小池真理子のレビュー一覧

  • 無伴奏

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    とても好きで、何度も読んでいるのに、いつも読み始めると呼吸が浅くなってしまう。あのシーンにたどり着くと、胸が締め付けられる。そして渉の手紙で泣いてしまう。
    この時代には生まれていないし、知らないのに、とても鮮やかに情景が見えるのは、やっぱり真理子さんの書く文書のが繊細だからだと思う。
    ここ数年の作品は好きになれないけれど、「恋」三部作は大好きです。

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    2009年10月04日
  • 浪漫的恋愛

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    内容(「BOOK」データベースより)
    禁断の恋の果てに自殺した母。
    その記憶に因われる46歳の編集者・千津は、編纂中のアンソロジーに「月狂ひ」という幻想短編を収録する許可を得るため、作者の遺族である倉田柊介のもとを訪れる。
    その日から、身も心も灼きつくすような恋に堕ちていくとも知らずに…。
    作中小説の世界をなぞるかのように、狂気にも似た恋へと誘われていく男女の、静謐なる激情の物語。

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    2009年10月04日
  • 夜ごとの闇の奥底で

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    サスペンス長編。これぞ!!心理サスペンスの白眉!!めちゃくちゃ怖い。読めば分かります。私は読みながら心臓ばくばくだし、手に汗握るし、ページ捲るのが怖くて仕方なかった。さすが、小池真理子さん。

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    2009年10月04日
  • 蠍のいる森

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    小池作品はどれもセクシーで男女が持つ悲しみを見せてくれる。普通の日常に潜む誰もが持つ孤独、そしてそれが他人によって救われる希望の物語。

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    2009年10月04日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇2 贅肉

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    小池真理子の短篇はやっぱり凄い、と思った作品。
    異常な狂気なんだけど"穏やかな異常"みたいな、その身近な狂気にドキドキさせられてしまいました。

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    2009年10月04日
  • 夜ごとの闇の奥底で

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    小池真理子作品は狂気感が良くてもの凄く好きです。
    その狂気の中にもちゃんと純愛があって、凄くツボでした。

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    2009年10月04日
  • 泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇

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    私はよく泣くので、ついこのタイトルに惹かれたのですが、「泣かないようになる」ための参考にはなりませんでした(笑) が、
    お見事!
    好きだな〜こういうの。
    実際こんなに怖くないけど、
    世の中って結局こんなものなのでしょう

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    2009年10月04日
  • 蜜月

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    環が魅力に溢れてます。ヴィジュアル的に、なぜか若い頃の藤田さんを当て嵌めてしまったのですが・・・。とにかく恋に溺れてしまいたくなります。

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    2009年10月04日
  • 死者はまどろむ

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    著者のホラー第2弾らしい。読んでから知った。幸せを呼ぶ夢の村に隠された真実とは?!
    相変わらず、真相が明らかになるにつれ心拍数が上がる。ドキドキが止まらない!

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    二つの殺意、少女の繊細な心と殺人、すれ違い。 さまざまな複雑な背景を持った登場人物たちがお互いに、淡い恋心を抱いてはいるもののすれ違う。そのすれ違いはとても丁寧に構成されていて、これこそ芸術の領域に達しているといえるだろう。サガンや綿矢りさを思い出させる繊細な心理風景が、ララ(途中ママと関連付けられる)という猫や、殺人の舞台となる雪の麦畠と古井戸、そして、主人公たちが生活する過度にアメリカ的な雰囲気の住居などを舞台に展開される。小説には二つの殺害があり、そのどちらも怪しいまでに人間の心の真相に迫っている。幼い孤独な少女に芽生えた殺意を美しく描写した物語としては、世界文学のレベルに達しているだ

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    2009年10月04日
  • 天の刻(とき)

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    これが大人の小説なんだって思いました。40代の女性のいろんな形の恋愛。そして死についての思い。確かにR35にしてもいいと思います。ヒロインたちの気持ちが痛いほど伝わってきます。ついに私も熟女の仲間入り?

