小池真理子のレビュー一覧

  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    「最恐」と銘打ったにしてはやや物足りないが、怖さの魅せ方のバリエーションは豊か
    "あらゆる怖さのニュージャンル"というホラー文庫創刊当時のコピーを具現化している、なーんて言ったらやや褒め過ぎ、か

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    2024年12月07日
  • 玉虫と十一の掌篇小説

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    ネタバレ

    女性だけでなく、男性の情念も昏く重くて。
    埋み火のように意識の底で燃え続けていても、日々は続いていってしまったりするので。。
    ほとんど不倫の話だ…と思いました。相手を壊し、自分も壊され。結婚した後でも恋する事はあるだろうけど、一歩踏み出すか留まるかだけなんだろうな。踏み出すからには何が起こっても受け止めてる人が大半なので信頼できます、小池真理子作品。
    「一炊の夢」「妖かし」「一角獣」が特に好きでした。
    他の方の感想にもあったけど、「声」は「春琴抄」を思わされました。女の声の美しさと顔の醜さもこの男だけそう思ってるかもしれなくて、実際は全然違うかもしれないと考えると業が深い。

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    2024年11月27日
  • 千日のマリア

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    この方の小説は初めてでしたが、短編集で読みやすかったです。
    ただ、もう少し深い表現があっても良かったなと思い⭐︎3にしました。

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    2024年11月25日
  • 欲望

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    どこかずっと不穏で危うい美しさがあり、破滅や死の香りもするような、仄暗いお話でした。

    健全な恋愛小説でもなく、圧倒的に破滅に突っ走る地獄というほどでもない、動きの少ないながら最後まで楽しめたのは美しい世界観あってこそだと思います。

    何回か同じことループしてるだけじゃん、と少し退屈に感じてしまう箇所もありました。

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    2024年11月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲のトリビュート小説。6つの作品のうち知っている曲は2曲だけ。曲を知っている人の方がより楽しめそう。
    でも、知っている2曲も、私が持っているイメージとは全然違う作品だった。
    音楽って自分なりの解釈をして、ストーリーが出来上がってることも多いので、ピタッとはまるといいけど、はまらない場合はどうしても違和感を持ってしまうなと思った。

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    2024年11月03日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    作家6名のホラーアンソロジー。
    ダイレクトに怖いものと、じんわり怖いものと、読み終えの最後に怖さがくるものと、それぞれ感。イメージ的で読者の読解力に委ねられた、わかりにくく微妙な作品が多めに感じた。

    あなたを連れてゆく宮部 みゆき(霊を助ける娘)
    竜狩人に祝福を新名 智(選択をしながら読む)
    月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ芦花公園(人をあやつる?河童)
    函内藤 了(古い屋敷と血縁)
    湯の中の顔三津田 信三(頭部の霊?)
    オンリー・ユー小池 真理子(管理人一家の謎)

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    2024年10月29日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    久しぶりにホラー小説読んでみて、やはり作家ごとのカラーが強烈に出るものと実感。
    どれも読み応えありました。

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    2024年10月28日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    「あなたを連れてゆく/宮部みゆき」
    「竜狩人に祝福を/新名智」
    「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ/芦花公園」
    「函/内藤了」
    「湯の中の顔/三津田信三」
    「オンリー・ユー/小池真理子」
    6話収録の書き下ろしアンソロジー。

    お目当ては推しの小池真理子さん。

    6話それぞれにテイストが異なり、多種多様な恐怖を味わえたが、特に印象に残ったのは、宮部さんと小池さん。

    宮部作品は安定のリーダビリティの高さ。
    最恐と言うより、じっとりとした恐ろしさを醸し出しながらも読後感がいい。

    小池作品は流石の一言。
    怪奇小説作家としても秀逸。

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    2024年10月08日
  • 望みは何と訊かれたら

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    ネタバレ

    学生運動や連合赤軍、セクトなどの時代背景はいまいちよく分からなかったが、途中のリンチのシーンは怖くて読むのを辞めようかと思うほどだった。
    こんな怖いテイストの作家だっけ?とよくよく見ると林真理子と間違えていた!
    後半は歪んだ関係でありながらも2人の結びつきの強さにのめり込んで、かなりのスピードで読んでしまった。
    この作者を知れたことが一番の収穫だったと思う。

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    2024年10月07日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まぁ、作風もいろいろ。
    私的には、宮部みゆきと小池真理子の話が綺麗でまとまっていて好き。
    内藤了は最近 よく読むけど 相変わらず世界観が怖い。都会の谷間の吹き溜まりって この人の得意の世界。

