あらすじ
全身が唇からとろけていきそうなくちづけ。待ち望んで待ち望んで、気が狂ってしまうのではないかと思うほど待っていたくちづけ。恋人を作り家を出て行った母が、父の亡骸と交わす最後のくちづけ。舌をからませることのない、淡い別れのくちづけ。人生でもっとも嬉しく、もっとも幸福だったくちづけ……。様々なくちづけが織りなす、男女の恋と愛、そして人生を描く、九つの恋愛小説。
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Posted by ブクログ
キスにまつわる大人の短編集。亡くなった元夫の亡骸にキスをする「夜噺」はしんみり。「オンブラ・マイ・フ」もひとつのキスを通して女の生き様を描いて作品でよかった。
Posted by ブクログ
小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。
Posted by ブクログ
kiss
というタイトルをつけるほどではないのかなと。
フォーカスされてるポイントが、そこではないと思った。
でも、恋愛を描かせたら上手いな。と思う。小池氏。
Posted by ブクログ
シチュエーションは豊かだと思うんだけど、
なぜかどれもふーん、で終わってしまう。
なんでだろ。
こっちの心が掻き乱されることはなかったかも。
展開が予想を超えないからかな。
筆致はそつない感じです。
あと、ちょっと女性の古臭さ(言葉遣い?思想?)、とかみたいなものが気になった。
これも共感できなかった一因かも。
Posted by ブクログ
どの話も短編として無難に纏まっているけど、印象に残る話は少ないかな。
驚くようなオチが用意されているわけでもなく、淡々と終わってしまう。
キスをモチーフにした短編集の割にはハッピーな恋愛は少なく、甘い恋愛を想像して読みたいのであれば不向きです。
Posted by ブクログ
感情移入できる部分もあったけど、基本的には「ふーん」という感じ。
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全身が唇からとろけていきそうなくちづけ。待ち望んで待ち望んで、気が狂ってしまうのではないかと思うほど待っていたくちづけ。恋人を作り家を出て行った母が、父の亡骸と交わす最後のくちづけ。舌をからませることのない、淡い別れのくちづけ。人生でもっとも嬉しく、もっとも幸福だったくちづけ……。様々なくちづけが織りなす、男女の恋と愛、そして人生を描く、九つの恋愛小説。