小池真理子のレビュー一覧

  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    豪華作家がユーミンの曲をイメージして描くショートストーリーです。
    自分はユーミン世代ではないので、知らない曲もありました。
    なんかストーリー的にしっくりこないなと思うのもあったのですが、読んだ後に曲を聴いてみると「メチャクチャ良いじゃん」でした。
    ユーミン世代や、ユーミンの曲をすでに知っている方はそのまま読んで楽しいと思いますし、自分と同じように曲を知らない方は、読んでから聴いた方がいいような気がします。
    聴いてから読む派の方の意見も聞きたいですね。

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    2026年06月25日
  • 妖し

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    ネタバレ

    アンソロジーは結構当たり外れがあると思っていて、今回は当たりでした。
    怪異をテーマに10人の豪華な作家が描いた作品です。
    アンソロジーの短編集は作家が変わるが故に薄味になりがちなイメージですが、どの作品もしっかり味があって良かったです。
    個人的には、「わたしキャベンディッシュ」、「かぐわしきひと」が特に良かったです。
    アンソロジーは普段読まない作家に出会うので、定期的に読みたいなと思いました。

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    2026年06月19日
  • 目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々

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    誰もが等しく経験する
    最愛の人との別れ

    かけがえのない家族の死と
    向き合い
    悲しみから始まる新たな
    人生

    柳田邦男さんの
    ページ211

    書くことは生きること
    傾聴ボランティアのなか
    患者に語るとすれば
    「何か自分を表現する手段を
    持つといいですね」

    表現手段
    =書くこと

    俳句、短歌
    毎日あまり肩をはらず
    書くのだ

    書く行為
    =自分の
    混沌とした内面を整理
    客観化
    見ることで
    自分の生の証を確認
    生きるエネルギーを
    獲得する作業だと


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    2026年06月18日
  • ウロボロスの環

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    まるで大河ドラマを観ているような展開に引き込まれ、570ページ一気読みでした。最後は彩和さんが幸せそうで安心しました。

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    2026年06月17日
  • 日暮れのあと

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    昔は嬉しかった自分の誕生日が嬉しくない。老いていくことがこわい。最近そんなことを考えるようになってきました。

    大樹の言葉が優しいです。
    過ぎてみればどうってことなかった、楽しかったと思える日が私にも来るだろうか。楽になれるならおばあさんになるのも悪くないかもと少しだけ思いました。

    もっと年を重ねてからもう一度読みたいと思います。

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    2026年06月10日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

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    長いけど、展開が気になりすぎてサクサク進みます。人間模様、時代背景、血生臭さがすべて良い塩梅でミックスされてて面白かった。

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    2026年06月06日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

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    登場人物たちの感情や人生が生々しく、怖いもの見たさでどんどん読めた
    精緻な描写やときどきでてくるフランス文学や音楽が作者の文学的なものへの造詣の深さうかがえた。
    たづだけが性格良く、他の登場人物は心の底に暗いものを抱えていた

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    2026年05月29日
  • 日暮れのあと

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    湿度の高い色気漂う短編集。白い月が1番好きでした。珍しくなく、周りにいるような人物しか出てこない。のがとても良い。

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    2026年05月20日
  • 日暮れのあと

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    性、死、老い、孤独、短編だけどとても深い。なんとも言えない感覚。20代と還暦を迎えた女性の恋、壊れたはずのブザー。行間が狭くてなんだか読みにくいかな?と思ったけど、読み出すとよう止まらない。 引き込まれる。特に喪中の客はぞっとした。

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    2026年05月18日
  • 月夜の森の梟

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    夫の藤田氏を偲んで。著者の紡ぐ言葉が哀しい。所構わずに深く共感してしまう。言葉にならない心情を言葉にしている。哀しくなる
    かつての私とリンクする

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    2026年05月19日
  • 目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々

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    「時間薬」「日にち薬」「時薬」
    いずれも時間が癒しの象徴であることを示す言葉だ。

    けれど本書の『はじめに』にある「悲しみは時が癒してくれる、というのは嘘である。これは愛するひとを喪って初めて突きつけられる真実の一つだ」という一文に触れたとき深く共感した。

