小池真理子のレビュー一覧

  • 夜ごとの闇の奥底で

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    【2004.01.26.Mon】
    妹をかばおうとする祐介は山奥のペンションに迷い込む。そこには狂気に侵された男秀治とその娘亜美がいた。祐介の心の葛藤、秀治の怖ろしさがとてもテンポよく描かれている。悲惨な結末を迎え、最後は祐介の容疑が晴れていくであろう予感を残し、第3者的な視点で締めくくられている。少し物足りない気分もある。

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    2009年10月04日
  • 危険な食卓

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    【2004.01.28.Wed】
    短編集。家庭の中で起こる様々な騙し合いが、狂気という名のスパイスで華麗に描き出される。普段は幸せそうに見える家庭でも、その中には見えない愛憎がこもっており、それが爆発するとき…人は狂人にでもなりうる。

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    2009年10月04日
  • 冬の伽藍

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    タイトル通り、行き場の無い思いが一体どれほどの時間で報われていくのか、
    長く、苦しくて切ない、虚しい・・・と心にぽっかり穴が空きそうです。なかなか溶けない雪みたいです。雪あんまり知らないけど。

    でもストーリーの盛り上がり自体はえ?このあとどうなってしまうの!?と気になってたまらないので、割と長いですが一気読みできました。

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    2009年10月04日
  • レモン・インセスト

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    私は小池真里子先生が嫌いなわけではありませんが、どうしてもナナメに読んでしまう。

    軽井沢の匂いがプンプンするところとか、随所に出てくる容姿表現や料理の数々。憧れるんだけど逆に妬けるからだろうか。
    本作に関係ないですが。

    これは最後、こうなるしかないのか、と思いつつ、悲恋というのは、やはり悲しく、キレイに見えるものです。

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    2009年10月04日
  • 懐かしい骨

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    サスペンス長編。

    主人公は中年の兄妹。彼らの両親が亡くなり、実家を売りに出すことにした。実家の解体工事が始まると、物置の下から白骨死体が見つかった。これを期に兄妹に甦る幼い日の記憶。幸せだったはずの子供時代の記憶が瓦解し始める・・・!!

    ん〜・・・。物語は始終淡々としていた。つまり、ハラ×2ドキ×2みたいなのはなかった。ただ、じんわりとした恐怖みたいなのは十二分に味わえた。

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    2009年10月04日
  • う わ さ

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    まぁ×2。ひたすらまぁ×2としか言いようがない。

    小池さんお得意の心理サスペンス短編集。全4話。

    彼女のサスペンス作品も長編を中心にいくらか読んだけど、どれも心理描写がすばらしいし、話の設定も巧妙で、どれも、ほんの少しの偶然のいたずらで、いつでも日常に起こり得そうですごくゾッとする。リアリティーがあるんだよね。毎回ドキ×2しながら読んでた。

    でも、今回の『うわさ』は、ん〜って感じ。日常に潜む怖さという、現実味のあるものというよりは、フィクションとして楽しむものって感じ。私が好きであって、小池先生に期待した内容のものではなかったなぁ。

    その中であえてお気に入りをあげるとしたら、私好みの小

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    2009年10月04日
  • 恐怖配達人

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    サスペンス短編集。全6話。

    小池さんの心理サスペンスもの、大好きなんだよねぇ(´ー`) 日常に潜む恐怖っていうか。一つ歯車が狂えば誰にでも起こりうる怖さ。それを巧妙な筆致で描き出すのがうますぎる。

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    2009年10月04日
  • 瑠璃の海

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    ポルノグラフィティのアキヒトさんが以前紹介していたので読んでみました。
    大人の恋愛だなぁって思った。でも半分くらいベッドの中の話だった気がする。恋愛小説ってくくりでいいのか?

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    2009年10月04日
  • 薔薇いろのメランコリヤ

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    お金持ちの(有能できれいな)詩人の女の人・エマのところに、若い女の子が居候してる。
    エマに突き放されるシーンが好き

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    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

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    これもまたばあの布団中でよんだ。途中昼寝したけどね〜!
    この登場人物、誰にもなりたくないけど、誰にも共感できる。ルルが一番かわいそうかもなぁ。最後までかかれてたのがよかったな。もっと知りたい!っていういじらしさがなくて。
    あ、こちらも桃子ちゃんだわ。

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    2009年10月04日
  • レモン・インセスト

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    目に付く表紙は手に取る病。小池さんの文章はフォーク持つのも服脱ぐのも同じぐらいエロティックで優雅で美しいな〜。

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    2009年10月04日
  • レモン・インセスト

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    最後の悲惨な結末に唖然とした。なんだか映画的な小説を読んだ気がした。ラストシーンの映像が頭から離れない…。私はハッピーエンドが好きなんですが。

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    2009年10月04日
  • 無伴奏

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    小池真理子はなんとなく読まなかったけど、これは「ファッションファッショ」でピーコさんが薦めてたから読んでみた。後でピーコさんが薦める意味もわかるのですが。時代背景が自分の親世代で、わかかりし頃の親の写真を思い浮かべながら読むと、なんとなく感情移入はできた。嫌いじゃないけど、好きでもない。けど、自分の彼がそうだったら…なんて考えると気が狂いそうになりますね。

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    2009年10月04日
  • 映画は恋の教科書

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    息抜きに読んだ。エマニュエル・ベアールの目と唇が欲しい。けど、ジュリエット・ビノシュのクールで知的な表情も好きだ。

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    2009年10月04日
  • 危険な食卓

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     この短編集はかなり読みごたえがあります。「囚われて」「同窓の女」「路地裏の家」の三篇がお気に入り(*´∀`*)子供のころの体験が大人になってもあとを引きずる話、つまりノスタルジアとサイコが交じった話が、彼女の作品の中では凄く魅力的に感じます。人間は、頭の中で何を考えてるのかわからない、ふとした瞬間に何しだすかわからない…だから怖いのですね。。。

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    2009年10月04日
  • 泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇

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    初めて読んだ小池真理子の作品。4つの短編で、どの作品もさらりと読めました。人の冷たい感じがなんかのめりこめなかったけど、思ったより面白かったです。

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    2009年10月04日
  • 虚無のオペラ

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    個人的に不倫はダメです。
    でも別れるという決断を出せることはすごいと思っちゃう、決断力のない自分;

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    2009年10月04日
  • ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇

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     ‘花ざかりの家’が好きです。生まれながらにして危うい魅力で人を溺れさせる人物、しかもその魅力は無意識にも必ず人を不幸にする。作者はそんな人物像に憧れを抱いているのでしょうか?こういう人は本当にいそうですよね。気が付いたときには巻き込まれていて、もう後戻りはできない…みたいな(ノω=;) 恐ろしいです。。

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    2009年10月04日
  • 午後のロマネスク

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    短編小説は未だによく分からないものが多い。その中で感動を覚えるものも少しずつ出てきて、経験や体験がこういった作品を鑑賞する土台になるのだと感じた。

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    2009年10月04日
  • 浪漫的恋愛

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    小池作品を読んだ事がない人には「なんじゃこれ?」的な作品ではないかと…。40代の激しい恋愛を「月狂い」という小説内小説に絡めて淡々と綴った作品。06.05.25

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    2009年10月04日