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Posted by ブクログ
初めて読んだ小池真理子さんの著作。
去年の秋頃、とっても色っぽく年を重ねている女性の方とお会いする機会があって、その際におすすめの恋愛小説として小池真理子さんの著作を挙げられた。
彼女曰く、小池真理子は作家の中で特に美人で、きっとものすごくもてていた、そういう人が書く描写はすごく生々しくて、だから好きなのだそう。
それ以来ずーっと読んでみたくて本作を購入し、今年になってようやく読み始めたの。笑
読んでみての感想は、久しぶりにこんなどろどろした気持ちになった。
読んでいて気持ちがずーーーんとなる小説が(特に去年の夏、ロンドンから帰国後)好きだったんだけど、まさにそう。
本作については、読んでいる間はすらすら先が気になって読み進めちゃうんだけど、ふと本を置いた時とかにくるなんとも表し難い暗さが癖になっちゃう。
どうしようもなく、包まれる、
暗くて、痛くて、狂気的な感じ。
なんか、流されて生きるって怖いと思った。
自分の芯を持ってそれを信じ続けて生きるのって、今の私にとっては難しい。(自信がないからかな?)
他人を応援することや、思想や行動についていくのは、簡単。
簡単だけど、その分なにかを犠牲にするのかな。
なにかを犠牲にするって言うのも語弊があるな。自分のために使える時間なのに、他人のために貴重な時間を費やしてしまってる、というニュアンス。
確かにそれは誰かと生きていくことに必要なこと、、、だと思う。ある程度までは。
ただそれが過度になりすぎちゃうと依存度の高い、自分がない人生になっちゃうのかなって思った(・ω・)ノ
私も最近そうだから気をつけよう。
Posted by ブクログ
この時代(政治と思想)の小説がとっても好き。60年代70年代の大学生を描いたものがたまらなく好き。
私らの時代には時代の核とよべるものはもう何もないからなぁ。核の有無は単純な善し悪しでは測れないけど、ぼんやりとした憧れがある。
安穏としているうちに終わりそうな今も好きだけど。
小池真理子さんの作品は3作目。
「恋」(これも政治と思想の季節が描かれている)、「瑠璃の海」。
「恋」はひょっとしたら今まで読んだ恋愛を扱った小説の中でもかなり好きな作品になったんだけど「瑠璃の海」があまりにも陳腐なフリンものだったんで萎えてそれ以来読んでなかった。
「無伴奏」も「恋」と本作と同じような時代が描かれているらしいので次は「無伴奏」かホラー短編集を読む。
Posted by ブクログ
本としてはとても読みごたえがあるし、
さすがに小池真理子さんって事で、一応★は4つにしました。
が、
内容は自分の好みから言えばものすごく気持ちの悪い本でした~。
学生運動盛んな時代に青春を過ごした人には、
あの時代は本当に特別なものなんでしょうが、
その時代を知らない自分には、その特別感がうまく言えませんが
なんだかうっとうしい。
(だからどーした。何がそんなに特別なわけ??って、感じ・・・。)
それに50も超えた男女のあられもない性描写は、なんだか醜悪・・・。
色々理解出来ない感覚が多かったせいか、
人間の内面の毒気にあてられたせいか、
読後感はなんともいえない気持ち悪さ・・・。
Posted by ブクログ
途中から、読んだのを後悔したほど恐ろしくてたまらなくなったのだけれど、ものすごおおーーく引き込まれて夢中で読んだ。やめられなかった。小説らしい小説というような感じがして、読みごたえあった。衝撃的ですら。わたしは1964年生まれなので学生運動についてはあまり知らず、これまであまり深く考えたことがなかったんだけど。でも、ごくごく普通の学生でも、ちょっと文学とか哲学とかに興味あったりしたら、たちまち運動に引き込まれてしまいそう。あと、普通に分別のある人間だろうに、特殊な状況に置かれると、集団の狂気というか、リンチ殺人とかおかしいと思わないようになるのか、などと思うと人間って本当に怖い、としみじみ。現在の、原発のこととか、肉の食中毒のこととか、人間って集団とか組織になるとまともな分別をなくすんだろうか、とかまでいろいろと考えてしまった。恋愛モノとしては、わたしは、どろどろした、とか、退廃的とか幻想的とか、苦手なので、あまり……。これが初小池真理子だったのだけれど、「恋」も読んでみるべきなんだろうか……。
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