小池真理子のレビュー一覧
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壮大な大河ドラマでも見てるかのごとし
ページをめくる手が止まらなかった
夫を亡くし、再婚した女性の、淡いプラトニックな恋物語かと思いきや、そんな単純ではなかった。
後半で、様々などんでん返しが。
俊輔のモラ夫ぶりが言葉一つ一つですごく伝わる
主人公には、多々イライラさせられた
特に、最後の野々宮の決断に対してとった態度
普通、野々宮の決断には理解できると思うが、、
幼稚だよね
実写化するなら、、
さわ 森田望智、徳永えり、河合優実、中村ゆり
野々宮 ディーン・フジオカ、中村倫也、玉置玲央
森山未來、松村北斗、宮沢氷魚
俊輔 高嶋政宏、渡部篤郎、上川隆也、内野聖陽
で、どうで -
Posted by ブクログ
読み終わって思ったことは、小池真理子さんのファンであれば、この一冊は読まなくてはならないと云う程に秀作だった。
7編の短編集なのだが、どの物語もジワジワと胸に迫ってくる内容だった。
小池真理子さんが各短編に込めた主人公たちの心の迷いが、とても繊細に綴られている。
酸いも甘いも知り抜いた年配の方々ほど、登場人物たちの心の内の機微が理解できるのではないかと思った。
人は生きている限り、何かしら人には決して言えないような悩みや迷いを抱えていると思うが、歳を重ねるにつけ心の内には変化が生じるようだ。
そんな繊細な心の内を、分かりやすい丁寧な言葉で小池さんは綴られている。
7編中、私が特に印象深かった -
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ネタバレ生まれて間もなく誘拐された実の弟が見つかり
彼は大好きだった父の生き写しになっていた
主人公澪は愛人として自堕落な生活を送っていたが弟昭吾は澪の心を癒し
また昭吾も澪に惹かれていく実の弟との恋愛小説だ
オチが賛否両論と聞いていたが私はその直前の昭吾の希死念慮が幼少期からあったという話や
最後は別れるか死別だなと思っていたので昭吾からの無理心中という選択肢にある意味愛を見つけた
澪は愛人と決別しちゃんと未来を生きて行こうとして最後の一ページのオチだ
確かに賛否は出るだろう
でも私は世間で認められない近親相姦であり実の姉と弟未来がないと分かっていたけど未来に歩多かった澪と澪に惹かれたからこそ澪と無 -
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ネタバレ1963年11月9日、横浜で鶴見事故、福岡の大牟田で三井三池炭鉱大爆発があったその日、両親を殺害されたある少女が主人公。
小池真理子さんご自身が10年を掛けて紡ぎ上げた大作とあり、私のような素人がインタビュー記事を読み齧っただけで感想を述べるのもおこがましいのですが、喪失しながら歩み続けたからこそ書げられた作品だったのでは…と、胸がいっぱいになりました。
なぜそう思ったかの理由は、左千夫の描き方にあります。
映画館で間宮と対峙したあたりから立待岬での幕引きまでは、左千夫のことを陰鬱で臆病な自尊心の固まりのように容赦なく描写されていますが(実際に百々子を見つめる左千夫の視線と妄想は反吐が出 -
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タイトルから抽象的でよくわからない話が多いのかなと思いましたが、展開自体はわかりやすく、続きが気になってどんどん読みたくなるような文章でした。背筋がぞっとした瞬間も何度かありました。
ですがやはり異形の正体はわからずじまいで、気になる所で終わるお話もあります。
「山荘奇譚」は王道のジャパニーズホラーという感じで良かったのですが、何があったのか?なぜそこに居着いているのか?など幽霊の背景がとても気になります。
「ゾフィーの手袋」は女性に感情移入してしまい、ゾフィーに負けるなと応援したくなりました。
「森の奥の家」の大切な帰る場所を舞台にした穏やかな雰囲気が好きだったので、社長との不倫の設定は -
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秘密がテーマの物語。
秘密は秘すもの。なので物語に描かれている秘密は最早秘密ではない。
読後、作者が描かなかった意図して秘したものを想像してみた。
静子さんと俊輔さんを別れさせ、時期を見て俊輔さんと野々宮さんを出会わせ、野々宮さんと彩和さんの想いを利用して俊輔さんを追い詰めていく。
影山さんと長谷部さん。長谷部さんは同業者だら俊輔さんに対するジェラシーはあっただろうし、影山さんは惚れたのは丘太郎さんであって息子の俊輔さんではないし服従は本当は辛かったのかもしれないし、もしかしたらふたりは恋愛関係?にあったのかもしれない…なんて我ながら妄想甚だしい。
妄想をもうひとつ。
俊輔さんは最初の遺言状 -
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朝日新聞「be」で連載していた(2020~2021年頃)のを途中から読むようになって以来、いつか全編読みたいと思っていたのをようやく読んだ。しっとりと落ち着いたところで読みたいと思い、小池さんと夫の藤田宜永さんが暮らしていた軽井沢ではないけど、奥日光のホテルに泊まった冬の夜から翌朝にかけて読んだ。
自分は伴侶をなくした経験はないしこのままだと今後もそんなことなさそうだけど、親や友人とは違う存在で長いこと人生をともにした存在が亡くなったときの悲嘆や戸惑いなど心のもちようが静かに伝わってくる文章だとあらためて思った。小池さんと藤田さんがかたちだけの夫婦として長く暮らしてきたのではなく事実婚の期間も -