小池真理子のレビュー一覧

  • 会いたかった人

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    ネタバレ

    会いたかった人
    結婚式の客
    寄生虫
    木陰の墓
    運の問題
    甘いキスの果て


     在りがちな、どこかで読んだことのあるような展開と結末。でも、娯楽としてはとても楽しめる話ばかり。
     平易な描写表現、テンポのいい展開。おもしろくて、楽しめる話ばかりだった。
     『会いたかった人』、『結婚式の客』、『甘いキスの果て』、どこかでその思い詰め過ぎるサイクルを止められれば、そのような結末は起こらなかったのに。人間は、一人で思い詰めて一人でそこから抜け出そうとして、どこか間違った方向に出てしまう傾向があるのかな、と思った。
     何か教訓を得る、とか、知らない世界を垣間見る、とか、あまりそういうタイプではない、娯楽

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    2016年02月07日
  • モンローが死んだ日

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    あらすじは。
    軽井沢に住む未亡人が精神を病み、精神科に通うようになる。治療を受けていくなかでその精神科医と恋に落ちる…その精神科医がある日突然姿を消す。

    この作家さんは軽井沢の四季の移り変わりを表現するのがとてもうまい。精神を病んでいるシーンは重く続けて読めるかな?っと思いましたが

    二人が心を通じあわせて行くシーンになると、穏やかで暖かく読むペースもあがりました。

    何故医師が失踪したのか。
    真相はなんとなく無理がありそうな話ではある
    けれど、題名のモンローが死んだ日という意味が
    最後まで読むと分かる。


    ミステリーとしては弱いけれど
    50代の大人の恋は穏やかで優しい気持ちにさせる。

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    2015年12月05日
  • 死に向かうアダージョ 新装版

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    ネタバレ

    読んでて辛ーい。なんで不倫の結果、死ななきゃいけないの?二人で生きていくから幸せなはずなのに。
    すごい展開だった。。

    首を絞められるとあんなに体がボロボロになるんだな。。こわいこわい。

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    2015年11月17日
  • 雪ひらく

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    不倫ネタばかりの短編集。表題作が一番良かった。一人でテレビを見てる大晦日の描写が秀逸。著者は短編作りと情景描写が本当に上手いと感じる一冊。

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    2015年10月22日
  • Kiss

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    どの話も短編として無難に纏まっているけど、印象に残る話は少ないかな。
    驚くようなオチが用意されているわけでもなく、淡々と終わってしまう。
    キスをモチーフにした短編集の割にはハッピーな恋愛は少なく、甘い恋愛を想像して読みたいのであれば不向きです。

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    2015年10月22日
  • モンローが死んだ日

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    小池さんの描く世界は、静かで落ち着いていて、自分自身の日常と対照的なので、とても憧れてしまう。
    舞台になる軽井沢あたりの自然や風景も素敵。還暦前の女性の恋もすんなり受け入れられる。
    予備知識なしに読んだものだから、恋愛模様がずっと描かれるのかと思っていたら・・・
    ニセ医者の可能性はわりとはじめの方に書かれていたので、それに関しては安心?して読んでいたが、主人公と一緒になって、正体を確かめるのはおもしろかったし、タイトルの意味も明らかになった。
    ただ、小説だから、どんな筋立てにでもできるよな、と当たり前のことを改めて感じ、そんなことを改めて思わされたところに不満が残った。

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    2015年10月18日
  • ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇

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    意外な展開を伴う。美と犯罪が巧妙に描かれている。表題作『ひぐらし荘の女主人』が特に良かった。女主人とは大げさな表現と思ったが、読後はなるほどと思った。

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    2015年10月12日
  • モンローが死んだ日

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    夫に先立たれ一人暮らす鏡子と、離婚してこれまた一人の精神科医の高橋。
    軽井沢の隣町で静かに二人の時間は過ぎていくかにみえたが、突然高橋が失踪し、空気感が急に変化したのには戸惑った。
    精神的なものは苦し過ぎる。

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    2015年10月05日
  • 怪しい隣人

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    短編集。
    『終の道づれ』を読んで、なんか読んだことある気が…昔の読書ノートをパラパラとめくってみたら、2003年9月に読んでいた。あは、最近こんなことが多いよ。
    『妻と未亡人』友人が亡くなり、その若い未亡人が困っていたら手を貸したくなるものなのだろうか? それが男というもの? いやー、未亡人の方がうわてだったよね。
    『家鳴り』ちゃんと仕事としてお願いしているのに、これはいただけない。人との付き合いもあるかもしれないが、こんな具合だとよそへ頼みます。
    『終の道づれ』おせっかいな従姉妹も考えもの。やはり、いやなことはいやと言えないと。
    『寺田家の花嫁』えー、田舎暮らしにあこがれてお見合いで相手を見

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    2015年10月05日
  • 沈黙のひと

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    父息子ものの「とんび(重松清)」に引き続き、父娘もの。なんとなく、続く。


