すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレaudibleにて
いやぁ、すごい作品だった。
今村さんって、テレビのコメンテーターで見かけたことがあって気さくなおっちゃんみたいな印象しかなかった。
天才か!!!!
表現がなんか、かっこいいんだよな。
本当に素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます。
次はNetflixを観ます。
歴史小説には苦手意識があり、敬遠してた。
そもそも、歴史についてあまり詳しくないから楽しめないと思っていたから。
好きなジャンルは、サスペンスやミステリー、ホラーとかそういうもの。
歴史×デスゲームという設定に興味を惹かれた。
それなら、あまり歴史に詳しくなくても楽しめそうだから。
情景が浮 -
Posted by ブクログ
なんじゃこれはーーーー!!!
SUKI!!!
小説家平野啓一郎さんの「分人主義」について書かれた新書。
個人とは英語でindivisual。
つまり「分けられない」って意味。
でも平野さんは個人は人格を表す最小単位ではなくて、
「divisual」つまり「分けられる人」である「分人」が最小単位だと考えた。
分人とは、
対人、対グループによって変わるその人の人格。
確かに、あなたも会社での自分、家族といるときの自分、友達といる時の自分とでは性格が違う気がしない?
もっと言えば、大学自体の友達と高校時代の友達とでも違うし、大親友の前でも違う。
だから、たった一つの「本当の自分」なんて存 -
Posted by ブクログ
東京、葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見される。
屍体にたかったウジ、ハエから、手がかりを見つけ出す法医学昆虫学捜査官で大学准教授の赤堀涼子が活躍する。
腐乱死体に集まるウジの発生状況や成長段階を調べることで、死亡推定日時を高い精度で割り出す。
そして、その死体から、サギソウのタネも見つかる。
赤堀は、アリを見つけ、そのアリの巣を探索する。
アリが運んだ幼虫の抜け殻は、ハッチョウトンボだった、さらに、その幼虫は雌雄モザイクだった。
ハッチョウトンボの雌雄モザイクが、遺伝的に継承される。
そのハッチョウトンボの幼虫がいたところで、その死体は遺棄されていたはずだ。
赤堀の推理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。
『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。
『脳JILL』 木爾チレン
「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。
『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
面白い。
直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短編でも出