小池真理子のレビュー一覧

  • 唐沢家の四本の百合

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妃佐子、勢津子、夏美に有紗。
    それぞれの夫婦感、愛情表現の違いがうまく絡み合い、それが四人の女性を巻き込み。真相がわかるまでハラハラする作品でした。
    最後に怖い表現があり後味の悪い作品との印象。
    それらも含め、面白かったです。

    0
    2024年02月29日
  • 贅肉 新装版

    Posted by ブクログ

    「贅肉」だけ既読だったけれど、どんな人でも加害者になるし被害者になる、たまたま今回のパターンではこうだっただけで次の瞬間には変わっているんだな…とつくづく感じました。
    面白かったです。登場人物たちの心はドロドロしてるんだけど、小池さんの文章だと気持ち悪さや醜さを感じず、薄気味悪さのほうが強い。悪意も。
    「贅肉」が改めて心に残ります。ラストの一文が良いです。
    「ねじれた偶像」も好き。この5人の今にも崩れそうなギリギリの関係がたまりませんでした。

    0
    2024年02月18日
  • 月夜の森の梟

    Posted by ブクログ

    静謐な空気の中で、果てしない喪失感に満たされた作品でした。というか、このエッセイ集の個々の作品はシチュエーションや時点が作品ごとに異なるのだけれど、どの作品を読んでも最後にはどうしようもない喪失感に襲われてしまいます。渦巻くような悲しみに沈んでしまい、結局最後まで読みきれませんでした。

    小池真理子さんのエッセイ集です。
    本屋さんの文庫の新刊を扱っているワゴンの中でひんやりと静かな表紙がその存在を主張しており、目が合ってしまったのでした。

    久しく小池さんの作品は読んでいなかったのですが、この作品を読んで小池さんに対するイメージが大きく変わりました。

    すでにかなり過去の話になりますが、小池さ

    0
    2024年02月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ユーミンの曲を題材にして描かれた短編集です。
    ユーミンの曲は、「春よこい」しか知らなかったので、他の曲も聴きたくなってすぐ調べて曲を聴きながら読んでいました!笑


    0
    2024年02月05日
  • 狂王の庭

    Posted by ブクログ

    男は庭を造り、女に捧げ、女はすべてをかなぐり捨てた。
    「僕があなたを恋していること、わからないのですか」昭和27年、国分寺。華麗な西洋庭園で行われた夜会で、彼はまっしぐらに突き進んできた。庭を作る男と美しい人妻。

    0
    2024年06月03日
  • 唐沢家の四本の百合

    Posted by ブクログ

    唐沢慎介の3人の息子たちの嫁と、後妻の美しい連れ子。4人の女性は慎介の別荘で彼の到着を待っていた。そこに不吉な速達が届く。連れ子が「昨日と変わらぬ今日」が破滅へと導く。

    0
    2024年01月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    江國香織さんの「夕涼み」と綿谷りささんの「青春リグレット」が読みたくて手に取った。夕涼みは、夫の行動にゾッとしたし、私だったらそんなズレた夫とは一緒にいられないと思った。「逃げたかったわけではない、が、逃げられないと思わされることは恐怖だった。竦むような、恐怖だった。」という言葉に共感。誰かに自分の選択肢を奪われたり、縛られたり、自分で自分を決められないことを、人は恐怖と感じるんだなと思った。そして誰にもその出来事は話せないことも、夫を含む周りにはいつまでも愛し合っている夫婦だと思われていることも、自分だけがこのザワザワした気持ちに気づかないふりをしていればいいんだと感じるのもわかる。老女たち

    0
    2024年01月21日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    文庫王国から。”墓地を見おろす家”しか読んだことがなく、必然的にそのイメージの作家だから、正直期待値は高くなかったんだけど、いやいや恐れ入りました。本作は、心に沁みる人間ドラマ。750頁の超大作ながら、本を置く能わずの展開の妙。倒叙ミステリ的側面を持つんだけど、そこを軸にした組み立てが、実に奏功している印象。あえて苦言を呈するとすれば、最終章がちょっと蛇足に思えるくらい。せめて直木賞受賞作くらい、読んでみようかしら、と思わされました。

    0
    2024年01月16日
  • 青い夜の底 小池真理子怪奇幻想傑作選2

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ、小池真理子さんの作品。
    怪奇幻想傑作選というだけあって、なかなか雰囲気のある作品たちがズラリと並ぶ。
    ふんわりと(?)スーっと掻き消えるような、
    異様な雰囲気を余韻に残していくさまは、やはり不気味である。
    だが、なぜか不思議な美しさを伴う描写に、いつも惹き込まれていくのを改めて思い起こされた…そんな印象を強く待った。

    長編の『墓地を見おろす家』も私的にとてもゾワゾワしたが、こういった短編集もまた良いなと痛感。

    素敵な楽しい読書時間、持てました。

    0
    2023年12月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ユーミンの曲からイメージした短編集
    一流の女流作家ばかりなのでどの作品も興味深く面白かったし、贅沢だと思う。
    最後の「春よ来い」が1番印象に残った
    願いごとひとつ叶えられるとしたら、
    自分だったら何にするだろ?
    自分や身内、知り合い以外について願わないといけないという条件がつくと案外難しい。
    でも思いついたらきっとわくわくしそうで楽しい思考だなと思った

