小池真理子のレビュー一覧

  • 狂王の庭

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    ルードビヒ2世のシシーへの恋情がベースになっているのかとは思いますが、うーん、お貴族様すぎて、恋のなやみにも完全に共感できない。

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    2011年05月30日
  • 雪ひらく

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    ネタバレ

    6作品の中で いちばん 記憶に残ったのは

    『場 所』 というタイトルの話だった

    既婚者の早希子が恋をして 別れて 3年・・・

    別れた彼の事で 思いがけない知らせを受けて

    動揺する 早希子の行動が 切なかった



    自分は何が欲しかったんだろう・・・何を求めていたんだろう・・・っと

    【愛?恋愛感情?友情?それともただ単に日常から逃れること?】

    全てが当たりで 同時に全てが違うような気がする・・・

    そう考える 早希子の気持ち 何となく わかる気がした



    この小説の作者 小池真理子さんが あとがきから・・・

    『意識して不倫を書いているわけではない。-中略-

    気が付けば、男と女の

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    2011年05月27日
  • 夏の吐息

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    読んでいて年を取ることによって出来る恋愛がしたくなった。若い内には決して出来ない恋もあるのだなと思うと、年を取ることが怖くなくなる。

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    2011年05月27日
  • エリカ

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    正直、不倫相手の湯浅が最後まで好きになれませんでした。

    聡明なエリカが、なぜこんな男を本気で愛してしまうのか、腹立たしい気持ちで読みました。「バーガー亭」の洸一には好感持てたけど、ただ純粋に想い続けた彼に対してとったエリカの行動は、湯浅と何ら変わらず。

    小池さんの小説の中では、少々退屈に感じられる作品。重そうに見えて軽い内容なので、不倫物であまり罪悪感を感じたくない人にお薦めします!!

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    2011年03月01日
  • 薔薇いろのメランコリヤ

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    大学生のころ読んだ・・・とゆうか途中で挫折(笑)
    そろそろアラサーなので、理解できるかな・・また読み返してみたいと思う。(2011.2.19)

    からの、久しぶりに本を開いた。
    30になって読み返してみると、とっても読みやすかった。
    なんでだろう。私も落ち着いちゃったのかな。

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    2014年08月14日
  • プワゾンの匂う女

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    内容はともかくもプワゾンという香水に興味を持ったきっかけの本。「どんな匂いなんだろう?」と、結局香水を買ってしまった(笑)。

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    2011年02月12日
  • エリカ

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    なんだか、読み終わった後は、エリカみたいに、枕に顔をうずめて眠りたくなってしまった(^_^;)
    なんでだろぉ???

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    2011年04月28日
  • 望みは何と訊かれたら

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    「学生運動(と、その後の彼らと
    彼女らの)小説」。そのカテゴライズで良いのだが、それだけでは無い。タイトルにもなっている「望みは何と訊かれたら」?この答えをとにかく分かっている様な分かっていないような明暗が入り混じる世界に放り込む小説だ。

    学生運動の持つ青臭く初期衝動だけの感情も、その渦中で起きる事件も、その後の人並み以上の幸せも、学生時代をフラッシュバックさせる再開も、全てこの問いに主人公を答えさせるための舞台装置。

    ラストの「答えははっきりしている。たが、言葉にできない」を読者に納得させるために全て必要なディテール。

    「完全なる飼育」の世界と「自己批判」と言う名の思考停止状態には共通

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    2011年02月04日
  • 無伴奏

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    ネタバレ

    私の定番、テッパン、小池真理子作品。

    まだ『恋』を超える作品とは出逢えていない。

    この作品は『恋』を含めた三部作、のひとつだそうだけど
    途中で渉と祐之介の関係に気づいてしまった・・・
    ので、まぁまぁかな。

    でも、とにかくこの人の描く濃密な作品世界が好き。
    憧れの、接点のない、ずっと年上の大先輩、みたいな存在。

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    2011年01月16日
  • 無伴奏

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    ネタバレ

    途中まで真剣に
    一文字一文字を追って
    読んでいましたが
    途中から流し読みになりました。

    小池真理子さんの作品は
    これで3作品目でしょうか、
    少し私には読みづらいです。

    同性愛が作品の鍵になっていますが
    そこにたどりつくまでが長くて
    結局ページをパラパラとめくってしまいました。

    作品の題材は個人的にとても
    興味のあるもので物語の内容も
    嫌いではなかったのですが
    一文字一句味わって
    読めなかったことが残念です。

