小池真理子のレビュー一覧

  • 柩の中の猫

    Posted by ブクログ

    淡々と話が進んで行き、最後でガッと話が動くという感じですね。ララの事件後の展開は読めるのだがそれに対しては落胆はなく、むしろその展開に安心感を覚えました。期待を裏切らないという感じかな。
    桃子ちゃんのその後を数行で流してあるのは私には衝撃的。書ききらない分、余計に色んな事を勝手に想像してしまうのでちょっときつかった・・・。

    0
    2010年04月19日
  • 浪漫的恋愛

    Posted by ブクログ

    このお話は、月がどのように女の人の体や恋愛に 影響を及ぼしていくのか…という、退廃的な浪漫を題材にした、素敵なお話です。
    もともとは、月狂いという題名だったそう。
    満月の月の光を浴びた男女がたどる、せつない恋のお話。
    小池真理子さんの書く恋愛は、色々な揺らぎがすごくよく表現されていて、うなってしまいます。

    0
    2009年10月04日
  • 夜ごとの闇の奥底で

    Posted by ブクログ

    ふとしたきっかけで迷い込んでしまった狂気の館。そんな感じ。
    後半になるにつれて狂っていくのが、本当に怖い。

    0
    2009年10月04日
  • 無伴奏

    Posted by ブクログ

    こういう題材を一つの「恋」の形として物語にしてしまうのが、凄いところ。
    途中から凄くどきどきと・・・

    0
    2009年10月04日
  • 柩の中の猫

    Posted by ブクログ

    擦れ違い続けてしまった故に登場人物たちに起こった悲劇の物語です。この本を読んだのは結構前なのに、読み終えた瞬間、ぞっと怖くなったのを、今でもリアルに覚えています。

    0
    2009年10月04日
  • 天の刻(とき)

    Posted by ブクログ

    人の感情の機微がわかるのも、大人ならではのものかもしれない。人の感情は、大人になっても深く細やかになっていくものだと思うこの頃。

    0
    2009年10月04日
  • 短篇セレクション サイコ・サスペンス篇2 贅肉

    Posted by ブクログ

    「サイコ・サスペンスって?」程度の知識だったんだけど「こういうことか〜」という感じ。オナゴとはあな恐ろしや〜

    0
    2009年10月04日
  • 薔薇いろのメランコリヤ

    Posted by ブクログ

    相変わらず「日常に潜む官能」の描き方は巧いですよね、小池さんは。
    エマという女性、顔をはっきり想像する事は出来ないのに、唇や物腰なんかはリアルすぎるくらいに想像がついてしまう。とても魅力的に書けています。

    但し、小池さん愛な私ですが、彼女の長編についてはシビアにならざるを得ません。
    上に書いたように、彼女の「描写力」には素晴らしい物があります。
    ところが、人物の設定ときたら毎回どの長編でも同じとしか言えません。
     ・女2人、男1人の三角関係
     ・女?の女?への異常なまでの陶酔、羨望
     ・女?のただならぬセックスアピール(官能的すぎるまでに官能的)
     ・女?への憧れのあまりか、女?の生涯ただ一人愛した男を寝取ってしまう女?
    これらの点が私の読んだ中でも「恋」「欲望」「薔薇いろのメランコリヤ」に共通しています。
    (私が読んだ長編でこうでなかったのは「ノスタルジア」くらい…)
    そして更に悪い事は、これらの点の多くが、彼女の出世作「妻の女友達」の流れを汲んでいると思われる事です。
    その設定自身が嫌いだとか言っている訳ではないのですが、余りに同じ設定が続くと、やはりこちらとしても食傷気味になってしまいます。

    あ、勘違いしないで下さいね、私は彼女の作品を愛しています。本当に好きです。
    「倒錯の庭」「ひぐらし荘の女主人」に至っては至高の本だとさえ思っています。
    だからこそ、厳しい目で見てしまうのかもしれません。
    (というか私、そのものが好きとか嫌いとかに拘わらず、批評体質なんですよね…)

    0
    2009年10月04日
  • 妻の女友達

    Posted by ブクログ

    読んだサスペンス物で数少ない作品なんだけど引き込まれました。
    展開が絶妙にウマいと思います
    短編集ですが、どのお話も女性の狂気がテーマになってます

    0
    2009年10月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    6人の恐怖アンソロジー。

    眠れないほどではなく、不思議な、考えると怖い
    そんな感じでした。
    2話目は昔懐かし…な状態かと思ったら
    まったく読まない箇所があり、それを読んで
    納得しました。
    何か変、と思って最後にたどり着いたので
    間を読んでようやく全貌が見えた状態。

    6話目はほんわかした、と思いきや…でしたし
    しかも、というおまけつき。
    主人公には、何故同じように見えたのか。
    奇妙、になってました。

    0
    2026年09月27日
  • 墓地を見おろす家

    Posted by ブクログ

    「名作!」、「すごく怖い!」という評判を聞いたことがあったので、ならばと思い読みました。

    読んだ結果、「まあまあおもしろい」という感じでした。
    決してつまらない作品ではないです。
    が、特別おもしろいわけでもなかったように思いました。
    期待値上げすぎたかなぁ。

    大きな出来事が起きてさあ大変だ!という感じではなく、ちょっとずつちょっとずつ違和感が積み重なって、じわじわと追い詰められていく感じでした。
    最近の作品では、作品の序盤とか、遅くとも前半までに大きな出来事が起きる作品が多いように感じています。
    しかし、本作は前述のようにじわじわ系なので、最近の作品に慣れていると、もどかしく感じるかもしれません。

