小池真理子のレビュー一覧

  • 妻の女友達

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれ購入した、サスペンス短編集。タイトルから連想する痴情のもつれから収拾がつかなくなっていく系?と思えば、そうではない。若干ではあるが芦沢ミステリー感もあり(イヤミス?)しかしながら、どこかしら品を感じるのは作家の持つ文才が成せる技か?どの話もサラッと読め面白いが、まぁ普通。

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    2023年01月15日
  • 私の居る場所 小池真理子怪奇譚傑作選

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     角川ホラー文庫版、小池真理子傑作選の第2冊。収録作品は1997年から2017年辺りに発表されたものらしい。
     巻頭の「幸福の家」が最も印象が強く、途中までは普通小説として読めて、冷静な文体にそれなりの詩情も漂う。油断していると思いがけない暗転に至るのだが、そこまでに醸成された情趣を言及することで、作品としての完結を示している。
     他は、今ひとつかなという結末のものもあるが、総じてこの人のホラー小説は悪くない。書こうと思えばごくオーソドックスな普通小説も書ける人なので、それなりに力量が高いのだろう。

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    2023年01月11日
  • 夜の寝覚め

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    漫然と朝を迎え、夜を迎える
    永遠に持続する関係などないのである。愛も情熱も友情も、変容がそれに取って代わる。私たちは一刻も同じ形をしていないのだ。
    私たちは変わっていく

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    2022年12月03日
  • 欲望

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    著者の直木賞受賞作「恋」よりはまだ理解できる内容。だけどやはり、そこまでこじらせなくてもよくない?今ある現実に満足しようよと思ってしまう私にはあまり共感できない。三島由紀夫オマージュという内容だったけど、三島由紀夫もこじらせ系なのか。読んだことないけど。

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    2022年11月22日
  • 死の島

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    定年退職後はそれまで勤めていた出版社の関係で、文芸アカデミーの講師を努めてした澤。
    癌が見つかり、その職も退くことに。
    妻と娘は、澤の愛人問題で離婚してから疎遠となっており、孤独な身である。
    そこへ現れたのが、文芸アカデミーの生徒だった樹里だった。
    澤が引退の日にやって来て、澤の病気を知って何かしたいと申し出る。
    少しの間に二人の時間はあったが、澤は自分の最期を決めており、樹里を遠ざける。
    孤独な者が自分の最期を感じた時、どのように幕を下ろすか…決して他人事ではないと感じる場面が多く、胸が締め付けられるような感覚が襲った。

    2022.11.13

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    2022年11月13日
  • 怪談

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    毎晩寝る前に一話ずつ読んで、ゾワゾワ。
    それぞれの短編にオチがなくて、逆に気になって読んでしまいました。

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    2022年10月22日
  • 無伴奏

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    恋3部作の第1作。第2部の「恋」を先に読んでしまった私にも充分楽しめた作品。
    70年代の若者の混沌を知っている私には、時代背景がスッと入って来てわかりやすかった。響子の心の描き方、渉の仕草や言葉遣いの描き方、私が小池作品を好む理由。
    恋を先に読んでしまいそちらのインパクトが強過ぎた故の評価となってしまった。星半分もあればいいのになぁ

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    2022年10月09日
  • 死の島

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    中々重みのある作品だった。人の死というテーマに真っ向勝負する圧倒的な筆致の高さに舌を巻いた。そしてあまり知られていない尊厳死ということについても、考えるきっかけになった。人は死をどう選ぶか。死を選ぶことは権利なのか、それとも悪なのか。

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    2022年10月24日
  • 沈黙のひと

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    重いテーマの小説。しかし、非常にためになりました。親の介護、病気とどう向き合うか、本人の意思、パーキンソン病の辛さ、やっぱり人の命って、重いものですね。

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    2022年09月19日
  • 恐怖配達人

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    短編小説がいくつも書いてあり、
    2つ程、途中でやめてしまったが、
    基本的にはとても面白いです。
    個人の感想です。

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    2022年09月08日
  • 彼方の悪魔

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     1991(平成3)年刊。
     ホラーではないサスペンス小説。ペストと、女性キャスターを狙う変態ストーカーの犯罪との2つが絡むストーリー。
     コロナ禍を経験した現在から見れば、ここでのペストには「勢い」が足りなく、犠牲者が少ないのが、パニック小説としては物足りなく感じられてしまう。
     一方ストーカーの変態心理については、ステレオタイプな理解しか語られず凡庸な感じがする。
     例の淡々とした特徴の無い文体で語られていくのは良いが、時として地の文で特定の世界観・人間観が織り込まれてくると、その浅さが気になってしまう。
     とはいえ、面白い小説ではあって、水準には達していると思う。ちゃんと伏線が回収されて

