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夜景が美しいカフェで親友が語る不思議な再会に震撼する表題作、施設に入居する母が実家で過ごす最後の温かい夜を描く「猫別れ」など8篇。人の出会いと別れ、そして交錯する思いを描く、珠玉の短編集。
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Posted by ブクログ
小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。
表紙のポップさを想像して読むと、内容は案外ビターな短編集。 自分的に印象に残ったのが、「ダナエ」と「猫別れ」です。 「ダナエ」 最初はあまり良い印象のなかった、青い隈をたたえる女性店員。 彼女が倒れ込んだのを、視点人物である裕福なサラリーマンが支え、家に連れて帰る……という流れはややベタなものか...続きを読むもしれない。 なんだろう……侵し難い聖域を持つ女、と表現すれば良いのだろうか。 彼女の描かれ方が、なんだか私の中でしっくり?きたのだった。 「猫別れ」 これはもう。クライマックス! 認知症気味の祖母、引きこもり気味の娘、全ての調和に思いを馳せる母、そして猫。 さて、どうまとめる?と思うのだけど。 コミュニケーションって、言葉だけではない、思いだけというわけでもない、その微妙な部分が最後にフワッと浮かび上がってくる。 ここが、すごく良かった。
ゆっくりとした時間のなかの1片が切り取られる そんな短編集でした 亡くなってからも家族がいて、愛するひとにキスしてもらえる千晶の物語がすき。 DVとか二股の男女はどうして関係を続けるか……
久しぶり、そして2冊目になる小池さんの作品。語り手が女性のお話が7篇、男性が語り手のお話が一篇の短編集。 主人公はどれも30代から40代。恋も仕事も色々と経験し、その人の過去を垣間見ながらこの先どうなるのか…と思った所で終わってしまうので、続きを読みたくなる物もあった。 『風』は衝撃的。学生時代...続きを読むの同級生と不倫していた千晶。その相手である川原とした約束。まさか通夜にやってきて約束を果たすとは…。 そして『父の手、父の声』は二ヶ月に一度新幹線に乗って不倫相手に会いに行く香織。 どちらも夫と子供のいる普通の主婦なのに家族には見せない顔を持っている。しかし、誰しも本当の顔は自分しか知らないのかもしれない。
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