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Posted by ブクログ 2023年10月22日
シンプルながら面白かった。30年前の本なんだな。
あえて突っ込むとしたら、主人公夫婦のバックボーンはなんの意味があったのか。最後に繋がると思ったら全く関係なく、「この流れは玲子さんの呪いか?」と思いきや違う。
閉鎖空間の中でも、人間が狂気に走ることもない。
あと最後の方、トラウマのエレベーターに何...続きを読む回乗んねん!と言いたくなった。B1に運ばれると思うじゃん!毎回きっちり1階に運んでくれる優しさよ。
Posted by ブクログ 2023年10月13日
じわじわとくる中盤までのリアルさは私好みだった。終盤に近づくと霊的なもののパワーがあり過ぎるようで少し現実味に欠けたので、不気味な空想の世界に入った。その後の状況も知りたい結末だったけど、全体的にこういうのは好き。なんだか『リング』や『着信あり』系も読みたくなった。
Posted by ブクログ 2023年09月11日
最後には謎が明かされると思ったが謎のままだった。それがまた怖さを倍増させていて良いですね。最後に値下げされたのは事故物件になってしまったからかなと考えるとゾクゾクしました。
Posted by ブクログ 2023年08月24日
終始スッキリ感は全く与えてくれない、それが怖い!という感じでした。
怪異に巻き込まれていく家族の生活譚を「聞かされた」というような。
ラストは怒涛の展開で
え、そんな事に!?まさかそこまで…まじかよ…そんな…嘘でしょ…これが正直な感想でした笑
主人公夫婦には薄暗い過去があって、どんな目に遭ってもこ...続きを読むの人達に同情なんてできないぜ!最低だ!って思うのですが、読み進めていくとその過去を一緒に背負わされているような怠さと後ろめたさを感じてしまう不思議。
でもその過去が夫婦の結束を深めているというのがまたクソ腹立つんだが、リアルな感じがして…
あり得ないだろって話なのになんか妙な生々しさがすんごい後味悪いんですよ…(いい意味で)
呪いをかけられたような陰鬱な気持ちになる良いホラーでした…
(((何故か炊飯器だけ使えるのは解せん!笑)))
怖かった
匿名 2023年07月14日
小池先生の作品を初めて読みました。
読みやすい文章と結末が知りたいのとで一気読みしました。
昭和感たっぷり。
面白かったので違う作品も読んでみます。
Posted by ブクログ 2023年01月16日
原因は示唆されるものの、明確に何者かが描かれないのがじわり怖い。クライマックスにかかってからは少し長く感じたが、怪異に勢いが付く激しい展開は、雰囲気が変わって読み応えがある。
Posted by ブクログ 2022年12月13日
恐怖すぎた。
続きが気になって2日間で読み終わってしまった。
火曜日の午前3時半。
ラストは、あの後、ハッピーエンドだったと思うことにする!
