小池真理子のレビュー一覧

  • 彼方の悪魔

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    アメリカでの語学留学を終えた男性が、飼っていたペットのリスの死骸を日本に持ち込み、自宅の庭に埋葬したことから恐ろしい感染病が発症します。
    他方、TVの女性ニュースキャスタに心を奪われ、一方的にその女性との関係を築こうとする心の病を持った男性が引き起こす誘拐事件。
    この二つの事象が絡み合ってストーリーが進みます。
    小池女史は女性心理を描きながら展開する作風が多いと思うのですが、この一冊は、キャスターの夫、警察の刑事、TV局のプロデューサーなど、男性達の心理描写が中心でストーリーが展開していきます。
    さて、恐ろしい「悪魔」の存在と結果は⋯⋯。

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    2022年07月08日
  • 見えない情事

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    幻想的な内容のものがあったと思えば、怪奇的な物語があり、そして複数の男女間の間に潜むサスペンスありと、満漢全席的内容で小池節を楽しませて頂いた。
    最後の章の『見えない情事』は、ちょっと先が見えない展開で、「短編は鮮やかに決める」が心情とされている小池女史の作品らしく、成る程と満足感を与えて頂いた内容だった。
    小池女史の短編の魅力に触れる最適な一冊となると思う。

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    2022年07月07日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    依って件の如し、良かったなぁ。
    読んでいるだけで灰色の空とじっとりとした空気を感じられる作品でした。

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    2022年06月30日
  • 怪談

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    背後から私の肩をトンと叩かれた気がする!この部屋には私一人っきり・・・・の筈だ
    何故?が判らずもやもやしたままで七編読み終えた
    「あとがきにかえて」でなぜ が解けた 著者のホンギョウハ恐山のイタコだったのだ

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    2022年06月18日
  • 墓地を見おろす家

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    怖い。でも面白い。 読み終わるのがもったいないと思うくらい面白くて引き込まれる。感動作品とかではないから4にしたけれど、おすすめ度は高い。

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    2026年01月12日
  • 恋

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    大久保勝也

    どんな男

    ベンさんと重なる
    そんな誠実な男ではなさそうだ

    これは恋なのか
    恋とは別次元の、別世界の、
    話。

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    2022年05月24日
  • レモン・インセスト

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    再読。ずっと会っていなかった肉親に会った時の感情は恋とよく似たものです。でもやっぱり似て非なるもの。昭吾にはその違いを見極めることができなかったんでしょうね。切ない終わり方でした。

    小池さんの新しい物語が読みたいなあ…

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    2022年05月19日
  • 妖し

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    ネタバレ

    「喪中の客」終始いやな予感にドキドキさせられ、身構えていたのにやはり最後にゾクリ。やられた。

    「細川相模守清氏討死ノ事」時代物は苦手だが我慢して読み続けただけの価値はあった。読後爽快!ニンマリ

    「フクライ駅から」なーんだネット系の都市伝説かぁ…期待せず読み進めたら意外な展開になり引き込まれた。フェスタのその後を知りたくなる。

    「真珠星スピカ」なんて素敵な家族。泣けた。

    「わたしキャベンディッシュ」バナナに対する認識が変わった。シゲルの味が気になって仕方ない。

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    2022年05月19日
  • 記憶の隠れ家

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    記憶と家とは切っても切り離せないもの。。。
    外からは分からない何かが潜んでいる。

    冬の伽藍に続く小池真理子2作目。
    雰囲気がガラッと変わり
    こういうゾクっとする話も書く方なんだと
    1話目から興味深く読ませてもらった。

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    2022年05月17日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    澤村伊智、岩井志麻子、鈴木光司さんの作品は既読だったので、それ以外の作品を。こういう感じの怖さか、という作品が多かったけど、中では鳥の話が面白かったです。短編は手っ取り早く面白くていい。

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    2022年05月01日
  • ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選

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    美しいホラーを始めて味わった。
    ひたすら恐怖を感じる作品も良いが、たまにはこういったものに手を出したみるのも悪くないと感じた。

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    2022年04月25日
  • 青い夜の底 小池真理子怪奇幻想傑作選2

