小池真理子のレビュー一覧

  • 愛するということ

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    ネタバレ

    ひとりの男(野呂)をいつまでも忘れられず、その男との付き合いを忘れないために新しい男と寝る女性の話。
    最終的には野呂を忘れられるところまでいくのだが、一本まるまる野呂のことを忘れられないって話になっているのがある意味すごいと思った。

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    2015年07月14日
  • 瑠璃の海

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    作家さんとしては書いてみたいテーマなのだろうな、とは思います。
    端正な文章で、するすると読めて面白いですが、やはり最終的に何故そういう行動に出たのかというところが、女性側からは伝わってこなかった。
    確かに、精神的には不安定だったといっていいでしょうが、幸せに満ちているのならどうして?と凡人は思う。
    とことん追い詰められての行動なら理解できるけど、幸せを感じながらなんて、綺麗ごとすぎて白けてしまった。

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    2015年07月01日
  • 無花果の森

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    全篇通して暗い。暗すぎる(;´Д`)
    気分が落ちてる時に読むもんじゃないです。
    殆ど恋愛小説っていうより、逃亡劇。
    あと主人公が尽くし過ぎて、こういう不幸な尽くすタイプの女って身近にいるなあて思った。
    八重子とサクラがいい味出してる、原田夏希チャン主演の映画の方を観たい!

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    2015年06月14日
  • 蜜月

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    天才画家、辻堂環が死亡したというニュースをきっかけに、環に関わった女性達が環との思い出を語るといったスタイル。
    小池版「ニシノユキヒコ~」みたいな感じでした(どちらが先に書かれたのかは知りませんが)。
    個人的に環みたいな人に魅力を感じないので、その強烈な個性に惹かれる女性達も「ふーん」という感想しか持てなかった。
    文章はいつもの小池さんらしく綺麗でしたが、ところどころ下品な表現があって、敢えて挑戦してみたのかなあと思いましたが、その点もあまり好きになれなかった。

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    2015年05月19日
  • 危険な食卓

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    さくっと読めて、なかなか恐い。
    面白かった。

    小池真理子は得意じゃないと思ってたんだけど、そんなことなかったかも。

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    2015年04月19日
  • 夜の寝覚め

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    主人公が中年の女性からなる6編の短編集。
    人生の残り時間、女性としての賞味期限切れというものがテーマになっている。
    どの作品も驚くような展開が隠されている訳ではなく、しっとりとした筆致を愉しむ本なのだと思います。
    小池さんの作品はどの作品も情景が思い浮かぶかのような美しい文章で、この短編集でもたんぽぽの綿毛がふわふわと漂っている風景や、しんしんと雪が降り積もる風景、後悔を抱えながら残り時間の少なくなった叔母さんと見る桜の風景を想像しながら物語の世界に浸れた。

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    2015年04月09日
  • レモン・インセスト

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    惹かれあった相手が実は兄妹(あるいは姉弟)だった後で発覚するという話やドラマはこれまでにも見たり読んだりしたことがあったけど、最初から姉弟だと知りながら惹かれあうというパターンはあまり読んだことがないので新鮮だった。
    24年振りに記憶にも残っていない弟が目の前に現れて、その弟が亡き父親にそっくりの美男なら惹かれるのも判らなくない。
    惹かれてはいけないと思いながらも相手に目がいってしまう、その弟くんを表現している文章がとても色っぽい。
    そして、相変わらず風景の描写がうっとりするくらい素敵だ。
    ヒロインの澪は自堕落な生活しているので、壁を越えインモラルな方向へと辿りつくのかと思いながら読んでいたの

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    2015年03月24日
  • 欲望

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    静かに引き込まれていった。なんというかこういう性的描写もあるのか。と思うような精神のエロスでした。

    インポになってしまったイケメンと繰り広げるなんとも複雑な恋愛小説なんだけど、特にどうってことないっちゃ、ない。ものすごい事件もないのに気がつくと周りの音が聞こえなくなるほどに本に取り込まれるような感覚。

    なんか、なんかわからないけど、不幸でも幸せでも懐かしくもないのに、なぜか目が離せない展開を繰り広げる主人公たち。

    なんだろう。なんだか性的な精神的な不思議な国のアリス感漂う、夢の中のの出来事のようなそんな一冊です。

    この人の小説。なんか気になる。

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    2015年03月18日
  • 記憶の隠れ家

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    読み終わってタイトルを見ると、これ以上最適な題
    はないと思わせられる全6編。家といえば一番怖い
    のはミッキーの自宅ですよね。金取りますからね。

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    2015年02月19日
  • 水無月の墓

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    初めて小池さんの著作を読みましたが、綺麗な文体で独特の世界が表現されていました。短編じゃない小説も読んでみようと思います。

