小池真理子のレビュー一覧

  • 愛するということ

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    表紙通りの大人の恋愛でした。不倫からの別れ。忘れられない気持ちをどうしたらいいのか、どうしたら忘れられるのか…辛く切ない恋愛でしたが、バイトの菜穂子や柿村さん人との関わりで少しずつ変わっていく様子は勉強になりました。やっぱり行動を起こさないと変わっていけないものなのかも。

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    2019年06月24日
  • 贅肉 新装版

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    短編がいくつか収録されているが、それぞれ趣が異なるのがよい。そして贅肉が一番面白い。全部読んで、贅肉だけもう一度読み返したくなる。不思議な雰囲気のホラーなのかサスペンスなのか。。。わからんけど癖になる感じ。

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    2019年06月07日
  • 二重生活

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    見知らぬ人の後をつける。主人公は文学的哲学的行動だが、自分の中にはこんな闇があるなあ、と思い起こしてしまった。
    なにも解決することなくストーリーは終り。こういう小説がいやでミステリーしか読まなかったけど、最近はミステリー以外も面白いと思うようになってきた。

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    2019年05月06日
  • ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇

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    何とく女流作家の本は苦手で、読み終えた結果、やはり好きではないなと。
    ただ、折に触れ、ねっとりとした心理や官能や狂気の世界に触れるのはいい刺激になると思ったので、定期的に敢えて読むようにしようと思う!

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    2019年05月01日
  • モンローが死んだ日

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    抑鬱症状の患者の視点での精神科医との関係という少しイメージしにくい状況で少しずつストーリーが進んでいく。
    ラストの急展開でそれまでの経緯が明らかになるが、やや唐突な感じが否めず自分的にはしっくりと来なかった。

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    2019年04月30日
  • 二重生活

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    見知らぬ他人を尾行し、その人間の人生を理解する「文学的・哲学的尾行」。それに魅せられた大学院生の物語。
    彼女の行動は常軌を逸しているし、他人に理解されない。でも、そこに潜むとてつもない魅力は感じられた。
    そもそも、映画や文学、漫画といった物語は他人の人生(架空であっても)をもっと知りたいという欲求で成り立っている。本作では尾行を自分の境遇と重ね合わせたというミスを犯した。だが、その欲求をうまく活かした物語だった。これといった盛り上がりも事件も起きない話にのめり込んでしまったのは、私がその欲求を刺激されたってことなのだろう。

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    2019年03月02日
  • 無花果の森

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    無花果って、実の中に花が咲くって。知らなかった。そんな無花果に象徴されるウェットな物語。前半部分、夫のDVからの逃避行、住み込みの家政婦になる所までは結構面白かったけど、後半の恋愛パートになってからは一気にメロドラマ風。作中にも「安手のドラマみたい」というセリフがあったがまさにその通り。しかし毒舌バアサンの八重子と、その友人オカマじいさんのサクラがかなりアクセントとなって話を彩って?くれたおかげか、読後感は悪くない。

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    2019年02月26日
  • ソナチネ

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    ネタバレ

    家族、友人、恋人、恩師、同僚、先輩etc 様々な関係があるけれど、どんな関係か?と問われて答えられない関係もきっと大人にはある。カテゴライズできない関係。

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    2018年12月06日
  • 夜ごとの闇の奥底で

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    ネタバレ

    犯した罪を隠そうとしたために、どんどん深い穴に落ちていく、、、。怖い怖い。

    狂気に満ちた父親の言動に、BGMとしてクラシックが使われている。小池真理子の話によくあるのだけど、本当に効果的。歌詞のないクラシックが余計に怖さを増す。逃げてーーーー!笑

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    2018年09月03日
  • 柩の中の猫

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    心の中を読んでいた。雅代の心の声は正直で、真っ直ぐだった。桃子の心の中はどうだっただろうか。父親のパーティに出席する友達に形式的に笑顔を作る彼女は、何を考えていたのだろうか。ララが再婚相手に殺されたことを知り、悟郎は何を思ったのか。
    ノンストップで一息に読み終えた。ララや桃子、雅代がいたあの家や白いポーチや麦畑の光景が見える。その場所はきっと素敵に違いない。

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    2018年08月23日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇1 会いたかった人

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    ネタバレ

     人格としては作者さんのことがあまり好きではないのだけれど、読むものは面白い……

     というか、人間の汚い分全体のホラーな感じの微妙な心地よさがあります。
     人間――しかも、割と女のどろどろの部分にここまでフューチャーしたらこういう話になるのか……とまったく私が創造もしない話のオンパレードなので、それはそれで面白いなあ……と思ってはいます。

     女のために罪を犯してしまう男とそれを嬉しいと思ってしまう女――

     当たり前の生活をしていたはずの人間が、当たり前じゃなくなる一瞬。
     そんな人間ホラーを読みたい人にはオススメです。
     ちなみに、短編が集まったものなので、とてもよみやすいかとは思います

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    2018年07月08日
  • 瑠璃の海

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    ネタバレ

    再読。
    事故で家族を亡くしたもの同士が恋に落ちる。支えあいながら、生きていければよかったのに。。「幸せ」と言いながら、生きにくかったのか。。なぜその道を選ぶのか、私には理解できない。

