小池真理子のレビュー一覧

  • 無伴奏

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    小池真理子作品、初体験。

    ノスタルジックなのに感傷的でなく、悲劇なのに重すぎない読後感。

    その時代の色に染まり、タバコの香りすら漂ってきそうな小池真理子の骨太な文章力に圧倒されました。

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    2012年03月26日
  • 柩の中の猫

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    ネタバレ

    小池真理子の本で、最初に読むことをお勧めします。

    絵描きを目指す女性
    美術大学の先生
    その娘
    娘の飼っている猫 ララ
    ララは、ママの役割を果たしていた。

    描写は丁寧で、華美にはなりすぎず、
    直木賞を取られた「恋」よりは、分かりやすいので、
    最初に読むのに適していると思われます。

    話の構成、筋書き、すれ違い、嘘、思いやり。
    人生のいろいろな構成要素を持っている。

    途中、猫好きでないと分からない描写の部分があるかもしれません。
    猫好きの人なら、きっと、自然にわかると思います。

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    2012年09月29日
  • 会いたかった人

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    どろどろしたのが読みたい気分だったので
    「女の“友情”は一周回って“憎悪”に変わる…?」
    という帯に惹かれて購入。

    一話目からかなりこわい、女、というか人間の怖さ。

    話の始まりはどれも日常的で引き込まれやすい。
    どのオチも面白かった。

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    2012年01月31日
  • 夜の寝覚め

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    小池真理子さんの小説はとても素晴らしいです。(∩.∩)
    まるで映画のスクリーンを見ているかのように
    情景が浮かんできます。

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    2011年09月14日
  • 無伴奏

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    1960年代などの学生運動が盛んだった時代を背景とした小説を初めて読んだけど、読みやすかった。
    結末には意表を突かれました。

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    2011年09月01日
  • 午後の音楽

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    メールのやりとりの本というのは、初めて読みました。情景が目に浮かぶような読みやすい作品でした。ただ、女も男も、誘惑に負けていけないことにはしり、秘密のままにするといったことが少なからず誰にでもあるのではないかと思わされ、なんだか信じられなくなりました(笑)

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    2011年08月15日
  • 彼女が愛した男

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    切なすぎるでしょ、小池さんってのが読み終わったときの正直な感想。
    そして尾木に不覚にもきゅんってした。
    強引さと彼女に対する思いにね。
    後半の2人の逃亡があたしは好きだなー

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    2011年08月02日
  • 無伴奏

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    小池真理子さんの小説で一番好きな本です。
    70年代、切なくてノスタルジーに溢れた作品。
    事件から20年後、主人公が訪れた仙台の街から無伴奏という
    喫茶店は無くなっていて、街の景色は一変していた。
    ただ、あの頃の景色、空気、匂いというものが、セピア色の記憶の中に悲しく、甘美でかけがえのないものとしていつまでも残るんだろうな。
    そんな世界観が好きです。

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    2011年06月30日
  • 水の翼

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    主人公に共感でき、世界に引き込まれる物語だった。
    恋、芸術、時代がうまく調和していて、この物語こそハッピーエンドで終わってほしいと思ったし、美しい少年を強くイメージした。

    その後の続きがあるなら是非読みたい。

    途中から読み始める時、どこまで読んだっけって前後を読み返す事が多いがなぜかこの本はどこまで読んだかが明確で少し時間が空いても展開を覚えている、脳みそにストーリーが直結して記憶している感じ、そのくらいインパクトがあった。

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    2011年05月06日
  • 恋

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    頭の中で映像が飛び切り美しく描けた本。普通の三角関係を想像して読むと大きく裏切られる。最後まで一気に読まされ、直後に幸せだった時の三人の姿を思い出させられ、涙。余韻が凄い。

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    2012年08月10日
  • 無伴奏

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    女性側から見た男同士の恋愛ものというのが、私は好きなんだと思います。
    男性視点からの作品も好きですが、どうにも自分は女である枠から逃れられないので、女の視点から見た男同士の恋愛への嫌悪・戸惑い・甘美という感情を受ける女性の主人公に、共感と共にリアルさを感じるのだと思います。
    時代背景など含め、惹きこまれました!

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    2011年04月14日
  • 愛するということ

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    一日で夢中になり読破してしまった。
    今の状況にぴったりはまっていて、心の隙間が多少うまったような気持ちになり、涙がとまらなかった。甘くセツナイ、でもためになる本。

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    2011年02月24日
  • 冬の伽藍

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    【既読】
    本当に長い、長くて深い愛の話。ラストの描写に号泣しました。
    こんなに胸が締め付けられるのは、2人が出会えた喜びだと思いたい。
    けれど、もう少し出会いが早かったら悠子は…と終わったことを考えてしまう自分が嫌だ。

    自分と正反対で強く、一途に愛に輝く主人公が好きだからこそ小池さんの描く物語を読まずにいられないんだと改めて思いました。

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    2010年10月28日
  • 恋

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    大学教授とその妻、そして彼のもとでアルバイトする女生徒の不思議な三角関係。それが崩れそうになった時、教授夫婦の軽井沢の別荘で彼女は猟銃で撃ってしまった。
    (再読)

    良かった。なかなか良かった。最後の手紙を読むと泣けてしまった。ミステリーだけど恋愛小説とも言っていいかも。

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    2010年08月15日
  • 夜の寝覚め

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    巻頭の「たんぽぽ」が好きだ。
    何度読んでも、泣いてしまう。
    なんとも泣かせる言葉が終盤出てくる。
    その相手を想像できるあなたは幸か不幸か。

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    2010年06月13日
  • 無伴奏

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    今はこの表紙なのかな?
    思い出すだけで熱いものが込み上げてきます…

    歩さんの言葉の一言一言が、幼稚な私には上手い表現方法が見つけられませんが、とにかく温かく、ウツクシイ
    言葉が心に、悪い意味ではなく、突き刺さり、痛くて、辛くて…辛くて…

    あぁ、上手い言葉が見つけられない自分に対するもどかしさ…

    そう、時に言葉は意味を無くし、思いのみがすべてを語る

    適当な言葉が見つけられない自分へのカッコツケな言い訳…

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    2010年03月10日
  • 瑠璃の海

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    晩秋の夜、高速バスが炎上。この事故で夫を失った園田萌と、娘を亡くした作家・石渡遊作が出会ったのは、二か月後の遺族会がはじめてだった。喪失の同じ痛みが、ふたりを分かちがたく結びつけてゆく。だが孤独と絶望の淵からはじまった愛は、スキャンダラスに取りざたされることに。互いに溺れ、社会に背をむけたふたりに残されているのは、この恋に殉じること。究極の道行を描く渾身の恋愛長編。



    なんだかなぁ。。。
    そういうものかなぁ。。。
    なんて思ってしまいます。
    現実にはどうだろう?
    考えてしまいます♪

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    2010年01月18日
  • ナルキッソスの鏡

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    読んだのはかなり昔ですが、めちゃくちゃ怖くてめちゃくちゃ面白かったのを覚えてます・・・またミステリとかサスペンスも書いて欲しいものです・・・

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    2010年01月17日
  • 水の翼

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    「ヒーローはイケメンであれ」
    です。

    胸がきしきしする場面ばっかだった記憶が。
    気持ちを文字にしてみるとすごく重い。
    でもなんか、ぴったりハマる。
    そうそう、この気持ち文字にしたらこういう感じ、っていうのがぴったりハマってて切なくなる。

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    2010年01月11日
  • 恋

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    一気読み。

    一つの事件を起こすべく
    みんなが動いていったようで
    運命ってこういうものなのかなと
    思った。

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    2009年12月18日