    そのうえ、私には、母にとってのアメジストの指輪に代わるものがない。そんなものをほしいとは思わずにすむ人生を選んだはずだった。



    私には彼らのような生き方はできないと思っていた
    私はどこでどうやって生きていくつもりだったんだろう

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    2015年09月23日
  • 水の翼

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    うーん。
    共感は全くできなかった。

    美を愛し、才能を愛するっていう男女関係もあるのかなっと。

    1970年代にまだ生まれていなかったのもあって、学生運動などについてピントこない点もあた。

    ただ、結末はびっくりしました。
    驚きました。。。

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    2015年09月22日
  • 美神

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    9、17、22、26、30、35歳の時の阿佐子を、その時に出会った男性が語るというスタイルの連作短編集。
    同じ作者さんの「蜜月」の男女逆バージョンといった感じでしょうか。
    また、血が繋がっていない弟、正実との関係は「レモン・インセスト」に似ている印象でした。
    両方をミックスしたかのようなこの作品ですが、男性たちが語る阿佐子から並はずれて美しく、そこにいるだけで官能的だということしか伝わってこなくて、最後まで阿佐子のことがよく理解できず全く魅力を感じることができなかった。

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    2015年08月20日
  • 愛するということ

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    ネタバレ

    ひとりの男(野呂)をいつまでも忘れられず、その男との付き合いを忘れないために新しい男と寝る女性の話。
    最終的には野呂を忘れられるところまでいくのだが、一本まるまる野呂のことを忘れられないって話になっているのがある意味すごいと思った。

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    2015年07月14日
  • 瑠璃の海

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    作家さんとしては書いてみたいテーマなのだろうな、とは思います。
    端正な文章で、するすると読めて面白いですが、やはり最終的に何故そういう行動に出たのかというところが、女性側からは伝わってこなかった。
    確かに、精神的には不安定だったといっていいでしょうが、幸せに満ちているのならどうして?と凡人は思う。
    とことん追い詰められての行動なら理解できるけど、幸せを感じながらなんて、綺麗ごとすぎて白けてしまった。

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    2015年07月01日
  • 無花果の森

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    全篇通して暗い。暗すぎる(;´Д`)
    気分が落ちてる時に読むもんじゃないです。
    殆ど恋愛小説っていうより、逃亡劇。
    あと主人公が尽くし過ぎて、こういう不幸な尽くすタイプの女って身近にいるなあて思った。
    八重子とサクラがいい味出してる、原田夏希チャン主演の映画の方を観たい!

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    2015年06月14日
  • 蜜月

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    天才画家、辻堂環が死亡したというニュースをきっかけに、環に関わった女性達が環との思い出を語るといったスタイル。
    小池版「ニシノユキヒコ~」みたいな感じでした(どちらが先に書かれたのかは知りませんが)。
    個人的に環みたいな人に魅力を感じないので、その強烈な個性に惹かれる女性達も「ふーん」という感想しか持てなかった。
    文章はいつもの小池さんらしく綺麗でしたが、ところどころ下品な表現があって、敢えて挑戦してみたのかなあと思いましたが、その点もあまり好きになれなかった。

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    2015年05月19日
  • 危険な食卓

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    さくっと読めて、なかなか恐い。
    面白かった。

    小池真理子は得意じゃないと思ってたんだけど、そんなことなかったかも。

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    2015年04月19日
  • 夜の寝覚め

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    主人公が中年の女性からなる6編の短編集。
    人生の残り時間、女性としての賞味期限切れというものがテーマになっている。
    どの作品も驚くような展開が隠されている訳ではなく、しっとりとした筆致を愉しむ本なのだと思います。
    小池さんの作品はどの作品も情景が思い浮かぶかのような美しい文章で、この短編集でもたんぽぽの綿毛がふわふわと漂っている風景や、しんしんと雪が降り積もる風景、後悔を抱えながら残り時間の少なくなった叔母さんと見る桜の風景を想像しながら物語の世界に浸れた。

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    2015年04月09日
  • レモン・インセスト

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    惹かれあった相手が実は兄妹(あるいは姉弟)だった後で発覚するという話やドラマはこれまでにも見たり読んだりしたことがあったけど、最初から姉弟だと知りながら惹かれあうというパターンはあまり読んだことがないので新鮮だった。
    24年振りに記憶にも残っていない弟が目の前に現れて、その弟が亡き父親にそっくりの美男なら惹かれるのも判らなくない。
    惹かれてはいけないと思いながらも相手に目がいってしまう、その弟くんを表現している文章がとても色っぽい。
    そして、相変わらず風景の描写がうっとりするくらい素敵だ。
    ヒロインの澪は自堕落な生活しているので、壁を越えインモラルな方向へと辿りつくのかと思いながら読んでいたの

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    2015年03月24日
  • 欲望

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    静かに引き込まれていった。なんというかこういう性的描写もあるのか。と思うような精神のエロスでした。

    インポになってしまったイケメンと繰り広げるなんとも複雑な恋愛小説なんだけど、特にどうってことないっちゃ、ない。ものすごい事件もないのに気がつくと周りの音が聞こえなくなるほどに本に取り込まれるような感覚。

    なんか、なんかわからないけど、不幸でも幸せでも懐かしくもないのに、なぜか目が離せない展開を繰り広げる主人公たち。

    なんだろう。なんだか性的な精神的な不思議な国のアリス感漂う、夢の中のの出来事のようなそんな一冊です。

    この人の小説。なんか気になる。

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    2015年03月18日