小池真理子のレビュー一覧

  • ウロボロスの環

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    残念ながらタイトル負けしてる感じでした。
    何故、主人公の夫があれ程までに疑い深くなり、死ななければならなかったのか、何故、離婚した妻が後妻ともあれ程円満に出来るのかも、読者にはイマイチ納得感がなかった。
    ウロボロスについての記述も詳細ではあるものの、もっと上手くストーリーに絡ませる事ができたように思う。
    娘さんは何の問題も無く育ち、結婚した、と言う事だったのだろうか?彼女もまたウロボロスに飲み込まれて行く事を予感させるような終わり方にならなかったのだろうか。
    最後、あれ程までに無口キャラを貫いた男が数ページに渡り、永遠と語させたのか。無理矢理ネタバラシを語らせている感じでちょっと工夫が足りなかったのでは?
    野々村との別れもあまりにもサッパリしてて、んー、イマイチ。もっと読者を惹きつける余韻を残しながらあの手紙に辿りつけば、号泣ものだったのだけど。
    凄く良い内容だったのに、色々もったいないポイントが多くなりました。
    めちゃくちゃ人気の本だと思ってたので、意外とつまらなかったので、個人的には凄く残念です。

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    2026年03月16日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』2冊め。

    宮部みゆきさんと小池真理子さんの作品は、正直「これもホラーなの?」という感じ。お二人の柔らかい口調もあって、期待したほど怖くはなかった。

    『函(はこ)』がいちばん怖かった。残った穢れに起因するものか?と思い読み進めたが、そうではないどんでん返しに絶句。建物の持つ意味、タイトルが「箱」ではなく「函」である意味が分かるともう、救われない。

    救われないといえば芦花公園さん。何の話なのこれはと思いながら読んで、カッパの子憎たらしさに恐ろしさを感じながらも、やはり人が「堕ちていく」様はとても恐ろしい。

    私的には『潰える』のほうが怖かった。ただ「堕ちる」の意味が分かったとき、確かにゾクっとした。

    あと1冊。

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    2026年03月12日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    タイムラインでよく見かけた本でした。
    気になるタイトル、ホラー文庫……
    コレは……借りるしかない( ´艸`)


    不倫の末、前妻が自殺の夫とその不倫相手の夫婦がマンションを購入
    しかしそこは墓地が見えるマンション―――


    その合間合間に前妻の影がチラつくも、2人の心の重しとしての彼女のようで。
    こんなにチラつかせるのだから後半2人の前に出てくるんじゃ……?(*´д`*)ドキドキ
    が出てくる訳でなし。

    自殺に追い込んだ妻の仏壇って持つものなのかな
    位牌まで持ったりする?
    彼女の両親健在なのに?
    ふたりで供養していこう、なのか?
    その割に見えないところに仕舞って雑に扱ってるし

    手放した方が良いのでは。
    死後の世界があったとして、この2人の元に居るのは嫌じゃないか

    なんだかそこが凄く気になりました。


    私がこの物語の前妻の立場だったら
    いつ登場出来るんじゃー!!
    出る準備出来てますけど〜
    このシーン辺りでGo出来ますよ٩( 'ω' )و

    ……などと監督に言いたい気分です。

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    2026年02月27日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の再生が読みたくて買いました。

    再生/綾辻行人
    ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
    そして綾辻ホラー全開な感じが良い。

    夢の島クルーズ/鈴木光司
    グロさ強めでした。
    ついでに人間の怖さもあって良かった。

    よけいなものが/井上雅彦
    めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。

    五月の陥穽/福澤徹三
    日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
    手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。

    鳥の巣/今邑彩
    最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。

    依って件の如し/岩井志麻子
    古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、それがまた良い。

    ゾフィーの手袋/小池真理子
    シンプルに怖い。
    こういったシンプルなホラーが結局1番怖い。

    学校は死の匂い/澤村伊智
    ホラーといえば学校を連想する事が多いですよね。
    あんなに多くの人が居るのにどうして学校ってどこか怖いんでしょうね…

    何よりも怖いのはこの本は中古で買ったのですが……開くたびに線香の匂いがするんですよねぇ………
    (単純に前の所有者の保管状況が悪くて臭いが付いてしまっただけだと思いますが…)

