小池真理子のレビュー一覧

  • ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選

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    怪奇譚傑作選として甘美恐怖と戦慄の世界の
    エッセイと小説集

    「霊の話」
    小池さんの心霊経験談と母親からの体験談エッセイ。怪異の闇への起点。
    「死者と生者をつなぐ糸」
    お住まいの別荘地での出来事。生霊系エッセイ。
    「現世と異界」
    霊感の強いお母様の体験談エッセイ。
    生と死のあわいに存在する意識。
    「恋慕」
    父の弟である叔父は、美しい母に恋をしていた。叔父の死を悼む母と少女。
    死してもなお、慕われるのは母。
    「花車」
    学生運動のただ中の大学生活。
    妊娠も結婚も、案外深くは考えられていなかったのかもしれない。誤って命を落とした女性が、死後に見せる幸福な姿。
    「慕情」
    「恋慕」の続編。
    叔父との二度

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    2025年09月16日
  • 墓地を見おろす家

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    1988年書き下ろしの本作
    国産“モダンホラー”の先駆けと言われているとか
    現代社会のリアルな日常の中の恐怖を描く、という流れです。

    1980年代後半、日本は分譲マンションが急速に普及していきます。
    小説では、「都心から電車で20分、新築かつ格安」
    という魅力的なセールスコピーが出てきます。

    そんな住宅トレンドと現代的ホラーの融合です。
    マンションを手に入れて得た幸福感を徐々に覆す恐怖。違和感が不安感となり、そして孤立。

    古いマンションのホラーは何作もありますけど
    新築マンションホラーは珍しいかな。
    建物というより残穢的でした。

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    2025年09月14日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    個人的に好きな女性作家ばかりのアンソロジー。
    ユーミンの曲を主軸に描かれる物語は、柔らかい表現だが女の「業」というものを彷彿させる。

    私が好きだったのは『あの日にかえりたい』貧乏暮らし学生の青春謳歌がきれいだった。
    壊れた後の関係値も儚くてうつくしい。

    空想と現実が入り交じるのがユーミンに沿っていてる人選だった。

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    2025年09月14日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    宮部みゆきさん目当てで読みました。
    ネタバレ感想

    あなたを連れてゆく
    ふんわりホラー
    アキラは幸せなのかな不幸なのかな?と思ったり。
    とても怖い!というよりか少しノスタルジー感じるホラーファンタジーみたいな作品でした。

    竜狩人に祝福を
    この本はこの話を読んだだけでもいい収穫になると思います。新感覚選択式ストーリーでかつラストに驚愕の真実を得ます。順々に選択していくと…。
    この作品はもっと評価されて欲しい、この作品だけで小説を出して欲しいです。

    月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ
    河童のお話
    ナメてかかって読んだら意外と怖かったです。
    この分野はなんていうんだろう…


    あぁ…やっ

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    2025年09月13日
  • 無花果の森

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    古本屋さんで題名に惹かれ手に取りました。
    さらさらと読める美しい文章。大きなことは起きないけれど、ページを捲る手が止まらず一気に読みました。個人的にサクラさんに勇気をたくさんもらった。書かれた時代のマイノリティは今よりもっともっと大変だっただろうに、その精神の強さと美しさに感服。全ての人が愛する人たちと幸せであってほしい願う小説でした。

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    2025年09月12日
  • 無花果の森

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    人生を半分くらい生きると、隠したいこと、隠さなければいけないことくらい誰だってある。そんなときにだから会える人もいる。

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    2025年09月08日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    シンガーソングライターというのは物語を音に乗せて紡ぐ人なのだなと思った。
    ユーミンの曲にちなんだ短編のすべてよりユーミンの曲の方が何かを伝える熱量がある。

    これを読んでからあらためてこの6曲をSpotifyのプレイリストにして聴いてみた。
    その後もう一度読んでみたけど、やっぱり同じ気持ちだった。

    ユーミンが歌う情景は現実よりくっきりしている。

    本を読んだのに何故かユーミンの凄さを再認識した不思議な体験。

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    2025年09月07日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの歌が好きで買ったけど本はのめり込むほど刺さらなかった。歌詞と小説でまた違うんだなあ。違いを楽しめるようになったらまた読みたい。