    本作には、吉行和子、阿川佐和子、小池真理子(敬称略)らが綴った家族との最期の日々が収められている。

    読み進めるほどに喪失の重さが胸を締めつける。

    父を見送って十八年。
    時は流れても喪失感は薄れず静かにそこにある。

    先に逝った人たちの顔を思い浮かべ忘れまいと胸に刻んだ。

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    2026年05月16日
  • 沈黙のひと

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    幼少期に生き別れた父の死を追っていく。義姉妹と父の家庭。家族のあり様が見えてくる。知ってどうなることでもないのに止められない気持ち。綺麗な文章に読み手も心が動く作品でした。

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    2026年05月12日
  • ウロボロスの環

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    ウロボロスは死と再生。物事が終わることなく永遠に巡り続けることの象徴。骨董店の店主と再婚して娘を育てる、従業員に惹かれる彩和。本の前半はそんな情景が続くが突然の出来事から関係性が変化してゆく。

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    2026年04月25日
  • ウロボロスの環

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    「時間を直線ではなく、連鎖して回り続けるものと捉える」という最後の野々宮の言葉が、物語随所に出てくる「物事のつながり」やタイトルとのつながりを感じさせる。人間のドロっとした感情や奥深い心理が丁寧に掬い上げられており、その場の状況や空気感が鮮明に浮かんできた。読み応えがあった。

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    2026年04月14日
  • 愛するということ

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    出会い、情熱的な恋、そして失恋から再生まで追体験できるのが面白かったです。
    最後は、あれだけ情熱的になれた自分を誇りに思う、というようなことを思っているのがよかった。野呂のことをふっと吹っ切れるのもリアルだった。
    柿村や拝島との関係を、友達に似たもの、としているのも、ただの遊園地のソフトクリームやさん、と馬鹿にされてるようなほど馬鹿ではなくてよかった。セックスをするためだけど、そのためだけではない関係。素敵だと思うし、わたしも必要だと思う。

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    2026年04月11日
  • 記憶の隠れ家

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    短編は読み出す時に少しエネルギーがいる。最初にしっかり登場人物を把握して読み始めたと思ったら終わってしまう。その繰り返し、でもこの作品は一話一話、しっかり読める。わかっていても少し怖く 期待してたエンディング。外れがないのですぐ読めるし、読み始めのエネルギーもそれ程いらない。

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    2026年03月29日
  • 月夜の森の梟

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    私も夫婦2人暮らし。どちらが先に逝くのか分からないが、自分ならどうするだろうか…と思いを巡らせながら読みました。

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    2026年03月20日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    読みやすくてあっという間に読めた。いろいろ気になることがあるのにそのまま終わってしまって少し残念。主人公夫婦がいい人ではないから悪い終わり方なのかな。

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    2026年03月17日
  • 死者はまどろむ

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    超恐怖の「ぼくのなつやすみ」のような感じ。スランプ中の夫と、自分も有望な新人作家だった妻、夫の60代後半の母、5歳の息子、そしてなぜかついてきた妻の妹が向かったのは、茅葺き屋根と野畑、山々の稜線が美しい村…その名も夢見村。

    小野不由美さんの「屍鬼」も前半は「この村なんかおかしい」から始まって手に汗握る展開に。その点、こちらのホラーは「この村なんか良すぎておかしい」から始まり、最後まで一気読み。平成初期の話ですがジャパニーズホラーが好きな方なら令和の今でも楽しめるはず。オカルトすぎるわけでもなく最後まで楽しく読み切りました。

    ご老人の訛りもすいすい読めて理解できたのが不思議。読者自身が夢見村

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    2026年03月17日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ


    浮遊する水 鈴木光司
    これあれじゃね?仄暗い水の底のやつって思いながら読み終わったら仄暗い水の底だった。びっくりした。

    猿祈願 坂東眞砂子
    ラストが本当に怖かった。不倫許せない人間なので、いい気味とか思えそうだったけれどもそんなこと吹っ飛ぶぐらい怖かった。読み終わってからヒェって声出た。

    影牢 宮部みゆき
    怖かった〜。語り口調の小説苦手なのに、すっと頭に入るのはさすが。驚くほどのどんでん返しはなかったけれど、ため息が出る感じの気持ち悪い怖さ。ずっとへばりつくような不気味さというか不快感があって、最後にそれがなんとなく意味がわかる感じ。

    集まった四人 三津田信三
    読んでる間ずっとぞわぞわ

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    2026年03月15日