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煉獄の中で、私は天上の果実を口に含んでいた……。夫を事故で失った高森悠子は、薬剤師として勤めることになった軽井沢の診療所で医師・兵藤義彦と出会う。彼もまた、妻の美冬を自殺で亡くしていた。義彦に恋心を抱きながら、好色なその義父・英二郎の誘いを拒みきれない悠子。エロス匂い立つ、長編恋愛小説。
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Posted by ブクログ
小池真理子さん大好きです。 三章構成、大きな事件があり、手紙のやり取り、最後へ。 小池真理子先生の巧みな表現方法で世界観にどっぷり浸かることができる。軽井沢の住み心地を体感できる。 人間の心情の浮き沈みに相乗りさせられ、作品の感情と自分と感情がシンクロしてくる。そしてそのまま結末へ。心拍数も上...続きを読むがるし上気してくる。 以下は好きなところを引用。 "「夏だった。よく覚えてる。忘れたこと、ない」 悠子はそう言った。 ふいに弾けるようにして二人の間で笑い声が途絶え、後には暖炉の中で薪が爆ぜる音だけが残された。" 悠子の確かな気持ちが漏れ出てきたところ。漏れたからこそその強さを感じることができる。
小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。
開始50ページで心掴まされました。そこからはずっと充足感に浸れました。久しぶりに読んでよかったと思える本に出会いました。読後の寂寥感が最高でした。
初めて小池真理子さんの小説を読んだけれど 情景描写が細かくすぐに引き込まれていった。 まるで軽井沢の銀世界にいるようで 私が悠子でも全く同じ道を辿る気さえした。。。 所々切なくて胸が締め付けられるような場面があり 最後は悠子を思う摂子の友情に涙。
【既読】 本当に長い、長くて深い愛の話。ラストの描写に号泣しました。 こんなに胸が締め付けられるのは、2人が出会えた喜びだと思いたい。 けれど、もう少し出会いが早かったら悠子は…と終わったことを考えてしまう自分が嫌だ。 自分と正反対で強く、一途に愛に輝く主人公が好きだからこそ小池さんの描く物語を読...続きを読むまずにいられないんだと改めて思いました。
小池真理子さんの小説はお互い想いあってるのに 切なくて最後まで愛し会っているように感じられる 胸がぎゅっとなりながら、それでも相手のことを忘れられない。 最後まで会いたいのは彼なんだと思いました。
義彦に恋していながら、その義父である英二郎の誘惑も拒みきれない悠子。一章はその3人に亡くなった美冬も加えた歪んだ関係が描かれていて、英二郎には嫌悪感を抱きながらもその魅力に抗えない悠子の心情が揺れ動くのが甘美でもあり、スリリングでもあった。個人的には英二郎さんには魅力は感じないのだけど、言い寄られる...続きを読むと弱い部分があるというのも、理解できなくはないかな。 三章で、摂子視点に変わると作品の色合いも違ってきて、あまり見たことはないけど韓流ドラマみたいな展開だなと感じつつ、どうなるのだろうかと先が気になった。 バッドエンドとは思わないが、幸福な話とも思えない、でも冬の軽井沢の情景描写も含めて美しいと思える話で、読み応えのある長編でした。
伽藍つうには清謐さが人工的だけどでも良いわー。 美男美女だけど甘過ぎないしクサ過ぎないし、 何より三部それぞれの見せ方、切り口の変化が最高
結末が気になり、半分以上を連続して読んでしまった。 男女の物語でもあるが、友情もまた強く書かれている。
ドロドロ好きな友達にオススメされて読んでみた。ラストの情景が美しい!手紙の章は、さらっとよみとばしたけども。
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