作品一覧

  • 悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が私たちを健全な人間にする
    3.0
    1巻2,420円 (税込)
    全米ミリオンセラー『内向型人間の時代』著者が 「幸福感」の対極にある「悲しみ」と向き合う力について語る。 アダム・グラント、ダニエル・ピンク、グレッグ・マキューン絶賛。 ネガティブな感情をないがしろにして、 太陽のように明るく模範的な自分を演じたとしても、 あなたは「健康」にも「幸せ」にもなれないーー。 著者は、大学生時代、寮の一室で、友人から「葬式の曲」と言われるような悲しげな音楽をよく聞いていた。そうした曲を聴くと、「悲しい」のだが同時に「愛」を感じ、心が開かれていく。そして自我が消え去るような超越のひとときが訪れる。 どうして切ない曲を聴くと、妙に気持ちが高まるのか? その疑問をきっかけに著者は25年考え続け、それが本書に結実した。 本書は、「明と暗」「誕生と死」つまりビターとスイートは、永久に対になっているという前提にもとづいている。「常にポジティブであれ」といった社会的圧力から「悲しみ」や「切なる思い」「喪失感」といった感情に蓋をするのではなく、インスピレーションとして受け入れることが、創造力を高め、より深く豊かな人生を達成することにつながるのだという。つまり、「苦痛」を「創造力」や「超越する力」「愛」に転換するという考え方が、本書の核になっている。 「悲しみ」「切なる思い」を受け入れることに、どんなメリットがあるのだろうか。 著者は「悲しみ」の共有から「思いやり」「人とのつながり」が生まれると指摘している。「悲しみ」というのは、他人を思いやり、他人に利益をもたらす感情であり、愛情を生み出し、人と人をつなげる手段にもなる。すべての感情の中で、最高の「接着剤」になるのだ。 「悲しみ」は創造力を駆り立てる主な感情でもある。「創造力」のある人は苦痛を直視し、それをもっといいものに変えることができる。悲しい気分は注意力を研ぎ澄まし、集中力を高め、記憶力を向上させる。また、思考や判断の偏りを修正することもできるようになる。 また「切なる思い」とは、クリエイティブでスピリチュアルな状態への入り口だ。私たちの感情を解き放ち、気分を高め「魂の交わり」とか「畏敬の念」といった気高い状態を生み出してくれる。「切に思う」ことは、心のふるさとに行く手段となり、そのこと自体が、心理的な癒しにもなる。 さらに、つらい感情を受け入れる能力は長期的な成功にもつながる。習慣的にネガティブな感情を受け入れている人の方が、大きなストレスを経験したばかりであっても、プレッシャーを感じない。また、幸福感も強いことがわかっているという。 本書では、古今の「ビタースイート」な人々の様々な財産が紹介される。そうした財産をうまく生かすことで、あなたのやり方(創造のしかた、子育てのしかた、リーダーの務め方、愛し方、死に方)を改善することができる。本書を、あなたが自分自身を知り、他の人たちと理解しあうための一助にしていただきたい。 【こんな方へ】 ・ネガティブな感情は押し殺さなければ、と考えている ・元来内向的な性格だと自負しているが、無理に明るく振る舞うことがある ・つらい経験をどう乗り越えればいいのかわからない ・人のポジティブな面ばかりを求める現代社会に疑問を感じる 【目次】 第1部 「悲しみ」と「切なる思い」 第1章 「悲しみ」は何の役に立つのか? 第2章 私たちはなぜ「完全で無償の愛」を切望するのか? (そのことと、私たちが「悲しい歌」や「雨の日」、「神聖なもの」が大好きなこととは、どんな関係があるのか?) 第3章 「創造力」は「悲しみ」や「切なる思い」「超越する力」と関係があるのか? 第4章 愛を失ったときには、どうしたらいいのか? 第2部 「勝者」と「敗者」 第5章 多大な「悲嘆」の上に成り立った国家が、どうやって「笑顔」が当たり前の文化を築いたのか? 第6章 職場などで「ポジティブ」を強要されるのを乗り越えるには、どうしたらいいのか? 第3部 「人の死」と「命のはかなさ」、「死別の悲しみ」 第7章 私たちは永遠に生きることを目指すべきか? 第8章 私たちは「死別の悲しみ」や「命のはかなさ」を吹っ切ろうとすべきなのか? 第9章 私たちは親や祖先の「苦痛」を受け継いでいるのだろうか? もしそうなら、何世代も前の苦痛を転換できるだろうか?
  • 内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
    3.9
    メンタリストDaiGo氏熱烈推薦! 「リア充をぶっ潰せ! 内向的な人のほうが成功する方法のすべてがここに」 成功する人は外向型という常識を覆した、 全米ミリオンセラー。 相対性理論も、『不思議の国のアリス』も、グーグルも、 生み出したのは物静かな人だった! 内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。 外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。 同時に、外向型の欠点や問題点を挙げ、外向型の人は企業のトップにふさわしいか、チームで作業するやり方は本当に効率的なのか、などの問題も議論する。 *本書は2013年に刊行した『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』(講談社+α文庫版は『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』)を原著者の承諾を得て再編集した縮約版です。
  • 静かな力 内向型の人が自分らしく生きるための本
    3.9
    1巻1,386円 (税込)
    全米ミリオンセラー『Quiet(内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力)』のスーザン・ケインによる、同テーマのティーン向け版『QuietPower』の翻訳本。10代はもちろん、親や教育関係者も読みやすく、わかりやすい。
  • 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
    4.6
    1巻1,012円 (税込)
    ビル・ゲイツもガンジーもウォズニアックもみんな内向型人間だった! 内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のこと。社交的で自己主張が激しい外向型のイメージがあるアメリカ人だが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、内向型の強みと魅力を明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んでいて、すごくエネルギーをもらえた本だった。私自身内向型だと思っていて、自分自身でも肯定的に捉えてきたつもりだったけれど、改めてこの本を読んで内向型でもいいんだ。いやむしろ内向型の方がいいんだと思えるようになった。もちろん外交型を否定しているわけではないけれど、内向型は内向型で強みがあるんだと再確認できた。