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    2011年01月09日
  • 倒錯の庭

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    内容は
    ちょっと怖い恋愛物4編が入った話しだが
    なんか忘れたなぁ……
    表題作の『倒錯の庭』に出てくる
    無口な青年庭師の人物像と儚げだけれど
    強固な関係性はとっても魅力的だった……かな

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    2010年11月13日
  • 危険な食卓

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     これ前読んだかもしれない。それにしてもどこがで読んだことのあるような話が多かったです。短編集ですが,人間の醜い部分を描いている作品でした。読み易いのでサラッと読みたい時には良い作品かと思います。

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    2010年11月04日
  • 愛するということ

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    【既読】
    愛し、信じていた男に別れを告げられ失望する女の話
    ですね、今読んでいる段階では。
    あらすじには愛の始まりから失恋、絶望、再生までと書いてあるので楽しみに読んでいきたいと思います。

    その相手に本当に惚れちゃったらもうその人のことしか考えられなくなるよね。マヤのように。

    それにしても野呂も器用だな。

    【読み終えて】
    てっきり野呂よりいい男が登場して、ハッピィエンドにって・・・なりませんよね。それじゃあ今までの野呂に対する想いは何だったのよ?結局そんなもの?
    ってなる自分もいるし、マヤには野呂のことなんて忘れて幸せになってと思う自分もいる。

    もう野呂のことはいいじゃん!柿村さんとか

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    2010年10月26日
  • 玉虫と十一の掌篇小説

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    掌編なので読みやすいです。それでいて各々の内容が濃いので読み応えあると思います。話の内容は好き嫌いが出そう。

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    2011年09月03日
  • 怪しい隣人

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    「世にも奇妙な・・」のような雰囲気の短編集。個人的には小池さんの作品で「夏の吐息」に続いて好きな一冊です。

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    2010年10月16日
  • 夏の吐息

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    大切な人の生死やそれに直面した人の生き方が、様々な愛模様を交えて書かれている六編。のように受け取りました。
    個人的に好きなのは「パロール」。
    読み終えた後、主人公と同じ空虚感を味わい、泣きそうになりました。

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    2010年10月01日
  • 水底(みなそこ)の光

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    生と死、性と愛は本能なのだから、あがらえないのだ。
    不倫、最愛の人の死、愛猫との別れ、
    いろんなカタチの本能を美しい言葉で紡ぎ出す小池真理子さん、さすがです。
    光をテーマに綴った美しい短編集。
    最後の「ミーシャ」は猫への愛おしい気持ちが痛いほど伝わってきて切なすぎる。

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    2011年08月17日
  • 浪漫的恋愛

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    時代による倫ならぬ恋愛の結末の相違が面白い。月の魔物、母の幻想から逃れて、生きることを選んだ千津は潔くて格好いい。

    恋は魔物。いくつになっても結婚してようが子供がいようが恋は落ちるもの。落ちたら最後後戻りできない情熱的な狂気の世界が待っている。でも理性的な大人の恋の結末を迎えなさいと、小池真理子は言っているのかな?

    前半はまどろっこしいが、作中作の「月狂ひ」が幻想的で小説のスパイスとなっており、後半は千津の心の揺らぎが手に取るように分かって面白かった。

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    2010年08月29日
  • エリカ

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    誰もが不毛の愛に悩み、苦しんでいるこの時代に
    自分はまた、性懲りもなく真実だと錯覚できる愛を求め、
    愛し、愛されていこうとするのだろうか。

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    2010年08月27日
  • 冬の伽藍

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    小池真理子さんの本はこれで3冊目。

    面白いように引きこまれていくのは今回も同じだったけど、
    いつもパターンが似ていますねぇ。
    ちょっと3回続くともう良いかなって感じです。

    ちょっとした男女関係のもつれでの殺人というところが。

    前に読んだのは、殺人を犯してしまった女性がガンに侵されると言うもの。
    今回のは、殺人犯の彼女が余命わずか、というストーリー。

    殺人と病人を掛け合わせるのか小池さんの持ち味なのでしょうか?

    なにはともあれ、ちょっと出来過ぎたストーリーだけれど、
    一気に読めるくらい面白かったです。

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    2010年08月03日