    0
    2023年12月11日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    主人公のほとんどが、もう若くはない女性で、おどろおどろしい話が多い。
    個人的には「白い月」が心に残った。
    赤の他人から知らされる、夫の心。奥ゆかしくて素敵。
    ひとりになった時の自分を、想像してみたくなる。
    とりあえず、次に「月夜の森の梟」を読みたい。

    0
    2023年12月05日
  • 妻の女友達

    Posted by ブクログ

    およそ四半世紀振りの再読。
    以前よく小池真理子氏の作品は読んでいて、久々に楽しく読み進め痛快な読後感でした。
    やはり、ちょっと今の時代には古いかな⁇と感じる描写はありました。

    0
    2023年09月11日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「生と死、そして性を描く濃密な短編集
    過ぎてみれば、全部、どうってことなかった――」

     王道の恋愛もの、ミステリー・サスペンス、あるいは幻想怪奇小説など幅広い作風で読者を魅了してきた小池真理子は“短編の名手”でもある。その実力をいかんなく発揮している「日暮れのあと」。
     人の生と死、そして性を描き、人生の哀歓をつづる短編は大人の読書を満喫するのにちょうどいい。

    ミソサザイ
    喪中の客
    アネモネ
    夜の庭
    白い月
    微笑み
    日暮れのあと
    の7作品。

     表題作「「日暮れのあと」の主人公は、日々老いを感じつつ山裾の町で暮らす絵本作家の雪代。ある日やってきた植木屋の青年に興味を惹かれ話をしてみると、彼

    0
    2023年09月06日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    名作の寄せ集めなのでもちろん良い
    ただ半分は読んだことある作品だった
    読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにした

    0
    2023年09月03日
  • 無花果の森

    Posted by ブクログ

    追い詰められた時
    あでもなく辿り着いた土地で
    彼女にとっていい出会いがあり
    悲しい別れもあったけれど
    ハッピーエンドもありで
    最後、サクラの存在が良かった。
    サクラバーに行ってみたい

    0
    2023年09月03日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ


    7篇の短編集ですがどのお話も印象的。生と死、愛、性が共通していて全く違う雰囲気なんだけど、どれもねっとりとした感じで読み応えあり。

    『喪中の客』は最後ゾクッとして印象に残りました。好きなお話は『アネモネ』『白い月』『日暮れのあと』

    中高年の女性とかなり歳下の男性との恋のお話がいくつかありますが、表題作の『日暮れのあと』はその中でも極めつけという感じでした。26歳の植木職人の男性が結婚したい相手は64歳の現役風俗嬢。なかなかあり得ないお話だけど、男性に興味津津で馴れ初めをを聞く72歳の雪代の気持ちはわかるなぁ。

    0
    2023年08月15日
  • 無花果の森

    Posted by ブクログ

    よかった。
    泉の追い詰められている感じがリアルで自分も逃げ回っているような気持ちになった。
    キャラの強い人たちが周りに多いけれど、それもなんだかよかった。
    サクラのバーに行ってみたい。

    0
    2023年07月24日
  • 墓地を見おろす家

    匿名

    購入済み

    怖かった

    小池先生の作品を初めて読みました。
    読みやすい文章と結末が知りたいのとで一気読みしました。
    昭和感たっぷり。
    面白かったので違う作品も読んでみます。

    #怖い

    0
    2023年07月14日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    「ミソサザイ」
    「喪中の客」
    「アネモネ」
    「夜の庭」
    「白い月」
    「微笑み」
    「日暮れのあと」
    七話収録の短編集。

    洗練された言葉で紡がれる七つの物語は、登場人物や風景が自然と眼前に浮かび上がる。

    生と死と性が共通して描かれている本作だが、最も心に迫って来たのは深い孤独感。

    時に淫靡で生々しさをを醸し出しつつも、そこに厭らしさは感じられず、老いて死へ向かう者達の寂寥感や悲哀が伝わる。

    ホラーテイストの『喪中の客』が一番インパクトが強く背筋が寒くなるが、どの短編もつ粒揃いで味わい深い。

    この静謐でしっとりとした世界観が堪らなく好き。

    0
    2023年07月04日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    松任谷由実の曲を元にしたトリビュート小説集
    著名な作家さん達による、別角度からの切り口で綴られる物語

    歌詞をそのまま物語にしたものではない
    むしろ設定のリンクはそんなにないかも
    タイトルにインスパイアされた短編という表現の方が近い


    収録は6編
    あの日にかえりたい/小池真理子
    DESTINY/桐野夏生
    夕涼み/江國香織
    青春のリグレット/綿矢りさ
    冬の終り/柚木麻子
    春よ、来い/川上弘美
    解説:酒井順子



    ・あの日にかえりたい/小池真理子
    いまも私の心は学生時代を過ごしたあの場所にいる


    昭和の学生運動が盛んな頃の大学生
    男を巡る友人とのちょっとした行き違い

    大学生の頃に戻りたい

    0
    2023年05月30日