小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2009年12月4日。主人公と一緒に恋を体験できた気がする。だからこそ、切なく、苦しくなることも多く、特に読後は不安定な空虚さに襲われた。読後、再度冒頭を読み直して救われ、主人公のその後の人生を想像した。個人的に、この始まりかたや終わり方がいいなと思う。小池氏の文章は、普段人にはとてもさらせないようなみっともない、でも自然な感情や行動が書かれており、それによって作品と自分が近づけるのだと思う。
それにしても、1960年代の日本は今から考えると別の国のようだ。当時の若い世代も時代や環境というものがあるとはいえ、現代のそれとの違いについて考えてしまう。