小池真理子のレビュー一覧

  • 瑠璃の海

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    設定に惹かれて読み始めた。読みやすい。ただ、夫が亡くなって、それなのに他の男の人に惹かれていく様子が、私にはやっぱりよくわからなかったです。けど、描写はわかりやすくも美しく、平戸や生月のうつくしい穏やかな雰囲気が小説にぴったりで、最期のシーンも静かに、美しく哀しく終わった感じがあった。しかし、無力感に襲われますね。他の方も書いてたけど、お母さんと最後に会うところ、泣きます。悲しい。

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    2010年04月18日
  • 瑠璃の海

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    同じ作者の『欲望』のレビューを見返して、さわやかな印象だと書いてあった。本当にそんな印象を受けたのだろうか?今回の『瑠璃の海』を読んで感じるのは、真逆の印象なので不思議に思う。同じ事故で身内を亡くした男女が惹かれあい恋仲になる。同じ悲しみを背負う二人が行き着く先にあるものは、けっして明るい未来などではあるはずがない。強い絆で結ばれていた生前の夫の浮気を疑い、また幸せだったはずの二人の生活にも疑念を抱き始める。そんな萌だからこそ、遊作が必要だったのだろう。

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    2011年10月12日
  • あなたから逃れられない

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    欲望に忠実なタイプのエゴイストと
    独善的なタイプのエゴイストと
    子供のように受け身なタイプのエゴイスト
    が、出てきます

    モラリストも突き詰めればエゴイストだと思いました
    人がけっこう死にます

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    2010年02月24日
  • 青山娼館

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    ★3.8って感じかなぁ。

    ストーリーは最愛の娘と親友を失った主人公が
    人のぬくもりを求めて親友が働いていた超高級娼館で働くお話。

    主人公、奈月の
    「全ての偶然は必然」
    っていう考え方はとても好き。
    ドライな物事の捉え方も、強さも好き。

    小池真理子らしい、小池真理子による、小説という感じ。

    他人の体温がどん底の心を救ってくれる(ような気がする)っていうのは
    よく分かる。
    主人公は誰にも分かってもらえないだろうって繰り返し主張していたけど、たぶん、そんなことない。

    別世界を覗き見たような
    でも本当はすごく近くにどこにでもころがっているような
    そんな不思議なお話。

    ただ、小池真理子を読む

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    2010年02月07日
  • 瑠璃の海

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    バス事故で夫を失った30代半ばの萌、娘を失った作家・遊作。突然の悲劇に結びつけられた2人は、同じ孤独の淵で愛し合い、終末へと向かう。運命に弄ばれ、静かな絶望に彩られた愛の行方。
    -紹介文より

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    2010年02月02日
  • ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇

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    「ひぐらし荘の女主人」小池真理子さんの短編小説集です。

    20代の頃、ほぼ毎日、一日一冊は本を読んでいました。

    その頃よく読んだのが小池真理子さんのミステリー。

    この頃の小池真理子さんは恋愛を絡めたミステリーを書く作家さんというイメージでしたが、

    その後、官能的な恋愛小説が多くなりましたね。

    直木賞を受賞した「恋」は私の中でもっとも好きな小説のひとつです。




    「ひぐらし荘の女主人」

    主人公の男性は売れない役者。

    北鎌倉の古い屋敷に住まう美しい女に惹かれ、日常生活を忘れて夢中になり

    最後は犯罪に手を染め、その人生を狂わせていく。

    女の、美しい無邪気な笑顔の下に潜む鬼・・・

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    2010年01月02日
  • 危険な食卓

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    小池さんの小説ははずれなしなのが
    うれしい♪

    今回も不安がつきまとう。

    『同窓の女』が意外な展開ですき。

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    2009年12月18日
  • 青山娼館

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    ぐいぐい引き込まれるような面白さがあるわけではないのですが、気がつくと別世界にいるような気分にさせられる不思議な本でした。

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    2009年12月11日
  • 瑠璃の海

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    なんだろう……この前「親指の恋人」(石田衣良)読んだばっかりなのでラストで微妙な気持ちになりました。

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    2009年11月11日
  • 狂王の庭

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    初見で読んでるときは、狂おしいほどの愛に胸が震えました。没落する華族。それを背景とした耽美でデカダンスとも言える雰囲気は、とても壮絶。波に呑まれるように読みきりました。小池氏の作品の中でも力強い方です。ああでも、デカダンスと思ってしまう。ですが読み返すのはよした方がいいかも…。