Posted by ブクログ 2022年10月10日
格安で購入したマンションに
移り住んだが
不思議な出来事が次々と起こり
住人が減っていく
3500万のマンションが
2800万に値下げされた理由は
涼しい風が吹く地下室で起きた事は
小池作品の中でも抜群に怖い
涼しくなりたい人は、ぜひ
Posted by ブクログ 2022年09月02日
怖かったです
謎のソーラービームの所で冷静になっちゃったけど、逆にソーラービームが無ければ怖すぎて漏らしてたね
ありがとうソーラービーム
Posted by ブクログ 2022年08月06日
シャイニング感があって、時が経つたびパワーアップする怪異がいい。引っ越していった住人の安否が気になるし、最初から色々勘ぐってしまったけど、特にその辺は描かれなかった。
あのマンションに戻らず、ホテルとかで暮せばよかったのに、、詰めが甘いと思った。
登場人物みんないい印象だったし、多くの謎は残ったけど...続きを読む面白かったです。
Posted by ブクログ 2021年04月07日
1988年刊行の小説。これもネットでおすすめホラー小説に挙げられていたことから読んでみた。なるほど、日本のこのジャンルの作品として古典的なものかもしれない。
文章は上手くはない。人物の心理描写も特に光るものはなく、小説としては凡庸である。しかし、読み進めていくと物語内容に次第に引き込まれていく。...続きを読む真ん中辺りからは確かに「怖い」ような感覚を味わいながら一気に読んだ。典型的なゴーストハウスものであるが、確かに名作といってよいほどの際立ちがあるのは、ひとえにストーリーにある。小説は読者の想像力の領域内でイメージを生成させるおものだから、生半可なハリウッドのホラー映画より怖いと言えるかもしれない。
この作品の面白いところは、最後まで、悪霊たちの「由来」が分からないことだ。多くのホラー物語では、霊的な者たちが虐げられて死んだ、とかいった「解き明かし」が最後の方で展開されるのだが、私はホラー小説の場合それは必ずしも必要な要素ではないだろうと考えている。そのことを証す作品をまた一つ、見いだした。
Posted by ブクログ 2021年02月15日
なかなか古臭いなーって思って読んでいたら、実際に、随分と前の作品でした。
なんというか、最近のホラー本では、ここまで「霊的存在」に特化したホラーって少ないと思うので、エンターテインメントとして楽しめると思います。
伏線を回収していないというところも、リアルとも言えますね。小説だから、すべての伏線を回...続きを読む収しろ!とは思わないです。
何しろ、心霊現象ですからァー!
たくさんの不可解があってもいい。
それが霊ってもんですたい。
あらゆる意味で、この小説はエンタメ作品です。
Posted by ブクログ 2020年08月25日
救いようのない恐怖というものは、こういうものなのかなと思ってしまうホラー作品。自然の成り行きで登場人物が一人ひとり消えていき、最後に残された者は絶望を味わうのみ…。
今から30年以上も前に書かれた作品だが、その恐怖感は色褪せることなく伝わってくる。真夏の夜に少し冷たい感触を味わいたければ、本書の...続きを読む内容は最適かもしれない。じわじわと恐怖が忍び寄ってくる読み始めると徹夜必至の作品。
皆さん書いてますが、伏線回収はあまり無く、?が最後まで残ります。
ホラーな雰囲気を楽しみたいなら文章も読みやすくライトに読める1冊です。
疑問点は多く残りますが、最後の描写が個人的にはかなり好みです。
関係ないですが、この本を読み終えてから急に浴室のシャワーヘッドから水滴がぽたぽたと落ちてきて...続きを読む別の意味でも怖かったです。
夜の1人読書では結構勇気がいるかもしれませんね。
Posted by ブクログ 2021年12月30日
最初は読み進めるのが大変だったけど、怪奇現象が起こりだしてからはぐいぐい引き込まれ・・
しかし結局どうなったのか・・?
これは墓地をごちゃごちゃにされた霊の何かなのか、前妻も絡んでくるのか?