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    2015年02月18日
  • 間違われた女

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    ほとんど知らない男からしつこく届く気味の悪い手紙。
    まだ携帯のない時代だからこそ、恐さが増すような気がします。

    男のたどった顛末が悲しい。

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    2014年12月21日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇2 贅肉

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    「贅肉」
    美貌の姉が太り始めたのは母の死がきっかけだったか。
    それとも失恋だったのか。大切な人を失うことで、自分も失ってしまったのか。
    思いもかけない事故で姉が死んだ時、妹も壊れてゆく。
    「刺繍の家」
    偶然再会した友人。話すのは両親の事ばかりで自分の来し方には触れない。その友人に誘われて友人宅に行く事になるが、友人が母と呼ぶ人は家族が嫌っていたはずの姉だった。
    何故姉が母の立場になったのか。その辺りの倒錯した心理が不明のため、割り切れなさが残った。
    「終の道づれ」
    年老いて、出かけるのは億劫になった。家にいるのが一番なのに従妹が煩く誘ってくる。挙句に外で知り合った男と自分を結びつけようとする。

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    2014年11月11日
  • 蔵の中

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    女が不倫関係を結んだのは、半身不随となった夫の親友だった。
    ホテルから出てたところを、危うく接触事故をおこしそうになるが、その相手が悪かった。かつて女の嫁ぎ先でお手伝いをしていた女性だったのだ。
    その後の展開はありがち。
    夫の心理が書かれていれば良かったのに。

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    2014年10月28日
  • 無花果の森

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    やっぱり小池真理子作品は好き。
    でも内容的には物足りない。
    泉の絶望と鉄治の絶望。。。設定が弱いのかな?
    そこまで悲観しなくてもなんとかなるんじゃないの?って感じ

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    2014年10月16日
  • 会いたかった人

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    「いやだ。わからない?そんなに私、変わった?」良美はそう聞きながら、走り寄って来た。少夜子はやっとの思いで笑顔を作った。これがあの、魅力的だった結城良美であるとはとても信じられなかった。花形心理学者・諸井小夜子は、中学時代の無二の親友と25年ぶりに再会した。が、喜びも束の間、直後から恐怖に悩まされ始めた…。(BOOKデータベース)

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    2014年09月29日
  • 危険な食卓

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    再読。8編収録。
    囚われて、同窓の女、路地裏の家、姥捨ての街、天使の棲む家、花火、鍵老人、危険な食卓

    後味の悪い話ばかりではないが、総じて良くはない。
    「同窓の女」は後で思えば予想がつくような話だが、面白かった。

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    2014年10月26日
  • 懐かしい骨 新装版

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    人間のグレーな部分がスゲエいい感じで滲んでる。
    出し汁みたいな濃さの絶妙なラストも良かった。
    要るか?っていう巻末の後書きがなければ4★で。

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    2014年08月28日
  • 無花果の森

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    夫のDVから逃げて、正体を隠してひっそりと暮らす…… 、悲壮な感じのスタートだったのに、優しい人たちに囲まれて穏やかな物語展開。
    こんなに上手くいっていいのか。
    夫ともあっさり離婚しちゃったし。
    ただ、優しい物語なので、読んでて悪い気はしない。

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    2014年07月13日
  • 蜜月

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    辻堂環という一人の男性と、ほんの短期間関わりあった女性たちの話。
    環さんは、とんだプレイボーイだ!と、最初の方は思うんだけど、読み進めていくうちに、彼の孤独の深さや、刹那的に深い愛情をもつそのやり方に、なんだか可哀そうになってきてしまった。

    私はでも、こんな生き方をする人は好きではない。
    環さんが好きになった、この話の主人公たちは、もともとは、他に大切な人がきちんといたり、自分をちゃんともっていた人たちだった。
    環さんが好きになるのはそういう人たちばかりで、彼が関わることで、彼女たちは何かしらを失った。
    失わせることでしか、愛せないなんて、なんて哀しいんだろう。

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    2014年07月12日
  • 薔薇いろのメランコリヤ

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    小池作品の文章って本当に美人だなぁと思います。すっと背筋の伸びた美人な文章。でも美人な女の人って綺麗だけどそのせいで近寄りがたくもある。この作品は特にそれが顕著な感じがします。
    初めて読んだときは大学生だったけど、エマの「あなたとは、たくさんの男、共有してたわね」って言う言葉が大人っぽくて素敵で、エマにそう言わせた野乃ってすごいなと思いました。大人なエマにそんな風に言われる野乃に憧れました。それは今でも変わらないです。
    ただ、野乃の歳を超えたら今度は野乃の幼さが目立つような気がしてならなくなりました。
    大人のエマと野乃ではなく、エマと子供の野乃という感じです。
    作品を通じてエマの魅力を語り続け

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    2016年08月19日