あらすじ
メンタリストDaiGo氏熱烈推薦!
「リア充をぶっ潰せ!
内向的な人のほうが成功する方法のすべてがここに」
成功する人は外向型という常識を覆した、
全米ミリオンセラー。
相対性理論も、『不思議の国のアリス』も、グーグルも、
生み出したのは物静かな人だった!
内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。
外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。
同時に、外向型の欠点や問題点を挙げ、外向型の人は企業のトップにふさわしいか、チームで作業するやり方は本当に効率的なのか、などの問題も議論する。
*本書は2013年に刊行した『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』(講談社+α文庫版は『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』)を原著者の承諾を得て再編集した縮約版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙吹き出しのキャッチコピーが手に取る人の安易な購買欲を煽ってるようで、至って堅実で謙虚な本書内容から大幅にズレてるのが誤解を招きそう。
セルフモニタリング能力があり演技力が高いことから一見『外向型』に見えても、実は隠れ『内向型』の人も多いらしい。ちなみに私自身は両向型でどちらも強いタイプでした。
とりあえず内向的傾向の強い人は、最後の数ページの【内向的人間向けサバイバル術】だけでも、読んでおいて損はなさそう。燃え尽きたり自分を見失った過去を振り返りつつ、これはもっと若い頃に読みたかったなと切実に思いました。
Posted by ブクログ
内向型人間という言葉はどこかネガティブな印象を持って使われることが多いように思われるが、そこに優劣はなく、自分の表現方法と思考方法の違いであると言える。内向型は外交型よりもリスク判断能力が高く、深く思考することができる性質を持つ。そして、誰もが極端な内向型にとどまるわけではなく、時には偽外交型として振る舞い、世間との折衝の中で自分のポジションを調節し生き抜いている。重要なのは、セルフモニタリング力を高め、コアパーソナルプロジェクトを見つけ、適度に自分の回復の場所を見つけることだ。それは週末のカフェでもいいし、料理でも、大切な人との一対一のブランチでも充分である。自分の内面にどんな自分がいるかを探しながら、日々を楽しもう。一言言いたいのは、最近の世の中は外交型が優遇され過ぎている。リーマンショックのような事態になる前に、内向型が適切にストップをかけて全体を調節しなくてはいけないのだ。
Posted by ブクログ
共感できる点が多く、完全な内向型だと確信した。HSPについても少しだけ書かれている。無理せず生きやすくなるように、自分を分析した上で職場環境など選択できたら良い。
Posted by ブクログ
‘内向型’な性格について、社会とのつながりや‘外向型’との対比を用いつつ、‘内向型人間’を肯定しつつ幸せになる方法を説いた本
私はテストで17/20の点数だったのでほぼ確実に内向型の性格なのだろう。
訳本になるので、内容がところどころ分かりづらい部分があるが、大筋は上記の通りであり、内向型人間の行動原理や外向型人間に比べ優れている点を述べている。
私は現在イベント企画などクリエイティブな面でリーダーを務めているが、内向型リーダーはクリエイティビティを持ってチームをまとめられる点が特徴とあったので、今の活動を肯定された気がした(マネジメントの知識は他でつけたが)
終章にある、「ハリウッドのスポットライトがふさわしい人もいれば、机に置いたスタンドがふさわしい人もいる」という言葉の通り、皆が皆外交的で活発な生活を送ることが理想なのではなく、中庸を取りつつ1人の時間も大切にしていこうと感じた。
その点で言えば、MBTIでいうINFJの性格のその通りだとも言えると感じた。
Posted by ブクログ
僕は自身の内向性を偽っていると分かっているが、そのことを誰かに伝えようとすると「またまたぁ!話すの上手いじゃない!」などと切り捨てられてしまう。
外向型が優位な社会にアジャストしているだけなのだが。
内向性を認識した上で、内向型であるがゆえに成し得たといえるように生きていきたい。
そして、他者の物静かな性格に対して偏見を持つのをやめる。
娘が人前で話すのを恥ずかしがったときにがっかりしないように、外で遊ぶことよりも家の中でおままごとをすることを好むことを責めないようにすること。
「多くの内向型がそれを自分自身にまで隠しているのには理由がある。私たちは、外向型の人間を理想とする価値観のなかで暮らしている。」
—『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)』スーザン・ケイン著
Posted by ブクログ
「他者とのコラボレーションこそが学びだ!」という環境に身を置く内向型人間です。
無理をしてでも自分自身を変えなければ… そう悩んでいる時にこの本を読みました。
今の時代がいかに外向型至上主義であるか、また内向型の人々がいかに過小評価されているのかを知ることができました。
加えて、内向型人間が外向的に振る舞えるケースも説明されており、単に内向型を礼賛するだけではない点も主張として非常に丁寧だと感じました。
Posted by ブクログ
まず自分の知ることが大事だと感じました。
完全な外向型もいなければ完全な内向型もいないので、特性としてどういう時に不安感を感じやすいかを知ること、そしてそれを負い目に感じないこと。
無理に自分を変えようとするよりも、自分が実力を発揮できる環境を作った方が無理なく高いパフォーマンスを出すことが出来る。
苦手を克服するよりも得意を伸ばすこと。
残念ながら今の会社の構造で外向型が評価され優位に立つ構造は変える事は難しく、本書でも注意深さでサポートする立場であったり芸術家などの個人プレータイプでの生き方を暗に勧められているようにも感じられた。
読む労力と得られる精神的ベネフィットは釣り合ってないと思った。
Posted by ブクログ
何事にも臆せず明るくて積極的な性格に憧れていたけど内向的な性格も色々な素晴らしい面があることを知れて自分を責めるような考えが少なくなったので良かった。