分からないことだらけ
でも、良い具合で背筋をぞくぞく
Posted by ブクログ 2013年12月27日
最初から最後まで悪意がノンストップ。話が進むにつれて、こうしたらよかったのに…的な救いがなくなっていって追い詰められ感が息苦しい。
弟夫婦が穴に入ってからの描写は直接的な表現がないにも関わらず恐ろしかった~。
後ろめたさを抱える大人だけじゃなく、無垢な子どもと犬まで巻き込まれてしまう不条理がこのホラ...続きを読むーの本当の怖さなのかも。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
ホラー好きな友人が貸してくれました。
新築マンションに引っ越した直後から次々と家族に降りかかる怪現象…。墓地、火葬場、得体の知れない風が吹く地下倉庫。
何が怖いって、正体の分からないものが一番怖い。
映像化した方がもっと怖そう。
Posted by ブクログ 2023年12月12日
夜に読み始めてしまい、怖すぎたので先が気になりつつもそろそろ読む手を止めなきゃと思っていた矢先、ビームが出るSFな展開で怖さが萎えた。そのおかげでラストまで一気に読み上げることができました。途中までは怖くていい作品だったのにな。
Posted by ブクログ 2023年05月04日
面白かった。一気読み。
後半は幽霊(?)に、そこまでパワーあるんか…とびっくりする。マンション住民のラス1になってしまった主人公家族、不運である。
正直派手でもなく怖くもなかったがとにかく先が気になり、するする読んだ。人物造形や文章が上手いからなのかなあ…。
Posted by ブクログ 2023年04月28日
こんなマンションには住みたくないな!都内ではこういった墓地の近くにあるマンションなんてざらにありそうだが…。こんなことも起きるのかもと、想像するのも悪くない。
Posted by ブクログ 2023年04月16日
とても映像化しやすそうなホラー小説といった印象。
リングとか呪怨みたいな感じでやれば人気出そう。
面白かったけど、自分はあんまり怖がりじゃないんだと分かった。なのにホラー小説ば嫌いじゃないんだよね。
聞いたことのある本だったので手に取りました。
日常と非日常の交差、生と死の交差、序盤から色々な伏線が散りばめられており、ドキドキしながら少しずつ読み進め、後半、怪異が本格的に顔を出し始めてから一気に読み終えました。
文章が上手いので面白い…といえば面白いのですが、あれだけ大風呂敷を広げながら、意...続きを読む味ありげに出てきた前妻の位牌も、火葬場や墓地も、打ち捨てられた町おこしの計画やトンネルも、何一つ伏線が拾われないまま、いつの間にか物語が終わりました。
正直、仕事をやり切らないままに放っていかれたようなこの読後感にはかなり不満。
Posted by ブクログ 2021年10月02日
中々ジワジワと恐怖を煽る展開だった。
古典的な幽霊屋敷と言う内容を
現代的にして幽霊マンションに移り住んだ
幸福な家族が、飼っていた小鳥がそのマンション
に引っ越しできた矢先亡くなってしまう。
子供や飼い犬が、何かを大人よりも先に
感じるが大人は中々その現実を受け入れないが
徐々に怪奇現象が続き、寺...続きを読むや墓、火葬場に囲まれ
たこのマンションに不信感を抱く。
そして最後はと言う展開に!
このマンションの得体の知れない恐ろしい
者たちの正体がハッキリ分からない所が
日本のホラーの心理的な恐怖である。
Posted by ブクログ 2021年08月27日
怪奇の正体や原因が何も分からないまま、主人公たちがじわじわと追い詰められていく…救いのない話。
目の前に墓地がある家にだけは住みたくないと思った。
Posted by ブクログ 2020年12月02日
初刊が1988年なので、「リング」や「呪怨」よりも古いホラー小説です。物語としては非常にシンプルでとても読みやすかったのですが、世界観に入り込んでしまうタイプの私としては、行き詰まった状況の中で落ち着きを失う登場人物たちと、リーダーシップを発揮できる人間が1人もいないもどかしさに「もっとこうした方が...続きを読むいいのに!!」という気持ちで、ちょっと物語に置いてけぼりにされていく感覚がありました。
Posted by ブクログ 2020年10月18日
肌にまとわりつくようなおぞましさ。
真綿で首を絞められたように
