小池真理子のレビュー一覧
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蔵書を整理してたら未読が発覚。有名なだけにとっくに読んだ気でいた。初出は1988年らしい。
近頃の理詰めの怪異(どういう経緯で誰が誰をどうして呪って、だからこういう現象で、だから呪いを解くための行動は云々)と違って、怪異が純粋に怪異ってのが新鮮。やたらと解像度の高い昔話や、妄想じみた推理は(ほぼ)なし。冒頭、ペットの小鳥が変死するシーンから、夫婦の暗い過去の説明、どこか影のある住人たち登場と、ゆったり静かで不穏な空気感は嫌いじゃない。クライマックスのフィジカルっぷりにはちょっと笑っちゃったけど。
和ホラーを体系的に把握しているわけではないけど、本作の功績はおそらく分譲マンションというモダン -
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小池真理子怪奇譚傑作選 第2弾
小品ですが粒揃い
個人的覚書です
「仄暗い廊下の果てに」
時折見る同じ廊下の夢
「優しい既視感」
日本家屋の光の妖しさ
「襖の向こう側」
古く大きな日本家屋の襖の向こう側
「幸福の家」
幸福だったその時に留まる哀しい魂
「坂の上の家」
その家はドールハウスの中に
「私の居る場所」
私しか居ない場所
「千年烈日」
小池真理子の造語と思われる
千年の厳しい日々を示唆?
ストーリーとしては、不倫でありながら純愛
花の使い方とあわせ、夏目漱石『夢十夜』を思わせる
「妖かし」
無自覚に為出す怨念
「灰色の猫」
過去と繋ぐ公衆電話
ただ、ここまで公衆電話 -
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怪奇譚傑作選として甘美恐怖と戦慄の世界の
エッセイと小説集
「霊の話」
小池さんの心霊経験談と母親からの体験談エッセイ。怪異の闇への起点。
「死者と生者をつなぐ糸」
お住まいの別荘地での出来事。生霊系エッセイ。
「現世と異界」
霊感の強いお母様の体験談エッセイ。
生と死のあわいに存在する意識。
「恋慕」
父の弟である叔父は、美しい母に恋をしていた。叔父の死を悼む母と少女。
死してもなお、慕われるのは母。
「花車」
学生運動のただ中の大学生活。
妊娠も結婚も、案外深くは考えられていなかったのかもしれない。誤って命を落とした女性が、死後に見せる幸福な姿。
「慕情」
「恋慕」の続編。
叔父との二度 -
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ネタバレ宮部みゆきさん目当てで読みました。
ネタバレ感想
あなたを連れてゆく
ふんわりホラー
アキラは幸せなのかな不幸なのかな?と思ったり。
とても怖い!というよりか少しノスタルジー感じるホラーファンタジーみたいな作品でした。
竜狩人に祝福を
この本はこの話を読んだだけでもいい収穫になると思います。新感覚選択式ストーリーでかつラストに驚愕の真実を得ます。順々に選択していくと…。
この作品はもっと評価されて欲しい、この作品だけで小説を出して欲しいです。
月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ
河童のお話
ナメてかかって読んだら意外と怖かったです。
この分野はなんていうんだろう…
函
あぁ…やっ -
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ネタバレ事故で性的不能に陥った美しい青年正巳と、彼が昔から欲望の対象としている美貌の女性阿佐緒、その夫の袴田、正巳と阿佐緒の幼なじみの類子。
これは類子の視点で語られる物語です。
類子は正巳を愛し、精神的なエクスタシーを感じながらも既婚者の愛人と肉欲だけの関係を続けます。
最終的に愛人と別れて正巳を一途に愛するように。
うーん、類子が正巳に感じるエロティックさはわからないでもないのですが、既婚者と平気で不倫する気持ちがわからないのでいまいち感情移入出来ず。
阿佐緒も正巳も揃って自殺……
2人ともそれぞれ孤独を抱えているのはわかるけど命を大事にしてくれ……。
そこで終わってたらなんだかなーって感