小池真理子のレビュー一覧

  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇1 会いたかった人

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    小池真理子さんは短編が多く、わたしも短編はとっつきやすくて好きなので、どうも相性が良いようです。
    この本は、小池さんの短編セレクションの一作目、サイコサスペンス篇Ⅰです。下記の3作が入っていますが、ネタバレしない程度にこんな話よー、を書いておきます。

    1.「会いたかった人」
    TV出演を機に25年ぶりの親友に再会したが、彼女は奇妙に別人のように変わり果てていた。うずまく疑惑の中で、25年前の軽い口約束から悲劇が‥

    2.「倒錯の庭」
    別居中の人妻に異様なまでの愛を注ぐ若い男性。その愛情表現は常軌を逸するものであるが、人妻は心惹かれ陶酔し、最後は‥

    3.「災厄の犬」
    犬を飼い始めてから不幸に取

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    2012年02月15日
  • レモン・インセスト

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    何かがぷつんと切れてしまったかのようなラストに唖然。切れたのは主人公達ではなく、作者だ(笑)小池氏らしくない、投げやり、あっけないラストにちょっとガッカリ。

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    2011年12月05日
  • 冬の伽藍

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    夫を交通事故で亡くした主人公の再就職先は軽井沢にある診療所。そこで妻を亡くし心を閉ざした美貌の医師と出会う。二人は惹かれあうのだが、色欲盛んな医師の父からの誘惑からも逃れられない。メインの二人がさっさとくっついでしまえばよいものの、余計な邪魔が入ったり、主人公の心(というより体が)ふらふらして、「あーっ」とイラついてしまう。メロドラマがお好きな方におすすめ。

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    2011年11月30日
  • 狂王の庭

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    戦後数年経ったあたりの時代背景が新鮮な恋愛小説。

    ルードヴィッヒ2世を知ってから読んだ方がいい。

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    2011年11月29日
  • 夏の吐息

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    ネタバレ

    恋とは少し違う人間関係をはぐくんでいる、様々な男女の話が収録された短編集。記憶と停滞している心のうちをきめ細やかに描き、何かが動きそうなところで終わるようなものが多く、いろいろ積んで生きてきた女の独り言といったカンジでしょうか。

    わかるような、まだそこまで達していないような、もう少しして読んだら、またちょっと違うのか、とかそういう印象でした。

    もしかしたら再読かもしれないけど、全く覚えがないので、登録しなおし。

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    2011年11月29日
  • 虚無のオペラ

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    美しすぎる別れの舞台。
    その情景描写が丁寧で、一層切なさを掻き立てる。

    正臣の体をいとおしげに、丹念に洗うシーンが何とも切ない。


    お互いを思いあったまま別れを決断した結子の潔さが素晴らしく、
    そして悲しい。

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    2011年11月13日
  • 蜜月

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    個人的にかなり久し振りの小池さん&恋愛小説でした。
    女性の書く男性、という事で現実味は皆無、ですが目の前に現れたら必ず惹かれてしまう。
    6人の女性が皆穏やかに年を取り、平凡な生活を過ごしているのに較べ、環の何と孤独な事か。現れては自ら去って行く女性達を追う事もせず、ただただ流されていく彼の痛みが最後まで切なかった。
    そして私は、彼にではなく知美に癒されたいと思ってしまった。。。

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    2011年11月11日
  • 間違われた女

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    ネタバレ

    学生時代に恋焦がれた相手に、執拗に手紙を送り続ける児玉。最初は手紙を送られた雅子の立場から「コイツキモイなー」と思ってましたが、中盤彼が救われる可能性が出始めた頃からは、少し児玉を応援する気持ちが芽生えてきました。

    もちろん、雅子に対して行ってきたことが許される訳ではありませんが、児玉のそれまでいいコト無しだった人生を思うと、ちょっと感情移入してしまって…。リア充な人や女性の視点で読むと、だいぶ違う印象なのかもしれませんね。

    そんな経緯もあったので、読後の感想としては「救いのないお話だったなぁ〜」と。思わずため息を漏らしてしまいました。

    ところで本作のタイトル、ネタバレし過ぎなんじゃない

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    2011年11月05日
  • 夏の吐息

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    「この六編を超える作品は、もう書けないかもしれません」という帯が。友達からかりた。
    そういう恋愛もあるのかなぁと思った。自分の恋愛観とは違うのか、理解しきれていないのか。不倫、リストカット、薬物多量服薬、生きてる実感がない、相手は誰でもいい、そんなダークな影が感じられた。