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    2024年10月05日
  • 二重生活

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    映画を先に見てしまった。それぞれの良さがあった。卓との関係をはじめ、原作ではより珠が中心となっていた気がする。
    客観的に自身を分析しつつも感情的になる珠は人間らしかった。文学的哲学的尾行をしなければ退屈で、ずっと続けていくんだろうな。秘密、刺激が欲しくなる点は共感できたけれど、尾行は怖くてできないや。珠も前を向いて卓みたいに何か人生に目標を持った方がいいよ...なんて思ってしまった。以上、かなり的外れな感想。

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    2024年10月02日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    ホラーにあるまじき爽やかな後味が秀逸の「あなたを連れていく」、ゲームブック形式にハマってつい夢中で何度も読み返してしまった「竜狩人に祝福を」、作者おなじみの展開ながらしっかりビビらせてくれる「湯の中の顔」、土地の怨念が牙を剥く恐怖直球勝負の「函」…どれが一番恐いかというより、こういう恐さ生んじゃうのか!と各話存分に発揮されたホラーの名手である先生方の様々な角度からの巧みな手法を堪能できる。
    期待の芦花公園さんホラーはSF色強めで意外だったな。
    「オンリー・ユー」は怪奇幻想と猫好きにはたまらない組み合わせ。

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    2024年10月02日
  • 二重生活

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    尾行についてはワクワクとさせられ、これからどんな展開になっちゃうんだろう?と思ったけど、そう面白いことは起きないのが現実ですね。
    刹那的な珠のことが心配になった。

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    2024年09月27日
  • 墓地を見おろす家

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    広大な墓地と火葬場に囲まれた格安マンションに、家族で引っ越してきて...というどうしても期待してしまう設定のホラー作品。
    “恐怖”の助走の取り方、シチュエーションの活かし方、ラストも悪く無いが、途中かなり意見が分かれであろう恐怖描写が幾つか。
    個人的には無しと思いつつ、作品の作り出す雰囲気は良質だと感じた。

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    2024年09月26日
  • 沈黙のひと

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    今、自分が読むべき本だと思って手に取ったけれど重たい内容だった。著者もまた自分の父親を重ねた内容だったようだったけれど娘が父親に抱く感情の流れが共感する部分もあった。今後、人は長命となり最後は施設が終の住処となるケースも多くなるだろう、けれど誰しも自分の家を出ていく決心はなかなかつかないと思う。自分は衿子に自分を重ねたけれど、華代の気持ちも全く分からないとは言えなかった。読後は何とも言えぬ焦燥感が残った。

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    2024年09月25日
  • 墓地を見おろす家

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    ネタバレ

    無駄が多いとは思うけど、普通に楽しめた

    引っ越した人達は無事なのかな?とか
    色々気になる部分はあるけど
    あまり深く考えないのが正解かな

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    2024年09月21日
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

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    全体的に救いはたづさん(と美村さん)の周りだけ…
    息苦しくなるような展開は多かった。
    強く生きる人の一生の一例を見た感じ。
    本人の魅力(内面も外面も)が良いようにも悪いようにも転ぶわことはあるけど、これはさすがに極端な例だとは思いたい…

    ところどころの表現はとても素敵で、つい立ち止まり、メモしてしまった。
    下にメモを2箇所分だけ載せる。


    十一月の午後の光が世界を領していた。縦に横に斜めに乱反射する光は、枯れかけた無数のススキの穂先で弾け飛び、小さな球のようになって地面に転がっていった。空も大地も、木々も草も、すべてが鬱金色に輝いていた。

    石川夫妻には、野を駆けめぐる動物のごとき強靭な生

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    2024年09月18日
  • 沈黙のひと

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    亡くなった父親への想いや過去が明らかになっていく、故人への恋愛小説だなと感じました。

    実際に、小池真理子のお父様が亡くなられた体験を元にしているというだけあってか、病気の父の描写がとても鮮明です。読む時の精神状態によっては、なんだか寂しくてつらくて読み切れないかも…。

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    2024年09月05日
  • 日暮れのあと

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    小池真理子さんの短編集。老いや死をテーマにしているので全編暗め。しっとりした世界感は相変わらず素敵。

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    2024年08月31日
  • ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選

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    おどろおどろしいホラーではなく、日常にそっと寄り添う幽霊譚でした。
    哀愁漂う感じもあり、
    恋慕と慕情の律子物語が善き。

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    2024年08月25日