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    2026年02月25日
  • ウロボロスの環

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    ストーリーを(私が)ざっくり説明すると安っぽくなってしまいそうですが、小池真理子さんが書くと、昭和な感じも相まって、重厚な作品となっていました。
    淡々と書かれているのに、シーン毎の空気感が、まるでその場にいるかのように伝わってきました。

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    2026年02月21日
  • ウロボロスの環

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    まるで飼い犬のように従順に慣らされた彩和の姿。娘のためにこの生活を手放すわけには行かないとただひたすらに夫に付き従う姿は哀れ。
    そしてその夫の猜疑心が却って事態を悪化させていく悲劇。

    表面的には夫に従順でありながら、心の深いところで歩に傾倒していく過程。夫への気持ちを残しながらも、憎しみさえ生まれていく彩和の心理描写が丁寧で読ませる。

    俊輔が影山と共有していた秘密を話してくれていたら、もっと違った現在があっただろうという彩和の想像が哀しすぎる。俊輔は彩和も歩も本当に愛していたんだろうな。それにしても愛し方が下手だった。

    秘密にし、話せないことで昏い思いを溜め込み、自家中毒のようになって堕ちていった俊輔が哀れ。
    歩に無効の遺言状を見せたことも悪手だし、なんだか一人一人が少しずつ違う選択をしていたらこんな悲劇にはならなかったのにと思うばかり。

    でも、収まるべきところに収まったラストで読後感は良き。

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    2026年02月10日
  • ウロボロスの環

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    うーん、途中ちょっとダレた。
    ただ人の微妙な感情を細かく捉えられていて、面白かった。最後は切なく、そこも良かった。

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    2026年02月02日
  • 墓地を見おろす家

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    どんな話かあらすじも読まないで読み始めて、なんだかわからないまま引っ張り込まれて、最後一気に読み終えた
    古いパニック映画を見た後みたい。めっちゃ疲れた…
    怖かった

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    2026年01月30日
  • 水無月の墓

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    死者との交流をテーマにした短編集といってよいでしょう。生きている、あるいは死んでいるというのがどういうことなのか一瞬わからなくなる幻想的な作品集です。ただ怖いかといわれると、あまり怖くはありません。そういった意味では怪談というには弱いのでしょうが、不可思議な味わいがあって読後感はよいです。
    幽霊というのは足がないものとは決まってないようです。「足」の藤椅子から白い足が伸びていて真っ赤なペディキュアを塗っているというのはなんだか幽霊話としてかえって生々しくて秀逸。他には「夜顔」と「私の居る場所」がいい。特に後者はじつに奇妙な味わいのある話ですね。

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    2026年01月26日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    宮部みゆき/新名智/芦花公園/内藤了/三津田信三/小池真理子   

    角川ホラー文庫30周年を記念する豪華作家陣によるホラーアンソロジー。
    以前読んだ「潰える」と比べるとホラーとしての面白さはあまり感じなかった。
    内藤さんはいちばんの得意分野ともいえそうな建築×ホラー。
    芦花公園さん、三津田信三さんは名前だけはずっと知っていて、はじめて作品に触れることができた。
    新名さんの作品は挑戦作としてはおもしろかったけれど、ホラーアンソロジーに載せるものなのかは疑問。

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    2026年01月04日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    怪異の原因が結局明言されずにモヤモヤする人も多いみたいだけど、わたしは嫌いじゃないよ。正直、墓地関係ない説もアリなくらいだよ。でも光線が差して人が蒸発する点については、あまりにも家という構造と関係なくてマイナスです。

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    2025年12月26日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    パニックホラーものだった。
    じわじわと迫るホラーものが好きなので好みには合わなかったけど、ラストは良かった。来るんかい笑

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    2025年12月13日
  • ウロボロスの環

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    ネタバレ

    なんだか昼ドラ的なドロドロ感もありつつ。
    下品な話になりそうだけど、小池真理子さんの筆力でなんだか情緒深く仕上がっていた。
    主人公には共感できなかったなあ。
    夫に疑われているのを知りながら、出張に出たとたん会いにいくあたりが浅はか。

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    2025年12月05日
  • ウロボロスの環

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    2025年。
    この方のスノビズムみたいなのが鼻について、長年読まなかったのだが、最近は新刊出れば読む。
    あいかわらず軽井沢だの骨董通りのアンティークショップだし、妻の不貞を疑う病的な夫とかなのだが、文章が丁寧なせいか、純文学を読んでる感じがしてしまう。
    夫の死後のどんでん返しも、ちょっと苦笑w ストーリーで読んでるわけではないね。スノビズム雰囲気を凌駕する筆力。