    小池真理子が描く男の人って色っぽいなーとつくづく思う。

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    2018年05月28日
  • 狂王の庭

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    亡くなった美貌の祖母の家の解体時に、「開封厳禁」という大量の書類が見つかった。そこには、義理の弟に当たる人物が作った、壮大な庭における、禁断の関係が克明に記されていた。

    先に読んだエッセイから、ミステリ・ホラー作家という先入観があったのと、タイトルから、きっとなにか事件が起こるのだろうと読んでいくが、起こらない。内容もクラシックなロマン小説という感じで、読み慣れないジャンルともあり、なかなか読み進めることが難しかった。

    ところが、内容に進展があるわけでもないが、2/3を過ぎたあたりからトリップをしたかのように読み進められるようになる不思議な感覚を受ける。

    とにかく、お金持ちの男女の置かれ

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    2020年07月11日
  • 柩の中の猫

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    イヤミス。小池真理子は、嫌な女そのものより、女の嫌なところをにおわせる描写が上手い。
    理由を言葉で説明できないけど、私達が肌で知っている嫌な感情をかき立ててくる。
    自分に向けられた悪意や、悪意にさえ届かない無関心によって傷つけられた自尊心の痛みが、自身の悪意に置き換わる時の怖れに似た感覚を読書で得られるのはやはりすごい作家だなぁと思う。
    でもストーリーの運びは予測できる範囲で普通。30年前だから仕方ないとしても、ミステリとしては星を減らしておきます。
    あと、表紙が猫。

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    2018年04月22日
  • 懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選1

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    ネタバレ

    突然、壁に現れる蛇口をひねるとおどろおどろしい液体がほとばしり、身近な人の死を伝える「蛇口」
    これが一番、怖かった。小池真理子ってこんな作品もあるのね。

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    2018年04月01日
  • 猫を抱いて長電話

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    ミステリ作家によるエッセイ集。ミステリの方は、過去にいくつか読んでいるはずだが、作品と頭のなかでつながらないため、近いうちに読んでみようと思う。

    ちょっと古い本だろうな、という印象で読み始めたのだが、予想通り。「あ~柴漬け食べたい(故・山口美江)」や「カウチポテト」の時代のエッセイである。したがって、かなり時代を反映しているとも言えるし、あえて社会的に主流の論調に逆張りをかける形で、当時の若者のライフスタイルを認めるような話も多いため、今でもそれなりに楽しく読めるであろう。

    ただ、それなりに上手くまとまっているものの、ちょっと物足りない部分もある。この手のエッセイで、特に女性作家に多いパタ

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    2018年02月16日
  • モンローが死んだ日

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    とても引き込まれた作品でした。面白かったです。鏡子さんの孤独と鬱状態の描写に自分の過去を思い出したりして序盤はひりひりしましたが、高齢の男女の恋物語かな?こういうひっそりした穏やかな生活いいな、と思い始めたところで、ミステリー?と気持ちよく翻弄されました。鏡子さんの、氷の壁の間を滑り落ちていく、という気持ちが落ちる時のイメージ、わたしも怖いと思いました。登場人物の細やかな心の動きが感じられて、タイトルもすとんと理解できました。鏡子さんのこれからもきっと幸せだ、と思わせるラストも好きです。冬の描写が素敵で、今読めて良かったなと思います。

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    2017年12月01日
  • 二重生活

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    ネタバレ

    門脇 麦の主演映画を観たくて読みました・・

    が、最終的に丸く収まる感じが『まあ人生こんなもんだよな』と。

    主人公と尾行対象者が遂に対面してしまう、非常にスリリングなシーンの後に、何とも言えない雰囲気と距離感のなか、ワインバーで過ごすシーンが何だか滑稽で、でもなんか理解できるような気もしてよかったです。アルコールの入った2人が肉体関係にならないところが、非現実的というか、ああお互いキチンと冷静なんだなと、それもまた良かった。
    (映画ではこのシーンが酔った主人公が『論文書かせて』迫り、ホテルに雪崩れ込み、自分の心は空っぽだと自己開示しはじめるという展開で非常に興醒めでした。)

    文学的哲学的尾

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    2017年11月06日
  • 夏の吐息

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    ネタバレ

    標題作を含む6つの短編。どの物語も額装された1枚の絵のように、叙情的な美しい世界を見せてくれる。
    そのどれもに共通して感じられるのが「死」、「愛」、「エロス」。私たちの年代にこの作品が沁みるのは、様々な過去の経験を越えてきて、死の影を感じ始めた今だからこそなのかもしれない。
    個人的には「パロール」がとてもよかった。
    若かりし頃に意味も分からずにその色気に惹かれて聞き惚れたアランドロンとダリダの「パローレ・パローレ」が出てきたからかもしれない。また聞きたくなった。

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    2017年11月04日
  • ソナチネ

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    ピアニストと教え子の叔父、主婦と指圧師、未亡人と亡き夫の友、そんな男女が互いに(あるいは一方的に)惹かれる描写が目に見えるようでした。亡き夫の衣服のポケットから見知らぬ「鍵」を見つけたところは、自分がその立場だったらと考えてせつなくなった。

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    2017年11月03日