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Posted by ブクログ
小池真理子怪奇譚傑作選 第2弾
小品ですが粒揃い
個人的覚書です
「仄暗い廊下の果てに」
時折見る同じ廊下の夢
「優しい既視感」
日本家屋の光の妖しさ
「襖の向こう側」
古く大きな日本家屋の襖の向こう側
「幸福の家」
幸福だったその時に留まる哀しい魂
「坂の上の家」
その家はドールハウスの中に
「私の居る場所」
私しか居ない場所
「千年烈日」
小池真理子の造語と思われる
千年の厳しい日々を示唆?
ストーリーとしては、不倫でありながら純愛
花の使い方とあわせ、夏目漱石『夢十夜』を思わせる
「妖かし」
無自覚に為出す怨念
「灰色の猫」
過去と繋ぐ公衆電話
ただ、ここまで公衆電話が社会から減ってしまうとは思っていなかったろうな、と感じる
「柘榴の木の下」
生きている間に大事にしてくださいね
「一角獣」
好きであったであろう男の自死の後
彼の話に出てきた一角獣と、彼の猫を待つ
「囚われて」
逃避の為の甘い幻想
「カーディガン」
カーディガンによってもたらされた安寧の場所は、あちらとの境界なのかな
エッセイ編
「狂おしい精神」
三島由紀夫愛に溢れるエッセイ
「神が降りた」
直木賞受賞作『恋』執筆時に体験した、奇跡のようで奇妙な出来事についてのエッセイ
「骸たちの静かな気配」
軽井沢の別荘地での暮らしについて綴ったエッセイ
私は小池真理子さんの小説が好きだと改めて思う。直木賞受賞作『恋』はもちろんのこと、数々のホラー・怪異系作品は、短編でも掌編でも、単なるホラーの恐怖で終わらせない多様なストーリーが読める。
さらに、女子高生の頃から三島由紀夫を深く愛読されてきたことを知り、その背景に触れて、三島由紀夫の文章が好きだったとのことで、ますます惹かれました。
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