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     小池真理子さんのホラー短編小説集。初出のデータが不備のため個々の作品の年代は不明。主に80年代から20世紀末にかけての作品と思われる。KADOKAWAの編集者はちゃんと仕事してほしい。
     やはり小池さんのホラー小説はとても良い。どうやら作者自身、「美しさ」を心がけて書いているらしいが、全くその通り、美しいのである。淡々とした大人しい筆致で、どの短編も途中までは普通小説として書き上げられている。それから怪異が起こっても、その淡々としたたたずまいは変わらず、絶叫などはない。むしろごく当たり前の日常であるかのようにさえスーパーナチュラルな事象が馴染んでおり、その静かなタッチにはいささかのケレン味も

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    2022年04月23日
  • 私の居る場所 小池真理子怪奇譚傑作選

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    読んでる途中からそうじゃないかなそうじゃないかなと思わされ、やっぱりそうなのにやっぱり背筋がザワっとする『幸福の家』『坂の上の家』『囚われて』が◎。

    『カーディガン』ははっきりしないからこその不安定な怖さもあると思うけれど、私としてははっきりしてほしかった。

    ねばねばした感じは苦手と思う作品もありながら、結局は全部読んでしまった。

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    2022年04月14日
  • 怪談

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    短編小説
    面白いが、ん?って思う短編もあり
    中には飛ばして読んでしまったのもあり、
    星を一つ下げました。

    個人の感想です。

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    2022年04月11日
  • 青山娼館

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    ネタバレ

    前半は友達との話だったので、娼館の話全然出てこない。
    新しいパートナーを見つけるでもないけど、気持ちの整理は付いてよかったなと思います。
    マダムの話やお客さんの話はあまりなかったので、期待した感じとは少し違ったけど、空気感を感じられて面白かったです。

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    2022年03月07日
  • エリカ

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    リーダブルなストーリーと細部まで美しい文章、恋とも言い難い割りきれない感情。
    丁寧に書かれた小説でした。

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    2022年02月15日
  • 懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選1

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     小池真理子さんのホラー短編小説アンソロジー。初出誌は巻末に記載されているが、年代が全部は載っていない。「1991年」と「2011年」のものがあることだけは分かるので、その辺りの頃、と推測するしかない。
     とても良い作品集だった。抑制された堅実な文体で淡々と醸し出される「恐怖の」イメージが、美しい。もう少し文章が磨かれれば、泉鏡花とまでは行かないまでも彫琢されれば、これは立派な芸術作品になると思う。
     ただ一つ、「蛇口」だけは、ストーリーは悪くないが文章が良くなくて、1991年の作だからもしかしたら作者のごく初期のものなのかもしれない。
    「ミミ」のような、一種の詩情さえ湛える形象の美しさを、更

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    2022年02月08日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    表題「再生」は伊藤潤二の「富江」のような不気味さがあり、
    それを受け入れてしまう語り手もまた気持ち悪すぎる。

    「鳥の巣」の結末にもひんやりとさせられた。

    「依って件の如し」
    「ぼっけぇきょうてぇ」でも読んだけど
    今読み返しても岩井志麻子の作品はこの作品集のなかでも圧倒的だと思う。

    明治時代(?)の陰鬱で貧しい小さな村で交わされる会話や
    情景描写は読んでいて息が詰まりそうになる。
    結末まで一気に読んでしまえるほど引き込まれた。

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    2022年01月23日
  • ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選

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     2021年刊、文庫オリジナルのホラー短編アンソロジー。2001年から2017年に発表された作品が収められている。
     冒頭の3編はエッセイである。著者の母親が霊感の強い人だったそうで、著者自身も幾らか霊感があり、何度も霊を見る体験があるとのこと。なるほど、それで幽霊の出てくる物語を多く書いてきたのかと納得。
     続く「恋慕」「花車」「慕情」は『律子慕情』なる単行本に収録された連作で、主人公律子の霊体験を、幼女時代からの成長に伴って描いている。この3編が、とても良い。一般的にこれは「ホラー小説」なのか?という疑問もあり、「恐怖をメインとした小説」という定義からは外れ、普通小説としての滋味を持って物

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    2021年12月23日
  • 異形のものたち

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    短編の名手ありき!
    ふわっとしてるなぁとは思ったけど
    鮮やかな緋色には著者が心に留める官能がありました。

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    2021年12月07日