小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小池真理子さんと藤田宜永さん二人とも好きな作家である。
小池真理子さんの新刊がでないな〜っと感じていたら藤田宜永さんの訃報が…
この本の単行本がでたときはなぜか手を出せなくて…今回文庫化したのを知り手にいれ一気に読みました。喪失感を小池真理子さんらしく書いていました。
藤田宜永さん、お疲れさまでした。そしてありがとう…訃報をきいてまだ私の本棚には未読の本があります。私も喪失感がやわらぎ始めたら手にとりますね。
水面に石を落とし波紋がひろがり、いつかはまた静かな水面にもどるけど落とした先の石の深さは人それぞれ。忘れることはできず、かえって私の身体に残り頭の片隅にくっきりと残る。悲しみは消えないけどまたいつかあう日までその日その日を生きるしかないね。
小池真理子さんこれからも応援します!
ぜひ〜 -
Posted by ブクログ
まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、何度繰り返し読んでも飽きることがありません。おぞましく、美しく、そしてどこかしら穏やかで静謐な印象が強く残ります。
鈴木光司「浮遊する水」、三津田信三「集まった四人」は本当に怖くって、嫌。ホラーは怖くても楽しいと思えるものが多いのだけれど、こういう質の怖さは本当に嫌。なのだけれどもちろん大好きです。夜中にひっそり読めないというだけで……。 -
Posted by ブクログ
あぁ〜、やっぱり小池真理子さんは、良いわ!すごい事件が起きるとか、犯人探しとかなくても、もう、グイグイと読まされてしまう。小池真理子さんは、美しい文を書くけれど、それは決して女らしいとか綺麗とかいうことだけではなく、丁寧さと、深みのある力強さと、リアリティがあるので、恋愛ものでも、ミステリーでも、ホラーでも、良い意味で、品の良い味わいがあるのです!
私自身は「何もかも捨てて見知らぬ地へ行く」ということをする勇気もないし、幸い、逃げなきゃならない事情に陥ったこともないけれど…。それしか選択はないと思えるほど…だけど、死ぬことは絶対考えない、という主人公の泉の心情に、終始いろいろと感じながら読んでいました。
女性画家の八重子も、“世界お人好し選手権があったらグランプリ”になるくらい”の(笑)おかまのサクラも、言葉は乱暴だけど、心根の優しさがあり、とっても良い味出してたなぁ。
黙々と、ただただ生きていった泉に寄り添い、ラストは…良かった。泣けました。
印象的だったところ少し。(人生ってワード多くなっちゃった)
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失うものなど、もう何もなかった。だからこそ生きのびることができる、というのは、人生の途方もない皮肉だった。
自分が負わされた傷。図らずも自分が悪魔になって相手に刻みこんでしまった傷。それらを隠蔽し、風化させ、忘れてしまったような顔をしながら、飄々と生きていく以外、方法がないのが人生なのだ。
あたしはね、理由が何であろうが、女に暴力をふるう男は全員、死ねばいいと思ってんだよ。同じクズでもいろんなのがいるけど、そういう男は最低のクズだ。
子を作れば、何かと悩みのたねになるし、作らなかったら作らなかったで、後悔のたねになる。人生は難しいさね。
まじめに答えられると腹が立つから、笑ってりゃいいのよ。あんたも馬鹿ね。
変わり身を早くしなくちゃ、生きていけないじゃないの。人生これすべてサバイバルよ。
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