小池真理子のレビュー一覧

  • 天の刻(とき)

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    これが大人の小説なんだって思いました。40代の女性のいろんな形の恋愛。そして死についての思い。確かにR35にしてもいいと思います。ヒロインたちの気持ちが痛いほど伝わってきます。ついに私も熟女の仲間入り?

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    閉じられた世界での甘美な幸福を描かせたら、小池真理子の右に出る者はいない。その幸福には必ず悲劇が潜んでいる。直木賞受賞作「恋」にも通じる世界。引きこまれます。

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    2009年10月04日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    ジャパニーズホラーー!
    徐々に倍増していく恐怖、見事に日本的でした。
    広大なマンションに自分たちだけ、という状況でも充分怖いですが、理由のわからない恐怖ほど怖いものはないですね。
    しかも理由らしきものが提示されながら、最後まで原因も結末もわからないまま。
    あんなことがあっても引き続き入居者を募集する会社の意図は意味不明ですが、訳のわからない事を想像するよりも現実の利益優先、という、ところでしょうか?
    家族が手を取り合ってなんとか乗り越えようとしている健気な姿だけが救いでした。

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    2025年12月28日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • 沈黙のひと

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    読み応えのある作品だった。
    親が死に向かう姿を見ると同時に自分の半生を振り返る。そして自分の知らなかった父を知る。
    父には何が残ったのか、そして私には何が残るのか。
    自分の、今現在の在り方をも考えさせられる一作。

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    2025年12月11日
  • 墓地を見おろす家

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    幸せな一家が引っ越してきたのは、駅近で南向き、生活至便な文句なしの格安マンション。 墓地、寺、火葬場に三方を囲まれているという一点を除いては……。

    豊かな生活環境と、そこへじわじわと忍び寄る得体の知れない不気味さの対比が、読んでいるこちら側にもひたひたと不安感を煽ってきます。

    終盤の展開が「かなりの力技」と聞いてはいましたが、なるほど、たしかに。思わず「えー!そんなことある!?」と声が出てしまうような展開に引き込まれてしまいました。とても楽しめました!

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    2025年12月06日
  • ウロボロスの環

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    前夫を若くして亡くし、幼い娘をひとりで育てていた彩和は、18歳上の俊輔と再婚する。
    俊輔もまた前妻との間に息子がひとりいた。
    前妻の杏奈は、華やかで気さくな頼りになる存在だった。

    夫が経営する「アンティークたかしな」は、さほど潤沢ではないようだが、TV出演や原稿書きなどで副収入に恵まれていた。

    穏やかに夫婦と娘と暮らしていたはず…だが、いつしか運転手の野々宮との関係を疑いだす夫は、しだいにアルコールの量が増え、嫌味や酷い絡み方をするようになる。

    ある日、彩和と野々宮は思わぬ場面で秘密の共有をすることになり…

    夫が亡くなった後の遺言状を見た後に2人の運命は想像もしなかった方向へと辿る。

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    2025年12月01日
  • ウロボロスの環

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    夫を亡くし、裕福な古美術商と再婚した彩和。夫は優しそうではあるが酒に溺れ、妻が秘書と関係を持ってると疑心暗鬼に。

    昼ドラ的内容なのに読ませるのは理知的な文章だからか。テーマはウロボロスというよりオイディプス。

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    2025年11月28日
  • 墓地を見おろす家

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    読みやすいし、ちゃんと怖いし、おもしろいホラー。中盤から終盤にかけての理不尽と恐怖に駆られていく感じに読む手が止まらない。襲いかかる恐怖の正体は不明のままだが、終わり方も潔い感じでよかった。

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    2025年11月26日
  • ウロボロスの環

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    小池真理子さんが大好きなので甘い評価ですが
    途中までは盛り上がったのです
    最後は無理矢理キレイに終わらせようとした感じがして…
    でも久しぶりの小池真理子ワールドは面白かった

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    2025年11月17日
  • 墓地を見おろす家

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    一気読みでした、特に後半から急展開で映画を観ている感じになります、ホラー&パニック映画のラストシーンみたいなのが後半ずっーと続きます。
    ホラーの正体は明かさずじまいですが悍ましさは迫力があり中々読み応えありです。