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    2009年10月18日
  • エリカ

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    亡くなった親友の恋人と恋に落ちてしまう主人公。
    信用ならない彼だなーと思いながら読んでいたら、やっぱり、信用ならない男でした。。

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    2009年10月04日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇2 贅肉

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    小池真理子のサイコ系の短編を集めたもの。
    そこここにある緩やかな狂気という感じだが
    あたしの好きな老人モノなども2編入っていて
    そこそこにはおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 夏の吐息

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    大人色の強い小説。

    もっと歳を重ねれば、じわじわと伝わってくるものもあるのかな。
    今の私には、物足りない、というか響いてくるものがあまりなかった。

    「春爛漫」の男女の友情は素敵だった。

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    2009年10月04日
  • 水底(みなそこ)の光

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    短編集。
    小池真理子さんらしさというか雰囲気が少し薄れている感じ。
    読みやすかったが、少し残念。


    (09年8月13−14日)

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    2011年08月31日
  • 瑠璃の海

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    これは終わり方がそのまんまでいまいち
    設定が設定だけに、派手なストーリー展開というのはなかった気がします

    お母さんのとこ泣けた。

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    2009年10月07日
  • 欲望

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    51/100
    98年 第五回 島清恋愛文学賞受賞作

    現在作者は同賞の選考委員をしてますー

    表題からして暗めな内容なのですが、なぜかしら全体を通してさわやかな感じ、

    文章からくるものなのか、作者の人柄なのか・・どろどろさがまるで伝わらない、

    そこを伝えたいわけじゃないんだ、読み手はそこにわくわくするのに(笑



    『肩ごしの恋人』 唯川 恵もどちらかというとさわやかな印象を受けたけど、
    注:ひょっとしてラストだけ?

    こちらは更にさわやかな印象を受けた。

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    2013年12月10日
  • 水無月の墓

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    遠くへ行ってしまった友人が高校のとき貸してくれた小説。
    昔読んでもさっぱりでしたが、今読んでもなかなかに難しい。
    難解とかそういう意味ではなく、読んだあとの気持ちがよくわからない。高揚もしなければ落胆もしない。

    彼女が私にこの本を貸してくれたのは偶然なのかなんなのか。
    どちらにしても別の意味で忘れることができない一冊。

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    2009年10月04日
  • 玉虫と十一の掌篇小説

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    ◆あらすじ◆
    男はもうここに戻ってくることはないだろうと女は思った───。
    三年間、食事をともにした男との永遠の別離を描く「食卓」他、恋によって炙り出される男と女の孤独が、かなしさとせつなさを孕んでゆらめく十一篇。
    短篇よりも短い「掌編小説」には、小さく切り取られているがゆえの微妙な宇宙が息づき、無限の時間へと読む者を誘う。
    長篇よりもいっそう濃密な闇と静謐な光を湛えた作品集。

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    2009年10月12日
  • 狂王の庭

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    高等遊民として生きる資産家の末裔に、上流の暮らしをさせてくれる夫がありながらも惹かれていく主人公の恋物語。

    時代は、まだまだ男女が社会のしがらみにしばられていた頃のことです。
    小池真理子らしい、知性があり上品でありながらも、どうにもならない男女の恋愛の刹那を描いています。

    ノイシュバンシュタイン城を築いたバイエルンの狂王を思わせるような、自らの屋敷の『庭』にあらゆる資材と情熱を注ぎ込んでいく彼を止めることは誰にも出来ず、主人公の妹までも巻き込んで破滅へと流れ込んでいきます。

    どんな風に物語が流れていくのか、とても気になってしまい、一気に読みました。

    登場人物の中で一番印象に残ったのは、

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    2009年10月04日
  • 愛するということ

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    普通の女性の恋愛が始まる瞬間から、恋を失い、絶望し、再生するまでの物語。
    あまりにもありきたりで、エンターテイメント性はゼロに近いと思う。
    でも、あまりにもありきたりだからこそ、主人公の心情に思わず共感してしまう。
    どんなに愛し、愛されていると思う恋愛でも、ある日突然別れはやってくる。
    その時、どう乗り越えればいいのか?
    この本はそれを教えてれる。
    中でも、印象深いのは、「鉛筆で描いたものは、消しゴムで消そうとしても、完全に消えるわけじゃない。だったら、書いたことを素直に認めよう」と言うフレーズ。
    そう、恋愛は一度堕ちてしまったら、完全に消すことは出来ない。
    失ったものへの喪失感をどう乗り越え

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    2009年10月07日