    改めて、この特徴を生かしながら、内向型の良さを広めていきたいと思った…

    0
    2025年08月26日
  • 内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法

    Posted by ブクログ

    表紙吹き出しのキャッチコピーが手に取る人の安易な購買欲を煽ってるようで、至って堅実で謙虚な本書内容から大幅にズレてるのが誤解を招きそう。

    セルフモニタリング能力があり演技力が高いことから一見『外向型』に見えても、実は隠れ『内向型』の人も多いらしい。ちなみに私自身は両向型でどちらも強いタイプでした。

    とりあえず内向的傾向の強い人は、最後の数ページの【内向的人間向けサバイバル術】だけでも、読んでおいて損はなさそう。燃え尽きたり自分を見失った過去を振り返りつつ、これはもっと若い頃に読みたかったなと切実に思いました。

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    2025年06月28日
  • 内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法

    Posted by ブクログ

    内向型人間という言葉はどこかネガティブな印象を持って使われることが多いように思われるが、そこに優劣はなく、自分の表現方法と思考方法の違いであると言える。内向型は外交型よりもリスク判断能力が高く、深く思考することができる性質を持つ。そして、誰もが極端な内向型にとどまるわけではなく、時には偽外交型として振る舞い、世間との折衝の中で自分のポジションを調節し生き抜いている。重要なのは、セルフモニタリング力を高め、コアパーソナルプロジェクトを見つけ、適度に自分の回復の場所を見つけることだ。それは週末のカフェでもいいし、料理でも、大切な人との一対一のブランチでも充分である。自分の内面にどんな自分がいるかを

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    2025年03月15日
  • 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える

    Posted by ブクログ

    現代社会は、自信を持って人前で振る舞い、沢山の話を提供し、刺激を求め行動的な外交型の人間をあらゆる領域で理想とする風潮がある。しかし、いつも1人で本を読み、よく考えて話し、人前に出ることを嫌いながらも緻密に目の前の情報を処理する内向型の人間には、情報の深い洞察力、学力、改善力や、芸術的感性や感情のコントロールなどにおいて、社会において欠かせない力を発揮することができるという価値があるのである。それは一概に線引きできる特質ではなく、皆がそれぞれ外交性と内向性をまだらに備えており、それは適切な場面で無理することなく使いこなすことで120%の価値を発揮することができるのである。一方で内向型の人間が現

    0
    2024年09月29日
  • 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える

    Posted by ブクログ

     どうも私は他の人と友人との関わり方について、考え方が違うように感じられ、その疑問を解消法を探す内に本書にたどり着いた。その原因は、内向型の性質が強いことが関係していることが判明した。内向型とは、一人の時間に心理的ン休息を得ることができ、深い思考を得意とする人物のことである。本書は、外向型社会に生きる内向型人間の生き方と力を発揮する方法について説明されている。

     まず、人間は内向型と外向型の性質を持っており、人によってその割合は異なることを認識しておくことが大事である。現代は、外向型人間が必要とされる社会なので、内向型人間が社会との差に悩むことも珍しくない。ガンジーやオバマ大統領など著名人に

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    2023年07月26日

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