小池真理子のレビュー一覧

  • 雪ひらく

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    女たちの愛と哀しみと、刹那の喜びを描いた短編集。
    官能と共に語られる女の真実の姿。
    個人的・好きな本ランキング第1位の神作品。

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    2009年10月04日
  • 水無月の墓

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    小池真理子は恋愛ものより、幽霊ものでしょう。
    怖くて、妖しい。
    そして、もちろん官能も盛り込んで。
    ぞくっ。

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。
    モダンな明るさに満ちたその家に母親の存在はなく、孤独な少女の心には飼い猫のララだけが入れるのだった。
    緊張をはらみつつも表面は平穏な日々。
    悟郎に惹かれる雅代は、ララと少女の心を捉えようとしていた。

    その均衡を破ったのは悟郎の美しき恋人だった―

    30年の時を経た今語られる悲劇的な事件の真相とは。

    女性の心情が表現豊かにつづられる本作は、一度読み出すとページをめくる手が止まらない。
    涙せずには読めない一冊。


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    2009年10月04日
  • 愛するということ

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    エッセイなのかと思ったら、小説でした。
    エーリッヒ・フロムの評論と同名。でも内容は人を愛して、別れて、その後どうやって立ち直るかが描かれてる。立ち直るために必要な男として登場する、愛だの恋だの感情や情緒は人生に必要なものではないと言い切るおじさんが魅力的だった。

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    「東京郊外に暮らす美術大学の講師、川久保悟郎。その娘でララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女、桃子。そして、家庭教師として川久保家にやってきた画家志望の雅代。微妙な緊張を抱きながらもバランスのとれた三人の生活はそれなりに平穏だった。そう、あの日、あの女が現れるまでは…丹念に描かれた心の襞と悲劇的なツイスト、直木賞作家の隠れた名作」――どうでもいいですが、うちのおばあちゃんは凄い読書家で、押入れに入りきらないほど膨大な数の本があります。というのも、うちのおばあちゃんは軽い不眠症で、それを紛らわす為に夜いつも本を読んでたんです。それが積み重なって、渡辺淳一、平岩弓枝、曽野綾子、小池真理子、三浦綾子、夏樹静子、山村美紗、松本清張などの作家の小説が山のように並んでいます。私はいつも小説を買って読みますが、最近お金が追いつかなくなってきたのと、うちの宝の山が気になってきたのとで、初めておばあちゃんの蔵書を手に取ることになりました。この小説を選んだのは、単にタイトルに惹かれたからです。軽い気持ちで読み始めましたが、最初から傑作の匂いはプンプンしてました。心理の描き出し方が凄く上手い。小池真理子さんが人間心理描写の名手だということは後で知りました。納得です。全体的に奇妙です。特に際立ってるのが、っていうかもうそのものなのが、桃子という名の少女。この子はなんだか江國香織さんの小説に出てきそうな雰囲気があります。ひとつ気付いたんですが、今まで読んできた、といっても数少ない女流作家さんの小説には、不思議で、つかみ所の無い重要な脇役が常に出てくるように思えます。この桃子はその最たるもので、愛猫にしか心を開かない、それでいて華やかな雰囲気を併せ持つ少女です。この少女を巡って物語は進みますが、読み終わって思ったのが、恐い、という事。ホラー小説だと、映像的に人を恐がらせるけど、これは人の深層心理に語りかけてくる。少女であるからこその純粋さ。それが逆の方向に向かうと、大人でもなしえないような恐ろしいことが、何のためらいもなくできてしまう。そして、それがとんでもない結末を導く。衝撃です。小池真理子さんの作風に惚れました。こういうのが読みたかった。この人独自の世界観を、もっと観てみたいです――

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    2009年10月04日
  • 天の刻(とき)

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    主人公の女達の年齢にはまだ20年程届いてないけど
    読んで良かった。傷ついて泣いてばかりだった気持ちが楽になった。
    感情移入できるかどうかは別として。

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    2009年10月04日
  • 無伴奏

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    とても好きで、何度も読んでいるのに、いつも読み始めると呼吸が浅くなってしまう。あのシーンにたどり着くと、胸が締め付けられる。そして渉の手紙で泣いてしまう。
    この時代には生まれていないし、知らないのに、とても鮮やかに情景が見えるのは、やっぱり真理子さんの書く文書のが繊細だからだと思う。
    ここ数年の作品は好きになれないけれど、「恋」三部作は大好きです。

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    2009年10月04日
  • 浪漫的恋愛

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    内容(「BOOK」データベースより)
    禁断の恋の果てに自殺した母。
    その記憶に因われる46歳の編集者・千津は、編纂中のアンソロジーに「月狂ひ」という幻想短編を収録する許可を得るため、作者の遺族である倉田柊介のもとを訪れる。
    その日から、身も心も灼きつくすような恋に堕ちていくとも知らずに…。
    作中小説の世界をなぞるかのように、狂気にも似た恋へと誘われていく男女の、静謐なる激情の物語。