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    2011年10月28日
  • 間違われた女

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    登場人物は少ないけれど
    状況がころころと転回するので飽きない。
    心理的に異常のある人物が鍵になっているせいだけど
    読み終わって
    あまりにも都合よすぎる展開は
    どうも鼻について仕方ない。

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    2011年10月26日
  • エリカ

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    恋愛小説の大家の小池真理子です。
    読書傾向から恋愛小説は似合わない!と言われそうですが、小池真理子は好きな作家です。
    ホラーの『墓地を見下ろす家』を最初に読んで、その後、最高傑作の『恋』を読んで、あ、恋愛小説もヤルじゃねぇかよ!と思ってしまい、結構読んでおります。

    この作品『エリカ』は、主人公が41歳の独身女性。自分でデザイン事務所を経営しているヤリ手の女性です。外見の描写はないのですが、結構な美人で、頭が良く、魅力的な女性。
    彼女の親友が亡くなってしまうところから話が始まり、その親友の彼氏との恋愛を描いた作品です。

    若い女性が憧れるような聡明なこの女性が、自分の付き合っていた女性の通夜の

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    2011年10月23日
  • 間違われた女

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    こういうストーカーものって本当怖いな。
    間違われた方もたまったもんじゃない。

    最後は、納得のいく終わり方だった。

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    2011年10月11日
  • 記憶の隠れ家

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    「家」にまつわる、短編集。

    ちょうどいい長さで読みやすい。
    どれも、最後にどんでん返しがあり、面白かった。

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    2011年10月11日
  • 恐怖配達人

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    5つの短編集。
    どれも読みやすかった。

    「梁のある部屋」が一番印象に残った。
    自分の家で婚約者の旅行中に浮気相手が自殺とか、、
    どうしたらいいんだ。。。
    と、ホンキで悩んでしまった。。

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    2011年10月11日
  • 夏の吐息

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    「なんで私のこと知ってるの?」という歌はたまにある。言葉が短いからその中の一瞬が当てはまったりする。
    「なんて私のこと知ってるの?」と感じた小説はこれがはじめてかも。

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    2011年08月18日
  • 会いたかった人

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    心がささくれ気味な時には小池真理子のサイコサスペンス。さすがの安定感で一気に読ませてもらいました。
    でも、今回については被害者(?)が本当に何も悪く無い人だったりして、ちょっと可哀想とも思ったり。いつもわりと「ざまぁw」みたいに思わせてもらって楽しむので(性悪!)。

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    2011年07月28日
  • 午後の音楽

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    そうだなぁ…嫌いじゃないと思うんだけどイマイチ…うぅん。
    龍士郎にあまり魅力を感じなかったからかな。短気で子供っぽい印象を拭いきれない(苦笑)

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    2011年07月26日
  • 蜜月

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    画家 辻堂環と関わりのあった女性達の話。今では皆、平凡で幸せな生活を送っている。辻堂のみ普通の生活を送る事はなく44才で死んでいく。ずっと、母親像を追いかけて、女性と平凡な生活を送る事が出来なかった。

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    2011年07月24日
  • 午後の音楽

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    ネタバレ

    小池真理子お得意の不倫の話。

    ある程度歳をとり社会的地位も確立した男女が、出会い惹かれあい、それがどんなに純粋であっても、どちらか(もしくは両方)が既婚であるがゆえに「不倫」と呼ばれてしまうのが解せない。

    そしてやっぱり別れを選んでしまう。世間体なのか、相手のためなのか、子どものためなのか。

    小池真理この本を読むと、いつも思います。いくつになっても恋はしていたいし憧れるけど、世間体がね。ハードルがあるから燃えるのか。。

    すべてメールで綴られる文章、初めは斬新に思ったけど、普通の文体のほうが良かったかなと最終的には思いました。

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    2011年07月20日
  • レモン・インセスト

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    嫌だ、こんなラスト。
    「今こそ生きよう、生きてみたい」って澪は、運命を受け入れようとしてたんじゃん。出会うまでも、出会ってからも、二人の精神は対照的なままだったの…?
    恋愛小説じゃなくて、恋愛文学ってことなんでしょうか。他の方のレビューにもあった通り、もどかしい…切ない…これ書くのに、感情的な自分を抑えられなかったです。

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    2011年07月20日