小池真理子のレビュー一覧

  • う わ さ

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    うわーーー。
    4つの短編の主人公たち、見事にドツボにハマっちゃったねー。
    どんどんハマりこんでいく様がちゃんと書かれてて、読んでて面白かった。
    その中でも『災厄の犬』が良かった。
    最後は、ぞぞーーーっと鳥肌たった。こっわーーーー。
    でも、こういうのちょっとホラーっぽくて大好き。
    一番インパクトのある終わり方で、読み終わった今でも怖くてぞーっとする。

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    2016年11月12日
  • モンローが死んだ日

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    還暦間近の鏡子は、夫を亡くし、子供もなく孤独なことから精神状態が不安定になり、精神科を受診したことから、医師である高橋に出会う。鏡子の治療が終わってから次第に距離が縮まる二人。一緒に老いていきたいと思った男性が実は……という展開は、概ね予想の範囲内で進むのだけど、とにかく鏡子の孤独な心理描写が秀逸で、暮れてもひとり、明けてもひとりと自嘲気味になるあたり身につまされるものがありました。還暦間近の女性の恋愛というものは、読む前はピンとこなかったけど、でも歳を重ねても恋ができるっていいなあと思った。

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    2016年11月11日
  • 二重生活

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    文学的・哲学的尾行をすることで、他人の秘密、他人の孤独を知り、自分自身の孤独に気づく。
    大学院生、白石珠の試みはなかなかおもしろいとは思うけど、自分が尾行されたら……

    映画では、女優の三ツ木桃子は登場せず、卓也と珠の関係に焦点を当てていたし、篠原教授の孤独にも触れていた。
    原作と映画の両方を見るとよい作品です。

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    2016年11月10日
  • 柩の中の猫

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    過去を回想するイントロから始まる物語。
    いったい何があったのか??と気になります。
    物語全体からただよう、怪しさ、閉鎖的な異次元な空間。
    これは何かが絶対起きる。と思わせる雰囲気。
    ミステリーではないけど心理的な圧迫感のある物語でした。

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    2016年10月20日
  • モンローが死んだ日

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    ネタバレ

    なんかあまり濃厚なお話を読みたい気持ちでは無かったけど、落ち着いた雰囲気のお話しで良かった。人生の後半をこんなふうに過ごせる相手が出来るなんて、束の間であってもいいから自分にもそんなこと起きたらいいなと思わされた。殺人でもしてるのかとドキドキしたけど、そうでもなかった。まだそんな可能性をあるかもっておもってもいいですかね?

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    2016年10月05日
  • 欲望

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    ネタバレ

    感想を書くのが難しい。
    EDである男性をどう愛するのか、また自分がEDなら女性をどう愛せるのか。なんとかその壁を乗り越えられそうな、でもやっぱり乗り越えられなさそうなもどかしい感じがしました。

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    2016年09月24日
  • モンローが死んだ日

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    題名からはどんな話か全く想像できなかったのですが、後半一気でなるほどな謎解きでした。小池真理子らしい静寂で美しい文体もマル。

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    2016年09月09日
  • ふたりの季節

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    ネタバレ

    昔の恋人との再会。何ともロマンティックな話。いいなあ。でもあたしは気づかなさそう笑。

    薄いし文字が少ないので短編集を読んでる感じ。小池真理子は短編もうまいので、二人の情景が目に浮かぶようだった。

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    2016年08月22日
  • 夏の吐息

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    表題作含む6編の短編集。初期の心理サスペンス、中期の恋愛を経て新たなステージに入ってきたのかなと感じました。どの作品も恋愛は絡んでくるものの、メインは夫婦間のちょっとした秘密だったり、男女間の友情、終わってしまった恋に恋愛未満の話もあり多彩な設定で楽しめた。官能や耽美は従来の作品よりも控え目な印象でしたが、しっくりとくる比喩表現に目に浮かぶような情景の描写が美しく、しっとりとした大人の雰囲気を存分に味わいました。

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    2016年08月19日
  • モンローが死んだ日

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    2016.7.2

    途中までは、人生を半分終えた二人の恋愛小説でいってたのが、ある日突然男が消え それからは謎解きに入っていく。
    一人暮らしの鏡子は夫に先立たれ 子どももいない。
    一生一人で生きてゆくことに孤独感や不安に苛まれていたところに優しく話を聞いてくれる人があらわれたら、それが男でも女でも年令など関係なく、縋りたくなるのは誰でもそうだと思う。
    たまたま彼は犯罪を犯していたのだが、それを知ったとしても その相手を嫌いになる理由にはならないところが、人を好きになるということなのだろう。

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    2016年07月03日
  • モンローが死んだ日

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    高橋の娘、川原まりりんはもう少し何とかならなかったのかと思う
    どう見てもあの女芸人が被って酷かった
    物語は好きなのにそこだけは残念

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    2016年06月01日
  • 無伴奏

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    小説自体は25年くらい前のもので、舞台は1960年代後半の仙台。学園紛争やデモなどが激しかった時代の、ひとつの恋とミステリー。
    高校生の響子と大学生の渉。そして渉の親友の祐之介と恋人のエマ。四人の想いが交錯して、ある事件が起きる。