    本作は1988年7月に単行本が刊行されたようです。
    そのため、出てくる単語とか会話の言葉遣いとか当時のジェンダー感とか、時代を感じさせるものとなっていました。
    こういう部分は、読みにくいということはなく、当時の雰囲気を体験できる良い要素でした。
    なお、私が読んだことのある本の中では、一番古い作品となりました。

    当時のホラー小説界隈がどんな雰囲気だったのか興味が湧きました。
    まだ「リング」も発売されてない時代のホラー小説って、今ほど社会的立場が高くなかったのではと想像します。(「リング」は1991年6月発売)
    そう思うと、現代のホラー小説の礎となった作品を読んだような気がして、良い出会いだったなぁと感慨深くなりました。
    たまにはこういった古めの作品に触れるのも良いことだなと思いました。

    0
    2026年09月09日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最恐の書き下ろしアンソロジーのタイトル程には恐くは無いけれど、六人の作家さんの夫々の個性が出ていて楽しめる1冊。
    その中では哀しくて恐い小池真理子さんの「オンリ・ーユー かけがえのないあなた」が猫好きとしては一番良かったかな!
    宮部みゆきさんさんの作品も相変わらず上手いし、三津田信三さんの作家怪談も面白いけれど、心に残る作品には出会えなかったかな!

    0
    2026年08月31日
  • 無花果の森

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画監督の夫と結婚して十年、凄まじい暴力に身も心も限界だった泉。
    家を飛び出し隠れ場所をさがし降りたった街で、狷介な高齢の女性画家八重子に家政婦として雇われることになる。
    気難しい八重子の我が儘も、夫と暮らした日々に比べたら何でもない。
    献身的に働く泉に少しずつ心を開いた八重子。
    ある日、友人サクラが経営するゲイバーに泉を同伴させる。
    同じくしてそこには怪我をしたサクラを駅で助けたという訳ありの男が働いていた。
    カウンターの男を見て泉は驚愕する。
    そこには以前、夫のDV疑惑について取材したいと泉を追い掛けまわしていた週刊誌の記者の鉄治が居た。 
    鉄治はある事件を取材中に無実の罪を着せられ警察から逃亡中にサクラに拾われたという。
    お互いの事情を知った二人は罪の共有からひかれあうようになり逢瀬を重ねる。

    二人の関係性に気づいたサクラが激昂するもノンケしか愛せないからいつも片思いだと、泉に暴言はきながらも鉄治を匿う。
    日陰の二人が初めてドライブに出掛けた日、鉄治は警察に出頭して行く。

    口の悪い八重子とサクラがお互いをボロクソに貶しながらも唯一無二の関係性が素敵だと思った。
    小池さんの作品はいつも上手くいきそうで実らない恋愛が多い気がしていたのでラスト少し意外だった。
    ねちねちと粗探ししてはなじられ、歯向かっても暴力謝っても暴力のDVの描写が酷く読み進めていくうちに身体に力が入ってしまう程だった。

    0
    2026年08月28日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    なんか題名が気になって読んでみた。

    読んで思ったのは話し合うこと大事。
    人生おいて1から10まで全て話せば良い訳ではないけど、些細なすれ違いというより話合わない結果その悲劇になってしまったに思えた。
    それが出来てたら全然違った結末だったでしょうね。

    570ページあっても読んだ体感めちゃめちゃ長かった。

    0
    2026年08月20日
  • 墓地を見おろす家

    Posted by ブクログ

    サクッと読みやすいホラー小説でした。
    怖さはそれほどでもないけど、どんどん良くないものが迫ってきて追い詰められていく様子は、この先どうなるの?と引き込まれていきました。
    子供や犬の直感的なものを信じて早めに対処してたらどうなったんだろうなと思います。

    0
    2026年08月18日
  • 墓地を見おろす家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半の追い詰められていく感じと容赦のない感じは良かった。
    しかしどうしてあの家族だけが狙われたのだろうか。
    最後のオチについては恐怖だったが、もう少し続きを見たいとも思った。謎が明かされないのもホラーだからかな。

    どうでもいいが、電気が使えないのに炊飯器は使えるんだなと思った。

    0
    2026年08月16日
  • 日暮れのあと

    Posted by ブクログ

    タイトルに引っ張られているかもしれないけれど、日暮れ以降の世代の人達が、無理するではなく、「日暮れ」の色で語られていく。
    私もそろそろ日暮れかな。

    0
    2026年07月21日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい単語が多いなーと思いながら読んでいたら気づいたら3時間。娘のためとはいえ、逃げればいいのに、なんて思ってしまっていたのが現代なのかもしれない。思いつきもしなかった関係性で、それゆえに去るという選択が、とても悲しいと思った。次は明るい話を読もう。

    0
    2026年07月15日
  • 二重生活

    Posted by ブクログ

    映画とは展開が最後の方違う

    我々は凡庸の中に生きてて
    尾行することによって違う人生の刺激を受ける

    私たちが物語を求める理由がここにある気がした

    0
    2026年07月13日
  • ウロボロスの環

    Posted by ブクログ

    小池真理子さんの『ウロボロスの環』を読んだ。まず、ここまで品の良さを感じた作品は久しぶりだった。人が人生の岐路でわずかにすれ違い、個々の波に流され二度と寄り添えない…そんな機微が丁寧に描かれる。個人的には好みではない展開。もう少し歳を重ねたら違う読み方ができるようになるのかな….

    0
    2026年07月12日