小池真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ唯川恵が解説を書いている。
「この美しい結末に、涙することのできる自分が嬉しかった。
大丈夫,私はまだ失ってはいない。大切なものを感じる力をちゃんと持っている。
私がこの「冬の伽藍」で感じた感動を、今,読者のみなさんと共有していることをとても光栄に思う。」
うまい。この文章を読んだら,唯川恵の書いたものが読みたくなってしまう。
作家は、他の作家のよいところを見つけた時に,その作家自身も伸びるのかもしれない。違う方向へ進みながらも、別の方向も良いと思えることに自信が涌くのだろう。
「冬の伽藍」は第一部は目をつむって、黙々と読み進み,
第二部の手紙の部分まで辿り着くことが大切。
第二部の -
Posted by ブクログ
ネタバレ「エリカ」と「瑠璃の海」を同時に読んでいます。
エリカの感想には
小池真理子の書きたかったこと。
日常にありえる設定で、どの方向へ進むかではない。
どの方向へ進んだとしても、そこにあるのは日常であるということ。
設定そのものに対する見方を提示している。
描写の旨さは、旨いことがいいことなのではなく、日常的である枠に収めてしまうところがいいことなのではないか。
小池真理子が書きたかったことはそんなことではないかと思う。
と書きました。
瑠璃の海も全く同じ文脈で読んでいます。
進んだ方向に疑問を投げかける方も見えます。
物語なのだから、そちらに進んだらという仮設だと思って読まないと,疲れ -
Posted by ブクログ
1よりすごい怖い話が多かったのですが!!ひい!!朝読書の間、一人でひぃひぃ怖がっておりましたよ。
生きがい
人を世話することが生きがいの女性。彼女は、飛行機事故で夫と子供を同時に失って以来、生きる気力を失っていた。そんな時、彼女の管理するアパートに住む、息子と良く似た大学生が、風邪をひいて寝込んでしまう。
彼女は献身的に彼を看病し、久しぶりに生きがいを見つけるのだが、その結果、思わぬ事実に気がついてしまう。
青い夜の底
売れないシナリオライター。今回の原稿も没を食らい、愛する女とはしばらく連絡が取れていない。無気力になった主人公の目の前に、数週間ぶりに彼女が現れる。しかし、彼女が連れていく -
Posted by ブクログ
ネタバレなんらかの家にまつわる記憶短編集6話。
刺繍の家
獣の家
封印の家
花ざかりの家
緋色の家
野ざらしの家
解説は結城信孝
「刺繍の家」は、結末の説明が十分にないところが恐い。読者がいろいろかってに想像できる。
「獣の家」は、「キノコ」の家と呼んでもいいかもしれない。結末が恐すぎ。
「封印の家」は、義母の愛情か,自分の思い込みか、家族について考えさせられる。
「花ざかりの家」は、女性が気が狂う話でちょっと苦手。
「緋色の家」は、推理小説はこうじゃなきゃというような展開。「
「野ざらしの家」は、父親と娘の関係がいま一歩理解できていない。ある意味恐い。
この本は、恐い,本当に恐い。
あとがき、解