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    2025年08月30日
  • 怪談

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    暑いので怪談を読んで涼しくなりたくて手に取った本。
    短編集なのでさくっと読める。
    あまり怖くなくちょっとぞわっとするくらい。

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    2025年08月08日
  • 二重生活

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    文学的・哲学的尾行を実現する女子大学院生。
    他人の秘密を知ることで自分の中にも変化が起こるのかということも興味深い。

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    2025年08月02日
  • 会いたかった人

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    6つの短編
    どの話もちょっとスリルがある感じ
    妬み、怨みとか、魔がさすとか。
    一番記憶にあるのは、
    結婚式に登場する老女。
    散々遊んだ男には、痛い仕打ちが待っていた。人生、コツコツ真面目が一番だよ

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    2025年07月20日
  • 墓地を見おろす家

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    正体が分からなすぎて、ただただ怖い!
    1988年には、文庫化されていて、そんなに長く読まれてるとは…とビックリした!

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    2025年07月18日
  • 妻の女友達

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    小池真理子さんの描く文が好き。この短編集は心理サスペンス小説だけあって、心理的に男がいつの間にか陥れられるオチ。デジタル化されてない時代なので、公衆電話とかビデオ録画とか小道具がアナログ。

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    2025年07月16日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    マンションの近辺は墓地、寺、火葬場…なんでこんな所にマンションを建てたのか。小さな怪異から始まり、住人も逃げるように引っ越していく。文章自体は面白かったが、期待していた怖さと違った。背筋が凍る心霊ものではなく、超常現象を怖がるパニックホラーだった。オチも良かったんだけどね。

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    2025年07月12日
  • 欲望

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    ネタバレ

    事故で性的不能に陥った美しい青年正巳と、彼が昔から欲望の対象としている美貌の女性阿佐緒、その夫の袴田、正巳と阿佐緒の幼なじみの類子。

    これは類子の視点で語られる物語です。

    類子は正巳を愛し、精神的なエクスタシーを感じながらも既婚者の愛人と肉欲だけの関係を続けます。
    最終的に愛人と別れて正巳を一途に愛するように。

    うーん、類子が正巳に感じるエロティックさはわからないでもないのですが、既婚者と平気で不倫する気持ちがわからないのでいまいち感情移入出来ず。

    阿佐緒も正巳も揃って自殺……
    2人ともそれぞれ孤独を抱えているのはわかるけど命を大事にしてくれ……。
    そこで終わってたらなんだかなーって感

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    2025年07月06日
  • 夏の吐息

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    登場する女性の美しくて柔らかい内面が伝わってくる短編集。
    ふあっとしている雰囲気で
    言葉で表現することが少ない男性が
    どの短編にも登場することも多く、《死》についてかかれています

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    2025年07月02日
  • 東京アクアリウム

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    ネタバレ

    ゆっくりとした時間のなかの1片が切り取られる
    そんな短編集でした

    亡くなってからも家族がいて、愛するひとにキスしてもらえる千晶の物語がすき。
    DVとか二股の男女はどうして関係を続けるか……

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    2025年07月02日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    解説にも書いてあったが、ユーミンの楽曲はそれぞれの曲に自分だけの思い出と固執したイメージが伴う中、この人にとってのこの曲はこんなイメージなのかぁと新しい側面を見れて面白かった。
    青春時代のすれ違いがリアルに描かれている「あの日にかえりたい」が一番好きだった。

    数多くのユーミン好きに、あなたならどれを選曲するか聞いてみたい。私なら「リフレインが叫んでる」で書くだろうなぁ、なんて。

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    2025年06月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    中学生のときからユーミンが好き。
    何度かライブにも行ったけれど、
    苗場は行ったことがないんだよなあ。
    行きたいなあ。
    入り込みすぎず、淡々と読み進めて、
    静かな気持ちになった(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2025年06月22日
  • アナベル・リイ

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    あまりこういう幽霊系は読んだことなかったけど、面白かった。

    千佳代は何故バーとみながに現れたのか、ママの多恵子を悶死させたのか、親友悦子には何故危害を与えないのか、そしてあれほど愛した飯沼を最終的には殺したのか、本当に謎だらけ。

    何かヒントを探しながら読み進めるのだけど、読めば読むほど千佳代という人がどういう人なのかさっぱりわからなくてますます混乱する。
    そういう謎多き部分が人を惹きつける魅力なのかも?

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    2025年06月20日