小池真理子のレビュー一覧

  • 薔薇いろのメランコリヤ

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    相変わらず「日常に潜む官能」の描き方は巧いですよね、小池さんは。
    エマという女性、顔をはっきり想像する事は出来ないのに、唇や物腰なんかはリアルすぎるくらいに想像がついてしまう。とても魅力的に書けています。

    但し、小池さん愛な私ですが、彼女の長編についてはシビアにならざるを得ません。
    上に書いたように、彼女の「描写力」には素晴らしい物があります。
    ところが、人物の設定ときたら毎回どの長編でも同じとしか言えません。
     ・女2人、男1人の三角関係
     ・女?の女?への異常なまでの陶酔、羨望
     ・女?のただならぬセックスアピール(官能的すぎるまでに官能的)
     ・女?への憧れのあまりか、女?の生涯ただ一

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    2009年10月04日
  • 妻の女友達

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    読んだサスペンス物で数少ない作品なんだけど引き込まれました。
    展開が絶妙にウマいと思います
    短編集ですが、どのお話も女性の狂気がテーマになってます

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    2009年10月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    どうしても入ってこない短編もありましたが、自分は断然ラストの「オンリー・ユー」にやられ、背筋がひんやりとして読み終わりました。

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    2026年05月14日
  • 墓地を見おろす家

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    期待していたよりは怖くはなかったですが、じりじりと追い詰められていく様子がゾクゾクと怖さを掻き立てていました。

    主人公たちの過去や心情をうまく描いており、それが原因で悪い方悪い方へと進んでいくのも、なんだか報われない怖さだった、、

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    2026年05月11日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ホラーアンソロジー、どのお話も個性が立ってて飽きなかった!
    特にそそられたのは、初めましての岩井志麻子さん。代表作、ぼっけぇきょうてぃは知っていたけど読んだことなかったし、テレビの女豹の姿のイメージが強かった。笑
    こういうホラーを書かれるんだ!と尊敬。ぽっとでのニューカマーには書けない、重鎮たる雰囲気のホラー。また私の新しい扉が開けました。

    余談ですが、岩井志麻子さんは竹内志麻子さんの名前で、漫画花より男子とパッションガールズの小説を書かれていたとか。。
    昔々だけどめちゃくちゃ好きな漫画だったなぁ。。(世代バレるやつ。笑)

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    2026年04月29日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    新名智の作品に懐かしさ爆発!
    ゲームブック、懐かしい〜!
    昔大好きだった。
    新感覚という人は若いんだな…
    芦花公園、別の意味で懐かしい笑
    ニビルにアヌンナキ…
    母を思い出します。

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    2026年04月27日
  • 日暮れのあと

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    しっとりしみじみ 沁みてくる読書体験だった。七編の短編集だけど 読み応えたっぷり。ドキドキ、ほぉ〜、そうくるか〜、の繰り返し。「喪中の客」は
    ミステリー、いや ラストでこう来るんだー!の見事な裏切りに感動。さすが 小池真理子さん。ざわつくんだけど 嫌いにはなれない登場人物ばかりに よかったね、と言いたくなるわたし。小川洋子さんの解説が全て。生きているといろいろなことあるよね〜と語り合いたくなる読書で 本でした。

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    2026年04月19日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    色々な作家の作品が読めてお得アンソロジーだった。
    やはり函が一番怖かったかな。家ホラーとして短い中にも要素がぎゅっと詰まってた感じで面白かった。

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    2026年04月17日
  • ひるの幻 よるの夢

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    6篇の短編集。
    日常のふとした瞬間にあの日のあの人が何気なく発した言葉を何度も反芻してみたり、休日のベッドの中で微睡みながら一度だけ関係を持ったあの肌を思い出してみたり。
    もう二度と戻らない過去の過ちに胸がぎゅっとしたり。
    が、つめこまれた短編集。

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    2026年04月12日
  • 墓地を見おろす家

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    新築・好立地・格安のマンションを手に入れた主人公一家。
    ただ、このマンションは周りを墓地に囲まれていた。
    引っ越し直後にペットのインコが突然死し…
    そこまでしちゃうの?と思う程、徐々に露骨になっていく怪異が恐ろしく、他に類を見ない気味の悪さだった。

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    2026年04月06日
  • 異形のものたち

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    飛び抜けて怖いと思う作品は無いけれど、どの作品も読んで損はしないホラー小説集。全六編の中では作者自身の体験を活かした最初の「面」がベストかな。

