくは外の人に恋したかですね。
本作品も繊細で叙情的で、人の優しさと切なさに溢れた名作でした。ジーンのほうもすぐ再読しなければ!
ラムスプリンガの情景
アーミッシュの青年テオと元ダンサーのオズの出会いと別れの話。
大成しなくても良いのでこれからも二人が幸せでいてくれることを願います。
愛に満ちているのにどこか寂しさの残るお話でした。
題材が◎
作者様の他作品ですっかり虜に💖
この作品もレビューを見て試し読みもなしにポチっとな。 ビックリしました。作者様ってこんな素敵な物語も描けるんですね(失礼w)
今まで触れたことのない題材にとても新鮮&勉強になりました。
読みながら行ったことも見たこともないのに、情景が目に浮かんてきて更に感動か増し増し。
良かったです〜
泣けます
絵も綺麗で、映画のようにしっかりとしたストーリー…読み終わった後普通のBLにはない満足感がありました。
BL初心者の方も読みやすいと思いますし、ほっこりも感動もできるので、どなたにもおススメです。
異文化の中での恋
やっぱりいいです。本で持ってたけど無くしたので、こちらでまた買って大正解でした、泣いてしまうほど、ハマってしまったので、色々な文化の違いの中で、育った恋優しくて見守りたい、本当は続きが気になるけどこれで良いのかな!ほのぼの好きな方は、オススメです^_^
最高でした。
アーミッシュという超キリスト教原理主義の村で育った純情な攻め君と、ベトナム戦争で父を亡くし夢に敗れ夢から逃げたウェイター兼男娼の受け君が出会って恋して最後は夕日に向かってバイクで走り出すんですけど、おふざけ0%です。
世界観が作り込まれてて、映画を見ているようでした。ただ、アーミッシュについて少し知識を入れておくと、なお、のめり込めて良いとおもいます。
びっくり!と残念
アーミッシュの青年のお話。私が住んでいる辺りにもかなりの数が住んでいる。この舞台と思われるペンシルベニア州のランカスターにも観光で行ったことがある。その時に訪れた村のアーミッシュの人たちはたくましく生きていた印象を受けた。でも、BLは多分、ない、と思う。なので、この本を知ったとき、心底びっくりした!えー、BLとアーミッシュをくっつけてもいいの? アメリカにいたら、かなりハードルが高い設定だと個人的には思う。敬虔なクリスチャンの彼らは信仰心のあつい、特別な人たちだと思われているのだから、BLなんてとんでもない!ですよ、と。
なので、テオドールとオズワルドの二人の恋は本来ならきっとテオドールにとって、苦しくて、恐ろしくて、こんなにすんなり受け入れられる事ではないはず。でも、これは夢を描いているので、主人公の葛藤も少なめなのね。二人のその後はどうなったのか?知りたいけど、作者はこれで終わりと書いているので続編はないのですね。ちょっと残念。
Posted by ブクログ
総合評価:★4.0
2019年度「このBLがやばい!」コミック部門第1位、第10回「BLアワード」BESTコミック部門第3位と華々しい受賞歴を持つ本作品。
ストーリー重視派を納得させる説得力のあるストーリーと濃厚なエロシーンの描写はさすが吾妻先生といったところ。
しかしながら、自分に年下攻めとワンコ攻め属性が無かった故にCPにあまり萌えられず…。特に超が付くほど攻め贔屓の自分としては攻めに萌えられないのはかなり致命的…!( ̄▽ ̄;)
なので、自分の中では同作者さんの「桜田先輩改造計画」の評価を超える事はなかったです。まぁ、こればっかりは好みの問題なので仕方ない。
とはいえ、多くの人の心に響く作品である事には間違いないです。評価が高いのも頷ける作品でした。スピンオフの「親愛なるジーンへ」も読んでみます(^^)
アーミッシュ
アーミッシュのことをあんまり知らなかったけど、そういう世界もあるのだなと勉強になりました。
厳しい戒律の中で、外に出ることはとっても勇気のいることなんだろうなと思い、それほど好きな相手に出会えてよかったです。
Posted by ブクログ
厚いのに一冊丸々表題。まるで映画のような余韻が残るシーンが多かった。
アーミッシュ×男娼。アーミッシュって海外ドラマで出てきたので知っていたけど、この世界観をよく表現できていて凄いなぁと感心した。
期待しすぎたのかも
高評価レビューのまるで映画のようだという文言に惹かれて購入しました、絵は丁寧で濃度も濃くてとても素敵ですし、舞台設定がBLではあまりない80年代のアメリカというのも素敵でした。
ただBLとして珍しいというだけで、ストーリー自体はどこかで見たことのあるような、予想できる展開の連続で意外性がなく、ああこう終わるよね……と読み終えてしまいました。
キャラはどちらも好みです、色気のある黒髪受も、おひさまのようでいて雄みのある金髪の攻もとても。
評価を下げてすいません。