あらすじ
恋愛小説の名手が描く 俳優・女優たちのデッサン。映画は、ときに優しくロマンティックに、ときに生々しく、ときに手厳しく、恋の至福とテクニックを教えてくれる教科書(テキスト)。当代随一の恋愛小説の名手が、掌編小説の登場人物のようにあざやかに描き出す、俳優・女優たちの横顔。男の真実、女の魅力を語る、おとなのための恋愛レッスン。<『忘我のためいき』改題>
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Posted by ブクログ
タイトルが恋の教科書とあるけど、どちらかと言えば名優たちへのラブレターというか、そういったものに近い印象を受けた。
映画の中の俳優・女優たちに対し、なんとなく素敵だな惹かれるな、この人オーラがあるな、とか漠とした印象を受けるけど、それを小池真理子さんが心地よい文章で言語化してくれている。
女優や俳優に限らずとも自分の身近にいる素敵な人たちの魅力に当てはまる(ように感じる)部分もあった。
映画を俳優・女優の魅力から観るのも良いなと思った。
Posted by ブクログ
観たい映画が増えました。
ジェレミー・アイアンズが一番気になります。デヴィッド・シューリスも格好いい。
若い頃のジャンヌ・モローもとても美しいです。初めて拝見したのが晩年だからなぁ、、それでも格好良かったけど。
でもタイトルはちょっと合ってない気がします。単行本のタイトルも素敵だったのに。
Posted by ブクログ
いきなり、ジュエット・ルイス、グウィネス・パルトウ、ヘレナ・ボナム・カーター・・・???
映画をそれほど多く見ていないので、馴染みの女優がいない。
そこは恋愛小説の名手が描く、俳優・女優たちのデッサンと銘打っての通り、見た事もない?女優がいきいきと描き出される。
描写力というのはこういうものかという思いがする。
伊達に筆で生計を立てているのではないという根性に参ってしまうが、ジョニー・デップ、リチャード・ギア、アンソニー・ポプキンス、堤真一、高倉健等の知った俳優が出て来ると、ホッとするのも事実だ。
映画好きの人には堪らない魅力の本に映るのではないだろうか。