小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これってもしや私のこと!?って、そんなわけないんだけど。麻布台にマンションなんて持ってないし、起業なんてとんでもないし、独り身でもないんだけど、でもそれでも自分のことかと錯覚するくらい、女というものは、恋愛のその過程において考えたり悩んだり笑ったりときどきめらめらと嫉妬のような感情に支配されて自分にいらいらしたり、どんな環境でもそうはかわらないもんだな、と思う
この男に落ちるなんて自分では思わない、そんなわけない、でも40歳のBDに400本のバラを送ってくる男、毎日のように電話してきていたのにふっと何日も音沙汰なしにして感情をゆすぶる男にどうしてこうもほろりとおちてしまうのだろう、
「わか -
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Posted by ブクログ
こ、これは…!と唸らされる心霊系ホラー小説。
容赦がない!1988年というバブル期の作品だからなのか、男尊女卑だったり、恋愛に重きを置き過ぎていたり、主人公夫婦が最低な所業をしていたり、登場人物がいい人ばかりじゃなかったり。
逃げ場がない!いまなら、そんな超常現象起きるわけないとか、起きちゃったら大騒ぎになるよねという配慮(?)、理屈付けがなされそうなところを、そんなことしない。心霊に人間の理屈なんて関係ないと言わんばかり。
救いがない!途中でちょっと助けてくれそうな人が出てくるけれど、あっさり退場。連絡もとれないのね。物理的に干渉してくる系の心霊なので、パワーで対抗しようとするも歯が立 -
Posted by ブクログ
小池さん作品3冊目。回想や手紙、死へ向かう等、他の作品と同じ要素ありでしたが、この作品は魅力的な登場人物が多く、タイトル通り「欲望」とは何か考えさせられました。
三島邸もどきでの再会シーンの楓、書架、南の島での明るさ、ラストの陽の当たる庭、すべて美しい場面でした。フェティシズム等ではなく若者が誰しももつ思慕を描いていているのに薄ぺらくならないのが凄いです。(偏愛ものや禁欲、忍耐系を期待した読書には物足りないかもしれません)
乳児が母親に触れたがるような単純な接触欲、
親しい相手と手を繋いで寝るような信頼•安心感、
母性、父性への憧れ、尊敬、肉体美、フェロモン
妊孕性的な生殖欲、