    小池真理子さんの小説を読むのは思えば初めてで、どうして今まで手に取らなかったのか自分でも不思議。
    全編通して美しい。人間の醜さが表れる場面もあるのに、なぜか穢れを感じない。始めに事件を予感させる描写があり進んでいくせいもあるのか、常に死の匂いが漂っていて、どこか物悲しい。

    勝ち気な高校生・響子と暗い過去を背負った大学生・渉の恋と一時の出来事を、二十数年後の響子が

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    2016年04月06日
  • モンローが死んだ日

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    ネタバレ

    お初だった小池真理子。
    アタシには、なんだろ。まだ、はやいっ。など、と。
    勝手に思っていた作家の方。
    いい年ですが…医師⁉︎高橋に近い年齢ですが。
    この大人のお話し。序章がある恋愛小説で‼︎
    ソコソコあたりをつけながら読み深められ。
    鏡子の行動にはなんだろ⁉︎アタシなら…って、ツッコムところが沢山…あんな風に、って。
    後半の展開、読むスピードが加速しました。

    そしてひたっております。この花折町⁉︎軽井沢にぃ。

    このタイトル…が、いいん、です。

    手紙、長いっ。

    〜人間としての本物深み〜

    そ、して。ご飯を作りたくなるお話し。

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    2016年03月01日
  • 妻の女友達

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    どの話も面白かった!
    まさに、女の方が男よりも一枚上手だということを思い知らされるような話ばかりだった。

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    2016年02月20日
  • 冬の伽藍

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    義彦に恋していながら、その義父である英二郎の誘惑も拒みきれない悠子。一章はその3人に亡くなった美冬も加えた歪んだ関係が描かれていて、英二郎には嫌悪感を抱きながらもその魅力に抗えない悠子の心情が揺れ動くのが甘美でもあり、スリリングでもあった。個人的には英二郎さんには魅力は感じないのだけど、言い寄られると弱い部分があるというのも、理解できなくはないかな。
    三章で、摂子視点に変わると作品の色合いも違ってきて、あまり見たことはないけど韓流ドラマみたいな展開だなと感じつつ、どうなるのだろうかと先が気になった。
    バッドエンドとは思わないが、幸福な話とも思えない、でも冬の軽井沢の情景描写も含めて美しいと思え

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    2016年02月20日
  • 沈黙のひと

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    なにか、すごくストーリー的に面白いというわけではない。
    でも、文章から、すごく現実感が伴う小説。
    こうなったら、大変だろうなあ、とか、年をとっても、病気になっても、生きているということだけで、その人にしかわからない人生というものがそれぞれにあるんだなあ、とか、親の気持ちってそうなんだろうなあ、とか様々なことを考えさせてくれる小説。
    話も読みやすく、結構一気に読み終えた。

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    2016年02月13日
  • モンローが死んだ日

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    小池真理子の小説を読むのは初めてでしたが、なかなか面白かった。終盤までの、50代半ばの精神科医と還暦前の女性患者という少し設定のこったハーレクインロマンス的な展開にはついて行けないし、自分にはあんまり合わないなぁ、と思った。中盤であからさまなネタバレ的記述があるのも、ここでバラしちゃこの後が面白くないじゃん、とも感じた。でも、終盤で徐々に明らかになってくる事実によってぐいぐいと引き込まれていった。自然風景や建物や家具などの描写も嫌みではないほどに繊細で読みやすかったと思う。雑誌連載小説なので仕方ないだろうけど、もう少し短くても良かった気もする。

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    2016年02月08日
  • 浪漫的恋愛

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    「月狂ひ」の男女と重なるような母と千津の恋愛。どんなに用心していても恋に陥ってしまったら、どうしようもない。

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    2016年01月22日
  • 沈黙のひと

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    ネタバレ

    2016年の4冊目です。
    小池真理子という作家の作品を読んだのは初めてでした。
    久しぶりに、ずっしりと心に応える作品を読んだという気持ちです。
    自分と母を捨て、若い女と結婚し家庭を持った父親が、難病であるパーキンソン病に侵され意志の伝達も難しくなって介護施設に入居してからの、娘の父へ向き合う心情が描かれている。老いて壊れていく父親の姿を見て悲嘆にくれたり、過去を思い返し冷淡な感情に支配されることも無く、父親の身勝手な娘への偏愛を、冷静に受け止め、それに対処する自分をまた冷静に見つめている気がする。それは、幼い子供時代に父と過ごした満ち足りた気持ちにへの、気を許すと落ちていくような速度で没してし

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    2016年02月13日
  • 水無月の墓

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    何気なく積読の中から手にとって読み始めたけど、とっても面白かった。
    短編なのに上手くまとまってて、それなのに描写がうまいからゾクゾク感がする。
    読んでてだんだん心臓がドキドキバクバクしてきたー。

    どの短編も静けさと漂ってくる怖さがあって良かったけど、
    一番好きなのは『夜顔』
    現実とあの世の狭間を行き交う感じが好き。

    とってもぞくっとさせられた本でした。

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    2015年12月10日