小池真理子のレビュー一覧

  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    モラハラ夫の過去。
    知らない方が良かったこと。
    想像が度をこすと、人を追い詰めてしまうかもしれない。
    手に職をつけておかないと、男に頼って我慢して生きていくしかないなんて嫌。

    0
    2026年07月14日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (3.5)
    前半は退屈な恋愛サスペンスだったが、後半以降あっと驚く展開で面白かった。
    人生が変わってしまうだろう選択で、なぜそうなるのと腑に落ちない場面もありましたが、そうしないと物語としては成り立たないのだろうな。おかげで後半は一気読みでした。

    0
    2026年07月14日
  • 贅肉 新装版

    Posted by ブクログ

    多分読み返しはしないから★3と迷ったんだけど、作者さんの別の作品も読んでみたくなったから★4にした。読み返しはしないけどどの短編もハラハラする展開で続きが気になって、オチも納得秀逸なものも多く面白かった。
    手に汗握るサスペンス短編集。
    贅肉→過食症になりぶくぶく太っていく姉。妹の世話無しでは生活できない、自分の人生は姉に食い潰されていくと気づいた時彼女が起こした行動は…。
    ねじれた偶像→友人の夫が強盗殺人犯かもしれない。どんどん物的証拠が見つかり、やっとの事で妻を逃がすも友人の夫が訪ねてきて…。
    一人芝居→どうにも弱気な主人公はとあるドラマのキャラに憧れ、セリフを真似たりする。ある日、向かいの家に住む憧れの人妻のゴミを漁ってしまい、何とか近づきたいために「あなたのことをよく知っている」と伝えて…。
    誤解を生む法則→後輩をホテルに誘っただけでセクハラだと騒がれ会社を辞めた主人公は、むしゃくしゃした腹いせにドライブインで会った犬連れの女を山道の途中で車で煽ってしまう。そのせいで崖から女が落ちて死んでしまい、残された犬を連れて帰ってくるが、迷い犬として探されていて…。
    どうにかなる→住む家をなくし、仕事もなくした老女はとある老女と出会い数日家に泊まらせてもらうことに。老女の息子が一緒に住もうと説得に来た次の日、家主の老女は布団で亡くなってしまう。次に老女が起こした行動は…。

    いちばんハラハラして好みだったのはねじれた偶像だな。

    0
    2026年07月05日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    これは好みが分かれそう…ではあるが、個人的にはかなり好みだった。
    日暮れのあとで締めるのが素敵。

    人によって老い方も死に方も様々。
    劇的でなくてもわかりやすいしあわせの形でなくても、受け入れてくれる人がいる幸せってあるんだろうな。

    少し後味が悪い話が多めな気もする。
    今はそういうものも読みたい気分だったのでよかった。

    0
    2026年06月27日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    かなりの長編でしたが、小池真理子ワールドに引き込まれて、一気に読んでしまいました。主人公の彩和の心理描写に引き込まれハラハラしながら読みました。夫が嫌な奴~と思っていたけど、その後の展開には驚かされました。
    何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、詳しく書けないけど、本当に人生は偶然の積み重ねでちょっとしたことがちょっと違っていたら何もかも違っていたのだ…と。
    彩和と野々宮の秘められた、抑制された故の純愛。プラトニックでもそれ以上に濃い結びつき。美しいけど哀しい。読み応えがありました。あぁ、切ない…

    0
    2026年06月25日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    豪華作家がユーミンの曲をイメージして描くショートストーリーです。
    自分はユーミン世代ではないので、知らない曲もありました。
    なんかストーリー的にしっくりこないなと思うのもあったのですが、読んだ後に曲を聴いてみると「メチャクチャ良いじゃん」でした。
    ユーミン世代や、ユーミンの曲をすでに知っている方はそのまま読んで楽しいと思いますし、自分と同じように曲を知らない方は、読んでから聴いた方がいいような気がします。
    聴いてから読む派の方の意見も聞きたいですね。

    0
    2026年06月25日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アンソロジーは結構当たり外れがあると思っていて、今回は当たりでした。
    怪異をテーマに10人の豪華な作家が描いた作品です。
    アンソロジーの短編集は作家が変わるが故に薄味になりがちなイメージですが、どの作品もしっかり味があって良かったです。
    個人的には、「わたしキャベンディッシュ」、「かぐわしきひと」が特に良かったです。
    アンソロジーは普段読まない作家に出会うので、定期的に読みたいなと思いました。

    0
    2026年06月19日
  • 目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々

    Posted by ブクログ

    誰もが等しく経験する
    最愛の人との別れ

    かけがえのない家族の死と
    向き合い
    悲しみから始まる新たな
    人生

    柳田邦男さんの
    ページ211
    →
    書くことは生きること
    傾聴ボランティアのなか
    患者に語るとすれば
    「何か自分を表現する手段を
    持つといいですね」

