小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夫を亡くして以来、軽井沢近郊の田舎町で天涯孤独な生活を送る女性が主人公。心の病にかかりクリニックを訪ねたことがきっかけで、その医師と愛を育んでいくのだが、ある日突然男性が姿を消してしまう。
50代後半の男女の恋愛ものと言うと、不倫やら何やらどろどろしたものが多いが、本作は心に傷を負った大人同士の静かな恋愛を丁寧に描いている。前半、薄紙を少しずつはがすように、時間をかけて歩み寄っていく二人の姿は、穏やかで切なくて心地よい。
が、後半は一転して姿を消した男を追う展開となり、ミステリー色が濃くなっていく。男の正体は早い段階から予測がつくが、理由は終盤まで明かされない。タイトルの意味がわかったときに -
Posted by ブクログ
小池真理子さんの妻の女友達
波風のない人生を送る夫婦の前に、突然現れた妻の女友達。女流評論家として活躍する彼女の登場が、いつしか平穏な家庭を破滅に追い込む――推理作家協会賞受賞。
菩薩のような女、転落、男喰いの女、妻の女友達、間違った死に場所、セフィニ-終幕-、の短編6作収録。うわああああああ面白い!久しぶりにイヤミス系読んだ(嫌なミステリー)やっぱこういうの好きだなー普通のミステリーじゃ物足りない、女の怖さ…男と女の価値観の差…意外すぎる結末…。どんな嫌な展開になるのwwってニヤけながら読めた。ちなみに本屋でジャケ買い。発行日が1995年で自分が生まれる前の作品とは思えない…。