小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
妻の姉
妹の夫
お互いに存在を知りながら
ふとしたきっかけで、お互いに相手の中に
自分と同じ心の穴、流れを感じ惹かれあっていく。
前篇メールのやり取りのみで綴られた作品
毎日色々な人と出あう中で
(すでに出会ってる人の中でも)
ものすごく自分とリンクして共鳴できる人
どんどん感情や想いが溢れてくる人
に運よく出会えたとして
とはいえ タイミングや状況・立場
その人と傍にいられる可能性は極めて低く
とはいえ
(嬉しいことなんかちょっと残念なことなんか)
そういう波長の合う人なんて世界には沢山きっといて
そのたびに何回も何回も
こういう気持ちを重ねていくものやよなーと
ハローグッバイってタイトルの曲ってものすごく多いけど
そうなんやろうなーとつくづく
気になった表現
・ひんやりとした空気が常に傍にある感じ
・人の道を外れるって言うけどそもそも人に道なんてなくて 私は私の道を生きていくだけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ情景の描写が 細かくて目の前に浮かんでくるよう・・・
冬の京都、旅館の風景が 目の前に浮かんでくる
“淫蕩のきわみは、純潔が最後に辿り着くところと似ている”
堂島の言葉が すごく印象的でした。
後は 結子の潔さ 強さに ただ ただ 圧巻
離婚も 結婚の時より 100倍のパワーがいるって
聞いたことがあるけど 別れる時は かなりの
覚悟が必要なんだと思う・・・
自分の意思じゃなく やってくる 【死】という 別れもある
この本は そんな【死】も大事な キーワードになってる
タイトル・・・虚無のオペラだけど 読み終えた後は 虚しさ
なんて感じなくて 結子の行動に 爽快な気分になりました。 -
Posted by ブクログ
途中から、読んだのを後悔したほど恐ろしくてたまらなくなったのだけれど、ものすごおおーーく引き込まれて夢中で読んだ。やめられなかった。小説らしい小説というような感じがして、読みごたえあった。衝撃的ですら。わたしは1964年生まれなので学生運動についてはあまり知らず、これまであまり深く考えたことがなかったんだけど。でも、ごくごく普通の学生でも、ちょっと文学とか哲学とかに興味あったりしたら、たちまち運動に引き込まれてしまいそう。あと、普通に分別のある人間だろうに、特殊な状況に置かれると、集団の狂気というか、リンチ殺人とかおかしいと思わないようになるのか、などと思うと人間って本当に怖い、としみじみ。現在の、原発のこととか、肉の食中毒のこととか、人間って集団とか組織になるとまともな分別をなくすんだろうか、とかまでいろいろと考えてしまった。恋愛モノとしては、わたしは、どろどろした、とか、退廃的とか幻想的とか、苦手なので、あまり……。これが初小池真理子だったのだけれど、「恋」も読んでみるべきなんだろうか……。