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    2025年12月10日
  • 贅肉 新装版

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    じんわりと来る怖さ。なかでも、ねじれた偶像が、好きだ。思い出すだけで、手に汗握る。その他もとてもトリッキーで良い。

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    2025年11月29日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    家系ホラーが好みなので購入。
    約20年前の作品ということだが、読みにくい等はなかった。
    タイトル通り墓地の側のマンションを購入したある一家に様々な怪異が起こっていくという話。そもそも墓地だけじゃなくてお寺や火葬場等も併設されているということでなかなか気味の悪い立地で何か起こらない方がおかしいだろうなという感じ。最初にペットの白文鳥が亡くなったことから始まるが、そこから怪異が始まっているように感じる。
    ただ単にマンションに何かがいるといった怪異だけでなく、この一家の夫婦の後ろめたい過去から序盤は起こっている怪異に対して気のせいだと思い、相談できない雰囲気なのも気味が悪い。

    最近のホラー小説のようなラストがあっけらかんとした感じはなく、最後までしっかり一家の様子が描写されている。ただ、結局のところ怪異の正体が何だったのか(過去に建設途中だった地下通路とマンションがつながったままであり、地下通路の上に墓地やら人が埋葬されていたりとやらで人ではないものと繋がっているみたいな話?)が、お寺の住職などがはっきりさせてくれるかなーと思っていたのでそこが残念だった。

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    2025年11月26日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーやミステリーで有名な6人の短編集。
    書き下ろし短編集ということもありそれぞれの特色が出ており始めて読む著書の作品も読むことができてお得な一冊だと思う。
    ただ、ホラー好きの方には若干ホラー要素は少なめな気がする。

    私自身のおすすめは新名智さんと小池真理子さんの作品。
    新名さんは本にしては珍しく読んでいくとゲームのような選択肢があり読者側に物語を選択させるという斬新なものであった。選択肢を変えれば何通りもの物語もある為、再読しても面白いと思う。ファンタジーかと思いきやしっかりオチもあり。
    小池さんは主人公が少し訳ありでそちらに目を向けすぎて全然真相に気づけなかった。最後は少し謎が残るが、主人公も大事な人を亡くして仲睦まじい家庭を羨むばかりか幻覚を見ていたのかなと…。

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    2025年11月17日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    堕ちる

    内藤了さんの作品はいつも怖い。他の方も怖いと言えば怖いですが、、読み慣れてないせいか途中で読むのをやめてしまった物もありました。

    #怖い

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    2025年11月12日
  • ウロボロスの環

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    読み終えるのに5日くらいかかった。
    ひとつのシーンが長いせいか、内容云々というより、全体にもどかしさを感じてしまった。

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    2025年11月08日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

     主人公一家が引っ越してきた新居はまさかの墓地に囲まれた家。怪談のシチュエーションとしてはもってこいのロケーション。何も起きないはずがない(笑)。
     テッペイ(夫)はミサオ(妻)とタマオ(娘)との3人暮らし。それにクッキーという飼い犬。近所に住む仲良くなったママ友や管理人さん。しかし、幸せな新居生活はすぐに一変してしまう。
     住むマンションには地下室があるがタマオがそこで遊んでいると膝をかまいたちに遭ったように怪我をしてしまう。それを機に怪奇現象が起き始める。止まるエレベーター、窓の手形。そして、家族が転居を試みる度に起きる不幸ごと。マンションは一家を手放す気などないのである。
     最終的には家族以外の住人は全て転居してしまう。家族も何とか転居の目途をつけ、引っ越しの準備を弟夫婦とするが、怪奇現象に弟夫婦も巻き込まれてしまう。マンション内からは出られなくなり、次第に関係の悪化が見られてくる。弟と非常食を取りに地下室へ行った際に一つの穴を発見、それは地下道らしきものに繋がっていた。
     地下道があったと弟は妻や義姉を呼び戻しに行くが…。最終的には姿なき亡霊の様なものにより弟夫婦は襲撃されてしまう!?テッペイたちは一度自室へ戻り、夫婦で愛を確かめ合おうとする矢先で、ぞろぞろと大勢の者がテッペイ宅を訪れる。果たして彼らは救助隊なのか、それともマンションに巣食う亡霊だったのか…!?

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    2025年11月05日