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    2022年08月30日
  • 墓地を見おろす家

    ネタバレ

    オチがない。

    聞いたことのある本だったので手に取りました。
    日常と非日常の交差、生と死の交差、序盤から色々な伏線が散りばめられており、ドキドキしながら少しずつ読み進め、後半、怪異が本格的に顔を出し始めてから一気に読み終えました。
    文章が上手いので面白い…といえば面白いのですが、あれだけ大風呂敷を広げながら、意味ありげに出てきた前妻の位牌も、火葬場や墓地も、打ち捨てられた町おこしの計画やトンネルも、何一つ伏線が拾われないまま、いつの間にか物語が終わりました。
    正直、仕事をやり切らないままに放っていかれたようなこの読後感にはかなり不満。

    #ドロドロ #ダーク #怖い

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    2022年09月28日
  • ソナチネ

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    2022年8月8日
    最後の話は読んだ記憶があり。
    ピアノの先生の仕事も婚約者のこともほったらかして熱に浮かされる。
    あるかもね。

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    2022年08月09日
  • 沈黙のひと

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    娘の立場からから見た父親と、妻の立場から見た夫と、2つの目で老いて行く人について考えながら読みました。父にも男性の部分があることを娘時代は気付かず、気付いても受け入れることは難しく、また妻が夫を肉親のように無条件に受け入れることも難しいと言うことも上手く表現できているなぁと思いました。時々で色々な感情の渦に巻き込まれながらも、主人公のように常に冷静な目を持っていることができる、そんな生き方が好きです。

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    2022年08月07日
  • 危険な食卓

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    やっぱり読みやすい小池真理子3作目!
    少しゾクっとするけど
    実際にありそうな人間模様を描いた短編集。
    『姥捨ての街』の展開が1番好き。
    『天使の棲む家』の殺し方が爽快。
    『花火』のように死んでゆく旦那さんが素敵。
    身近にはないけどこんな不可解な事が
    この世には溢れているんだろうなー。

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    2022年07月30日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    色々なテイストのホラーを楽しめる1冊。
    何話かは読んだことがあったけれど
    再読も良き。

    井上雅彦 「よけいなものが」
    短い話だけれど、私的にはゾワゾワ度高し。

    福澤徹三 「五月の陥穽」
    これは生理的な恐怖。
    思わず叫び出したくなる。

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    2022年07月09日
  • 怪談

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    七つの作品を収録した短編集。
    怪談とは言うものの、恐ろしさはない。
    異界から来た人に懐かしささえ覚える。

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    2022年06月28日
  • 二重生活

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    ネタバレ

     短編でも長編でも、小池氏の物語の主人公は比較的中年層の人物が多いのだが、本作品の主人公は25歳の現役大学院生である「珠」。その点でも新鮮味があって楽しめたし、珠の当て所なく街を歩く描写やカロリーオーバーになってることに気付きながらも食事を進める姿には、当時大学生だった自分自身と重なるところがあり、個人的には親近感を覚えた。
     物語は安定の小池節が炸裂し、日常風景に潜む心理サスペンスに見事に惹きつけられた。
     中盤の展開は、ページをめくる手を止められないほど夢中で読み進められたが、その分期待が大きくなり過ぎてしまったのか、ラストはやや消化不良に感じた。
     馴染みある鉄道会社の名前が出てきた為、

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    2022年06月17日
  • ソナチネ

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    ほとんどの話に、死と官能的な表現と、欲望が描かれている短篇集。
    「千年萬年」は死は出て来ないけど、解説を読んだら老いというテーマが共通してるなと思った。
    「ソナチネ」の主人公は若そうな感じがしたけど。
    「交感」のラストは、老人は本当に亡くなったのかな…と思った。
    小説家がかつて好きだった老人が一方的に連絡を絶った、という経緯となんだかかぶります。
    もっと広げられそうな作品だなと思った。

    どの話も読み応えがあって、余韻深い読後感。
    軽い気持ちで読めない(笑)

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    2022年06月14日
  • 殺意の爪

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    面白い

    最初は読むのをやめようさえ思い、
    あまり楽しくは無かった

    中盤から段々と内容が楽しくなり、
    先が気になりました。
    個人の感想です。

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    2022年05月31日