じわじわと精神的に追い詰められていく恐怖…
今でさえ「リング」や「呪怨」を筆頭とする
数多くのジャパニーズホラー作品が世に出されており、
この手のたぐいの怖がらせ方に受け手も慣れてしまって
むしろ古典的な程だと思ってしまうくらいだけど...続きを読む、
この作品が刊行されたのは1988年7月。
今から約31年前に発表されたことを鑑みると、
当時まだジャパニーズホラーというものが
確立されていない時に出された本作は、
めちゃくちゃ斬新で読者に衝撃を与えたのでないかと思います。
過去に夫婦の間に起こった出来事や地下開発の件。
そしてマンションの他の住民のことも少し書かれているので、
それが後々物語に関係してくるのかと思いきや、
伏線が全く回収されないまま幕を閉じます。
しかし、その全く説明の無いまま終わるところが不気味であり、
怖さが更に増す良いスパイスになっていると私は思います。
後半の怒濤の展開に賛否両論はあるけれど、
全体的なストーリーは今でも古さを感じさせない程面白いです。
Posted by ブクログ 2019年10月29日
ホラー小説だとは途中まで気づかなかった。
たまたま駅近でいいと思ったマンションが、上から見たら実はこんなロケーションで驚いたばかりだったので、ちょっとリアルだった。
Posted by ブクログ 2019年07月09日
内容紹介
新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。だがそこは広大な墓地に囲まれていた…。次々と襲いかかる恐怖。衝撃と戦慄の名作モダン・ホラー。
Posted by ブクログ 2019年06月18日
あの家での体験は本当に恐ろしい出来事でした…ラストかとがっかりしながら読み捨ててたら、しっかり他人巻き込み子供も犬も容赦ない全滅エンドで、読後じーんと余韻に浸りました。
Posted by ブクログ 2018年12月07日
しゅるしゅる
小池真理子は好きで何冊か
読んだことがあるけど
ホラーの小池真理子は初めてで
途中で後悔するくらいこわかった
読んでるときに家のピンポン鳴って
めっちゃびびった
ホラーにこれ、求めちゃ
ダメなんだろうけど
結局なんだったの
Posted by ブクログ 2018年09月30日
以外にも彼女の作品を読むのは始めて。しかもホラー小説。
墓地とお寺と火葬場に囲まれた立地に格安のマンションを購入した夫婦。子供とワンちゃんの四人暮らし。マンションの地下で不吉な出来事が起きて、マンションの住人たちもひとり、またひとりと離れていき。
時代が昭和の終わりと言うこともあり、携帯電話なん...続きを読むかが当たり前になかった時代。もちろん、インターネットもない。科学がこれだけ注目される時代だからこそ、それを超越した事象は怖いと思いました。
登場人物たちも、普通のひとたちであって、普通の考え方を持ったひとたちでないことが、話の奥行きを持たせている気がします。生きている人間が一番怖いはある部分当てはまる。もう少し判断が早ければ。
前半長々と引っ張って、後半に起こるのはこれだけ?
目新しさもなく、昔のアメリカのホラーのよう。
構想も甘いし。
電子書籍化する際のものなのか、元からなのかはわからないが、誤植と思われる箇所や言葉の誤用が多すぎるのも気になった。
ホラー作家としてはまだまだ上に大勢いる感じ。
この如何にもな小説のタイトルをみて、ドキドキするあらすじを眺めて、さぞや怖がらせてくれるストーリーなんだろうなと覚悟をして本書を読みました。
救いもオチも無い、体がうすら寒くなるようなホラー話は好きですが、この薄っぺらなストーリーはぜんぜん怖くなかった、というのが感想です。
特にシラけさせられた...続きを読むのは後半の、例のあのシーンです。。。
瞬く間に人間を溶かすほどの強いレーザー光線で、生きた人間を瞬殺してしまうような、なんだか近未来的な技術を持つ悪霊…。
あらら…となりました。
あのシーンにはちょっと笑ってしまいます。
主人公らの最後の3日間なんて
地球が終わる日のような終末的雰囲気でした。
窓も開かず電気も切られ、密室内が暑くて可哀想だと思いましたが、ホラーとして怖くない。
悪霊たちがみんなでわいわいエレベーターに乗ってやって来るラストにも、うーん…
文体が軽いのでぱらぱらと読みやすいですが、
世界観がしっかり作り込まれている、話の上手い作家さんに共通するような迫力を感じませんでした。