    表現手段
    =書くこと

    俳句、短歌
    毎日あまり肩をはらず
    書くのだ

    書く行為
    =自分の
    混沌とした内面を整理
    客観化
    見ることで
    自分の生の証を確認
    生きるエネルギーを
    獲得する作業だと


    0
    2026年06月18日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    まるで大河ドラマを観ているような展開に引き込まれ、570ページ一気読みでした。最後は彩和さんが幸せそうで安心しました。

    0
    2026年06月17日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    昔は嬉しかった自分の誕生日が嬉しくない。老いていくことがこわい。最近そんなことを考えるようになってきました。

    大樹の言葉が優しいです。
    過ぎてみればどうってことなかった、楽しかったと思える日が私にも来るだろうか。楽になれるならおばあさんになるのも悪くないかもと少しだけ思いました。

    もっと年を重ねてからもう一度読みたいと思います。

    0
    2026年06月10日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    長いけど、展開が気になりすぎてサクサク進みます。人間模様、時代背景、血生臭さがすべて良い塩梅でミックスされてて面白かった。

    0
    2026年06月06日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    登場人物たちの感情や人生が生々しく、怖いもの見たさでどんどん読めた
    精緻な描写やときどきでてくるフランス文学や音楽が作者の文学的なものへの造詣の深さうかがえた。
    たづだけが性格良く、他の登場人物は心の底に暗いものを抱えていた

    0
    2026年05月29日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    湿度の高い色気漂う短編集。白い月が1番好きでした。珍しくなく、周りにいるような人物しか出てこない。のがとても良い。

    0
    2026年05月20日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    性、死、老い、孤独、短編だけどとても深い。なんとも言えない感覚。20代と還暦を迎えた女性の恋、壊れたはずのブザー。行間が狭くてなんだか読みにくいかな?と思ったけど、読み出すとよう止まらない。 引き込まれる。特に喪中の客はぞっとした。

    0
    2026年05月18日
  • 月夜の森の梟

    Posted by ブクログ

    夫の藤田氏を偲んで。著者の紡ぐ言葉が哀しい。所構わずに深く共感してしまう。言葉にならない心情を言葉にしている。哀しくなる
    かつての私とリンクする

    0
    2026年05月19日
  • 目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々

    Posted by ブクログ

    「時間薬」「日にち薬」「時薬」
    いずれも時間が癒しの象徴であることを示す言葉だ。

    けれど本書の『はじめに』にある「悲しみは時が癒してくれる、というのは嘘である。これは愛するひとを喪って初めて突きつけられる真実の一つだ」という一文に触れたとき深く共感した。

    本作には、吉行和子、阿川佐和子、小池真理子(敬称略)らが綴った家族との最期の日々が収められている。

    読み進めるほどに喪失の重さが胸を締めつける。

    父を見送って十八年。
    時は流れても喪失感は薄れず静かにそこにある。

    先に逝った人たちの顔を思い浮かべ忘れまいと胸に刻んだ。

    1
    2026年05月16日
  • 沈黙のひと

    Posted by ブクログ

    幼少期に生き別れた父の死を追っていく。義姉妹と父の家庭。家族のあり様が見えてくる。知ってどうなることでもないのに止められない気持ち。綺麗な文章に読み手も心が動く作品でした。

    0
    2026年05月12日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    ウロボロスは死と再生。物事が終わることなく永遠に巡り続けることの象徴。骨董店の店主と再婚して娘を育てる、従業員に惹かれる彩和。本の前半はそんな情景が続くが突然の出来事から関係性が変化してゆく。

    0
    2026年04月25日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    「時間を直線ではなく、連鎖して回り続けるものと捉える」という最後の野々宮の言葉が、物語随所に出てくる「物事のつながり」やタイトルとのつながりを感じさせる。人間のドロっとした感情や奥深い心理が丁寧に掬い上げられており、その場の状況や空気感が鮮明に浮かんできた。読み応えがあった。

    0
    2026年04月14日
  • 愛するということ

    Posted by ブクログ

    出会い、情熱的な恋、そして失恋から再生まで追体験できるのが面白かったです。
    最後は、あれだけ情熱的になれた自分を誇りに思う、というようなことを思っているのがよかった。野呂のことをふっと吹っ切れるのもリアルだった。
    柿村や拝島との関係を、友達に似たもの、としているのも、ただの遊園地のソフトクリームやさん、と馬鹿にされてるようなほど馬鹿ではなくてよかった。セックスをするためだけど、そのためだけではない関係。素敵だと思うし、わたしも必要だと思う。

    0
    2026年04月11日