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    閉じられた世界での甘美な幸福を描かせたら、小池真理子の右に出る者はいない。その幸福には必ず悲劇が潜んでいる。直木賞受賞作「恋」にも通じる世界。引きこまれます。

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    2009年10月04日
  • ストロベリー・フィールズ

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    ネタバレ

    久々の小池真理子作品。相変わらずのなめらかな文体で、描かれているのはドロドロの人間模様だ。

    舞台は鎌倉。後妻という立場でどこか孤立感を抱える眼科医師の主人公と、娘の友人である若者との恋。

    登場人物はみな身勝手。亭主は秘書と浮気三昧だし、娘も私生活むちゃくちゃだし。
    そんな中で、常識人として、また良き妻・良き母であろうとしながら、少しずつ壊れていく主人公。本当はやりたいようにやるしかないのだろうけど、そう単純にはいかないのが人生というものなの?
    とはいえ、この主人公自身も、よくよく見ればけっこう身勝手。

    若者が東京で働くロックバーの名は「アンジー」。
    ストーンズ、ビートルズ、ニール・ヤング

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    2026年08月13日
  • 蜜月

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    辻堂環の死をきっかけに彼との蜜月を思い返す6人の女性の短編集

    各編がそれぞれの女性からの視点で環との出会いからその終わりまでが語られ、流れは似たよっているけど、時系列に沿った構成になっており、環の年齢が徐々に上がっていくので彼の画家人生の横顔を見るような感触を味わうことができた。

    小池真理子作品の中でも、終わった恋を中年期以降の年齢になり振り返る構成のものが大好きで、この本は全てそれに準じているので自分好みだった。

    恋愛作品はあまり好みではないけど、小池作品のライト層向けの恋愛ものとは異なり、官能味や心理描写が濃厚でとても味わい深いものが多く、これからも読みたいと思う。

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    2026年08月10日
  • 日暮れのあと

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    猫が好きなのでつい、気になる表紙に惹かれました。
    短編集になっているのですが、総じて、すぐそこに、隣に、すれ違ったりしたりしてる人々のごく一部の話なのでは?というような、普通の人達のお話で、でも、解説にもある通り、全ての登場する人達を否定することなく、大丈夫だよって寄り添ってくれるような優しさがあちこちの文に著者のあたたかさが伝わったかというか…

    帯に書いてある、「過ぎてみれば、全部、どうってことなかったーー」

    この言葉を自分が言えるようになった時、また世界の見え方、心の扱い、変わっているのかな?と思いました。

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    2026年07月17日
  • ウロボロスの環

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    モラハラ夫の過去。
    知らない方が良かったこと。
    想像が度をこすと、人を追い詰めてしまうかもしれない。
    手に職をつけておかないと、男に頼って我慢して生きていくしかないなんて嫌。

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    2026年07月14日
  • ウロボロスの環

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    ネタバレ

    (3.5)
    前半は退屈な恋愛サスペンスだったが、後半以降あっと驚く展開で面白かった。
    人生が変わってしまうだろう選択で、なぜそうなるのと腑に落ちない場面もありましたが、そうしないと物語としては成り立たないのだろうな。おかげで後半は一気読みでした。

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    2026年07月14日
  • 贅肉 新装版

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    多分読み返しはしないから★3と迷ったんだけど、作者さんの別の作品も読んでみたくなったから★4にした。読み返しはしないけどどの短編もハラハラする展開で続きが気になって、オチも納得秀逸なものも多く面白かった。
    手に汗握るサスペンス短編集。
    贅肉→過食症になりぶくぶく太っていく姉。妹の世話無しでは生活できない、自分の人生は姉に食い潰されていくと気づいた時彼女が起こした行動は…。
    ねじれた偶像→友人の夫が強盗殺人犯かもしれない。どんどん物的証拠が見つかり、やっとの事で妻を逃がすも友人の夫が訪ねてきて…。
    一人芝居→どうにも弱気な主人公はとあるドラマのキャラに憧れ、セリフを真似たりする。ある日、向かいの

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    2026年07月05日
  • 日暮れのあと

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    これは好みが分かれそう…ではあるが、個人的にはかなり好みだった。
    日暮れのあとで締めるのが素敵。

    人によって老い方も死に方も様々。
    劇的でなくてもわかりやすいしあわせの形でなくても、受け入れてくれる人がいる幸せってあるんだろうな。

    少し後味が悪い話が多めな気もする。
    今はそういうものも読みたい気分だったのでよかった。

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    2026年06月27日
  • ウロボロスの環

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    かなりの長編でしたが、小池真理子ワールドに引き込まれて、一気に読んでしまいました。主人公の彩和の心理描写に引き込まれハラハラしながら読みました。夫が嫌な奴~と思っていたけど、その後の展開には驚かされました。
    何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、詳しく書けないけど、本当に人生は偶然の積み重ねでちょっとしたことがちょっと違っていたら何もかも違っていたのだ…と。
    彩和と野々宮の秘められた、抑制された故の純愛。プラトニックでもそれ以上に濃い結びつき。美しいけど哀しい。読み応えがありました。あぁ、切ない…

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    2026年06月25日