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    2026年04月02日
  • 美神

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    美しすぎる女性の悲しい物語。美しいことを武器にしているわけでもないのに、美しいという事実だけで人生を歩んでいるだけなのに、周りが幸せを阻む。美しすぎるが故に、普通の人生を歩ませてもらえない。そんな癒されない孤独もあるのだな…と思った。

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    2026年04月01日
  • レモン・インセスト

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    ネタバレ

    結末がある意味ですごい。
    全く救いない話の持っていき方で、でものめり込める。

    そして、車が勿体無い。
    人の車だぜ?ってなった。笑

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    2026年03月27日
  • 無花果の森

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    中盤まで主人公の思考や感覚にいまいち馴染めず、文章そのものもそれほど力のあるものと感じなかったため、読みきるまでにとても時間を要しました。
    後半以降、自分たちの置かれた状況と今後について確固たるものがない状態への不安の一方、第三者からはフィクションがかったとしか思えない、希望ある将来を信奉したい気持ちとの葛藤は人間味があって面白く読めました。お互いに腹の内をさらけ出した当事者の間でだけ通じる論理って、危ういはずなのに閉鎖的な分だけ強いですよねー。
    終盤で案外あっさりと懸念していた事柄が片付いていくところもわりと好きです。

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    2026年03月22日
  • ウロボロスの環

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    残念ながらタイトル負けしてる感じでした。
    何故、主人公の夫があれ程までに疑い深くなり、死ななければならなかったのか、何故、離婚した妻が後妻ともあれ程円満に出来るのかも、読者にはイマイチ納得感がなかった。
    ウロボロスについての記述も詳細ではあるものの、もっと上手くストーリーに絡ませる事ができたように思う。
    娘さんは何の問題も無く育ち、結婚した、と言う事だったのだろうか?彼女もまたウロボロスに飲み込まれて行く事を予感させるような終わり方にならなかったのだろうか。
    最後、あれ程までに無口キャラを貫いた男が数ページに渡り、永遠と語させたのか。無理矢理ネタバラシを語らせている感じでちょっと工夫が足りなか

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    2026年03月16日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』2冊め。

    宮部みゆきさんと小池真理子さんの作品は、正直「これもホラーなの?」という感じ。お二人の柔らかい口調もあって、期待したほど怖くはなかった。

    『函(はこ)』がいちばん怖かった。残った穢れに起因するものか?と思い読み進めたが、そうではないどんでん返しに絶句。建物の持つ意味、タイトルが「箱」ではなく「函」である意味が分かるともう、救われない。

    救われないといえば芦花公園さん。何の話なのこれはと思いながら読んで、カッパの子憎たらしさに恐ろしさを感じながらも、やはり人が「堕ちていく」様はとても恐ろしい。

    私的

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    2026年03月12日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の再生が読みたくて買いました。

    再生/綾辻行人
    ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
    そして綾辻ホラー全開な感じが良い。

    夢の島クルーズ/鈴木光司
    グロさ強めでした。
    ついでに人間の怖さもあって良かった。

    よけいなものが/井上雅彦
    めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。

    五月の陥穽/福澤徹三
    日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
    手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。

    鳥の巣/今邑彩
    最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。

    依って件の如し/岩井志麻子
    古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、そ

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    2026年02月25日
  • ウロボロスの環

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    ストーリーを(私が)ざっくり説明すると安っぽくなってしまいそうですが、小池真理子さんが書くと、昭和な感じも相まって、重厚な作品となっていました。
    淡々と書かれているのに、シーン毎の空気感が、まるでその場にいるかのように伝わってきました。

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    2026年02月21日
  • ウロボロスの環

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    まるで飼い犬のように従順に慣らされた彩和の姿。娘のためにこの生活を手放すわけには行かないとただひたすらに夫に付き従う姿は哀れ。
    そしてその夫の猜疑心が却って事態を悪化させていく悲劇。

    表面的には夫に従順でありながら、心の深いところで歩に傾倒していく過程。夫への気持ちを残しながらも、憎しみさえ生まれていく彩和の心理描写が丁寧で読ませる。

    俊輔が影山と共有していた秘密を話してくれていたら、もっと違った現在があっただろうという彩和の想像が哀しすぎる。俊輔は彩和も歩も本当に愛していたんだろうな。それにしても愛し方が下手だった。

    秘密にし、話せないことで昏い思いを溜め込み、自家中毒のようになって堕

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    2026年02月10日
  • ウロボロスの環

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    うーん、途中ちょっとダレた。
    ただ人の微妙な感情を細かく捉えられていて、面白かった。最後は切なく、そこも良かった。

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    2026年02月02日