小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はじめて読んだ小池真理子さんの作品。
そして貧弱な私の読書経験のなかで最も私を震え上がらせた一冊。
早く続きが読みたくてたまらない、でも夜は怖くて本を開くことさえできない。
そのため通勤電車の中や、お昼休みに読み進めました。
現実がこうだとは信じたくありませんが、女の怖さを垣間見た気がします。
無知な私はタイトルからエロスを感じたのですが、開いてみると日常に潜み膨らむ殺意をリアルに読者に思い描かせる文章です。
タイトルで私を誘っておいて、内容で震え上がらせた小池さんは私にとっての魔女ですね。笑
また女性の怖さを知ると同時に、男性として殺意を抱く主人公にも共感してしまったので
私の中にもこう -
Posted by ブクログ
ネタバレ女子大生とある夫婦との3人の関係を描いた物語。活動家の男子学生と付き合っていた中で出会った、不思議な夫婦。とても仲はよいけれど、お互いにお付き合いをする彼女や彼氏がいるという夫婦。
よく言う三角関係とは異なり、三人で過ごす時を重ねる中で、三人がひとつとなり、結びつきが布美子の心を揺さぶり、悲劇へとつながっていく。
最後の最後に、夫婦の現在の姿が描かれていることで、今もまだ布美子の思いは息づいているんだと分かり、胸がいっぱいになった。読んで決して汚らわしい感じやいやらしい感じが一切そぎ落とされて、美しい「恋」の姿を見た気がした。