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    2025年11月04日
  • 夜の寝覚め

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    渡部淳一『野わけ』より、同じ不倫小説でも『夜の寝覚め』6つの短編すべてが圧巻であった。女性が描く不倫は凄い、主人公共通の人生折り返し終盤へ向かう45歳前後のリアリティを感じる。年齢が高くなるほど情熱と勢いは薄れ、恋愛風味な関係になる。つまらなそうでいて実は奥深いのだ、『野わけ』の様に破滅へ一直線とはならない。

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    2025年10月20日
  • 青い夜の底 小池真理子怪奇幻想傑作選2

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    2021年の第25回日本ミステリー文学大賞を受賞された小池真理子さん
    「これまでの作家活動・ミステリー分野への貢献」に対して贈られた「功績賞」的な意味合いのようですが、その受賞に充分な作品群だと思います。

    怪奇幻想傑作選 第2弾

    「鬼灯(ほおづき)」
    父の愛人とそのお手伝いに囲まれた、少女時代の微妙ながら居心地のよい擬似家庭。女たちの静かな共存が描かれる。

    「生きがい」 ★5
    高校生の息子と夫を飛行機事故で同時に失った妻。夫の残したアパートに住む大学生に息子の面影を見出し、世話を焼くうちに…。圧倒的な哀しみと叙述トリックが重なる傑作。

    「しゅるしゅる」
    仕事も恋愛も順調だった女性が、あ

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    2025年09月29日
  • 蜜月

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    ぐずぐずで、どろどろな人間関係。ほんっとうに魅力的な人間を前にしたらみんなこうなってしまうのかと震える… わたしも正常でいられる自信が無い

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    2025年09月08日
  • 狂王の庭

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    ネタバレ

    「出会ってしまった」人たち。
    杳子、青爾、美夜、佐高は全員罪深い……時代柄、夫の女遊びは許容されても妻の不倫は絶許だし、妻から離縁切り出すのも難しいし、使用人が主人へ恋心抱くとか以ての外。
    わかっていても抑えられるかといったらそうじゃないのが恋心とはいえ、青爾と美夜が婚約するのは誰かが止められたのでは!?と思います。出会った時点で妹の婚約者なら、おっと…とさすがになります。
    杳子視点なので霞んでいるけれど、美夜もなかなかだと思う。自分を好いてる佐高を「恋とかじゃないけど、寂しい私に優しくしてくれて、とっても感謝してる人」って言ってしまえる人ではあるので。残酷です。

    自分に降りかかってないから

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    2025年08月30日
  • 映画は恋の教科書

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    タイトルが恋の教科書とあるけど、どちらかと言えば名優たちへのラブレターというか、そういったものに近い印象を受けた。

    映画の中の俳優・女優たちに対し、なんとなく素敵だな惹かれるな、この人オーラがあるな、とか漠とした印象を受けるけど、それを小池真理子さんが心地よい文章で言語化してくれている。
    女優や俳優に限らずとも自分の身近にいる素敵な人たちの魅力に当てはまる(ように感じる)部分もあった。

    映画を俳優・女優の魅力から観るのも良いなと思った。

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    2025年07月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンデビュー50年を記念して、6人の作家による短編書き下ろし。ユーミンの曲名と歌詞からイメージした短編はそれぞれ作者の個性が出てます

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    2025年07月21日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫オリジナルアンソロジー。ホラー界では有名な人ばかりで、どれも楽しめました。中に1作ゲームブック形式の話があり、ページに指を挟んで進んだり戻ったりするのが懐かしいというか、めんどくさいというか(笑) 最終的に、全部の部分を読むため最初から番号関係なく読んだりして、普通の小説の方がいいな、と思いました…。個人的には内藤了の函が一番怖かったかな。

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    2025年07月11日
  • 青山娼館

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    ネタバレ

    菜月さん 既婚男性との間の子どもを産んで働く
    自堕落で愛の感じられない母親
    自分の母親が子どもに預けなければ...と後悔してる
    麻木子さんがそばにいて生活できてる
    精神力がすごいと思う。
    その麻木子さんも高級娼婦として働きながら
    恋愛もして心に暗いものがー。
    菜月さんが強いのか麻木子さんが亡くなったときも
    悲しみの感情が淡々と書かれているのが余計悲しい
    恋人ができる訳でも、不倫する訳でもない
    新しい小池真理子さんの小説

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    2025年07月04日
  • 冬の伽藍

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    小池真理子さんの小説はお互い想いあってるのに
    切なくて最後まで愛し会っているように感じられる
    胸がぎゅっとなりながら、それでも相手のことを忘れられない。
    最後まで会いたいのは彼なんだと思いました。

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    2025年07月02日