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    2009年10月04日
  • 夜ごとの闇の奥底で

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    サスペンス長編。これぞ!!心理サスペンスの白眉!!めちゃくちゃ怖い。読めば分かります。私は読みながら心臓ばくばくだし、手に汗握るし、ページ捲るのが怖くて仕方なかった。さすが、小池真理子さん。

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    2009年10月04日
  • 蠍のいる森

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    小池作品はどれもセクシーで男女が持つ悲しみを見せてくれる。普通の日常に潜む誰もが持つ孤独、そしてそれが他人によって救われる希望の物語。

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    2009年10月04日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇2 贅肉

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    小池真理子の短篇はやっぱり凄い、と思った作品。
    異常な狂気なんだけど"穏やかな異常"みたいな、その身近な狂気にドキドキさせられてしまいました。

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    2009年10月04日
  • 夜ごとの闇の奥底で

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    小池真理子作品は狂気感が良くてもの凄く好きです。
    その狂気の中にもちゃんと純愛があって、凄くツボでした。

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    2009年10月04日
  • 泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇

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    私はよく泣くので、ついこのタイトルに惹かれたのですが、「泣かないようになる」ための参考にはなりませんでした(笑) が、
    お見事!
    好きだな〜こういうの。
    実際こんなに怖くないけど、
    世の中って結局こんなものなのでしょう

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    2009年10月04日
  • 蜜月

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    環が魅力に溢れてます。ヴィジュアル的に、なぜか若い頃の藤田さんを当て嵌めてしまったのですが・・・。とにかく恋に溺れてしまいたくなります。

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    2009年10月04日
  • 死者はまどろむ

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    著者のホラー第2弾らしい。読んでから知った。幸せを呼ぶ夢の村に隠された真実とは?!
    相変わらず、真相が明らかになるにつれ心拍数が上がる。ドキドキが止まらない!

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    二つの殺意、少女の繊細な心と殺人、すれ違い。 さまざまな複雑な背景を持った登場人物たちがお互いに、淡い恋心を抱いてはいるもののすれ違う。そのすれ違いはとても丁寧に構成されていて、これこそ芸術の領域に達しているといえるだろう。サガンや綿矢りさを思い出させる繊細な心理風景が、ララ(途中ママと関連付けられる)という猫や、殺人の舞台となる雪の麦畠と古井戸、そして、主人公たちが生活する過度にアメリカ的な雰囲気の住居などを舞台に展開される。小説には二つの殺害があり、そのどちらも怪しいまでに人間の心の真相に迫っている。幼い孤独な少女に芽生えた殺意を美しく描写した物語としては、世界文学のレベルに達しているだろう。

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    2009年10月04日
  • 天の刻(とき)

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    これが大人の小説なんだって思いました。40代の女性のいろんな形の恋愛。そして死についての思い。確かにR35にしてもいいと思います。ヒロインたちの気持ちが痛いほど伝わってきます。ついに私も熟女の仲間入り?

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    閉じられた世界での甘美な幸福を描かせたら、小池真理子の右に出る者はいない。その幸福には必ず悲劇が潜んでいる。直木賞受賞作「恋」にも通じる世界。引きこまれます。

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    2009年10月04日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    先日「恐怖」を読み、こちらも気になったので読みました。こちらの方が、より身近に潜む狂気や絶望を描いている感じがあって、身に迫る怖さがあった気がします。特に印象的だったものだけ、感想を残そうかな。

    「よけいなものが」ー井上雅彦
    この短さで、こんなに身近な違和感を描くことができるのか!と驚嘆しました。なにが「よけいなもの」だったのか、何度も読み直してしまった。

    「五月の陥穽」ー福澤徹三
    これも、身近なところに潜む絶望に次ぐ絶望が恐ろしかった。希望も救いも何もない。ブラックホールに吸い込まれるような気持ちを味わいたいとき、もう一度読みたい。

    「鳥の巣」ー今邑彩
    やっぱり人間が一番怖い!と思ったところで襲ってくる違和感の数々。何が現実で何が怪奇なのか、主人公と同じものを見て感じながら、不気味な世界に取り込まれていく感じが楽しかった。

    2026.10

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    2026年10月22日
  • 墓地を見おろす家

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    本の表紙が違う1995年の文庫本で読みました。
    とてもとてもぞっとして怖くて、でも最後まで読まないではいられない‥‥
    そしてその最後は‥‥この作家さんは怖いかも‥‥

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    2026年10月19日