小池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ6作品の中で いちばん 記憶に残ったのは
『場 所』 というタイトルの話だった
既婚者の早希子が恋をして 別れて 3年・・・
別れた彼の事で 思いがけない知らせを受けて
動揺する 早希子の行動が 切なかった
自分は何が欲しかったんだろう・・・何を求めていたんだろう・・・っと
【愛?恋愛感情?友情?それともただ単に日常から逃れること?】
全てが当たりで 同時に全てが違うような気がする・・・
そう考える 早希子の気持ち 何となく わかる気がした
この小説の作者 小池真理子さんが あとがきから・・・
『意識して不倫を書いているわけではない。-中略-
気が付けば、男と女の -
Posted by ブクログ
「学生運動(と、その後の彼らと
彼女らの)小説」。そのカテゴライズで良いのだが、それだけでは無い。タイトルにもなっている「望みは何と訊かれたら」?この答えをとにかく分かっている様な分かっていないような明暗が入り混じる世界に放り込む小説だ。
学生運動の持つ青臭く初期衝動だけの感情も、その渦中で起きる事件も、その後の人並み以上の幸せも、学生時代をフラッシュバックさせる再開も、全てこの問いに主人公を答えさせるための舞台装置。
ラストの「答えははっきりしている。たが、言葉にできない」を読者に納得させるために全て必要なディテール。
「完全なる飼育」の世界と「自己批判」と言う名の思考停止状態には共通 -
Posted by ブクログ
【既読】
愛し、信じていた男に別れを告げられ失望する女の話
ですね、今読んでいる段階では。
あらすじには愛の始まりから失恋、絶望、再生までと書いてあるので楽しみに読んでいきたいと思います。
その相手に本当に惚れちゃったらもうその人のことしか考えられなくなるよね。マヤのように。
それにしても野呂も器用だな。
【読み終えて】
てっきり野呂よりいい男が登場して、ハッピィエンドにって・・・なりませんよね。それじゃあ今までの野呂に対する想いは何だったのよ?結局そんなもの?
ってなる自分もいるし、マヤには野呂のことなんて忘れて幸せになってと思う自分もいる。
もう野呂のことはいいじゃん!柿村さんとか