小池真理子のレビュー一覧

  • 無花果の森

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    ありそうでない、なさそうである、
    全体的にそんな感じ。
    恋も日常も。

    なので、映画化された理由がよくわかる。
    小池真理子さんの中では好きなほう。

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    2014年07月18日
  • 無花果の森

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    ネタバレ

    良かった、ハッピーエンド。かな?
    鉄治が泉の元から離れたあとは嫌な予感ばかりして、その割には残りのページ数が少なくて笑。八重子の死が分かった時は、すごくショックを受けている自分がいて、八重子が愛されキャラだったことに気づかされた。サクラもいて良かった。

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    2014年05月29日
  • 東京アクアリウム

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    女性ならではの嫌らしさや痛みって、いくつになっても変わらないんだな、ということを感じた短編集。
    表面上は何でもない日常生活を送っている女性の内面を見たら、こんな感じなのかな、という小説をテンポ良く読めて、楽しめた。

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    2014年04月12日
  • 存在の美しい哀しみ

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    ストーリーは別として、こういう話の構成は好き。
    榛名の母の人生をベースとしながら、かかわる人物の生き様含め、語られている。ここは要らないんじゃ?と感じる部分もあった。
    最後の異母兄妹の話で、あまりにきれいにまとまっている気もするが、映画を観ているようなウィーンでのシーンだった。
    ただタイトルの「存在の美しい哀しみ」が読後もピンと来ない感じがする。再読すればわかるのかな・・・。

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    2014年01月27日
  • 無伴奏

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    何年か前の「CREA」で小出恵介が名作3冊の中のひとつとしてこの作品を取り上げててびっくりしました。女性受けしかしないだろうなーって思ってたので。
    その感想の中で、この作品からは煙とかの匂いが立ちこめてるって書いてあって、へーって思いました。正直あたしは最初から最後まで響子視点でしか読んだことなかったから、響子が感じることが全てで、周りの人や物や空気について考えたことも感じたこともなかったんです。
    煙草や闘争の煙。確かに彼らと過ごした時間が20年経っても響子の中で燻っている。
    渉が響子のことを好きだったのは嘘じゃないと思うんです。響子に対して好きだという感情をもったことと、本能が欲したものが別

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    2016年08月19日
  • 恋

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    なんとも言えないどろどろした世界。
    いろんな夫婦の形、そしていろんな恋の形があるものだと思いました。
    現実、自分には決して起きないけれど、小説としては引き込まれて一気に読み上げました。

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    2014年01月01日
  • 望みは何と訊かれたら

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    初めて読んだ小池真理子さんの著作。

    去年の秋頃、とっても色っぽく年を重ねている女性の方とお会いする機会があって、その際におすすめの恋愛小説として小池真理子さんの著作を挙げられた。
    彼女曰く、小池真理子は作家の中で特に美人で、きっとものすごくもてていた、そういう人が書く描写はすごく生々しくて、だから好きなのだそう。
    それ以来ずーっと読んでみたくて本作を購入し、今年になってようやく読み始めたの。笑

    読んでみての感想は、久しぶりにこんなどろどろした気持ちになった。
    読んでいて気持ちがずーーーんとなる小説が(特に去年の夏、ロンドンから帰国後)好きだったんだけど、まさにそう。
    本作については、読んで

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    2013年10月28日
  • 懐かしい骨 新装版

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    確かに、パトリシア・ハイスミスを思わせる。

    作品中に「冒険者たち」が出てくるが、私が思い出したのは「太陽がいっぱい」。
    「太陽がいっぱい」を少しずつひねって(構成、男2+女1、ラストシーン)、たどったような。

    愚かな(愛すべき)男たち、謎と魅力のあるコケティッシュな女、甘苦い後味。

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    2013年09月28日
  • 記憶の隠れ家

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    帯にある『驚愕のラストシーンで世界は鮮やかに反転する。』の一文がぴったりである。読者に、この話は変だ、何かがおかしい。と思わせるが、それが何かは最後まで読んでのお楽しみである。短編一つ一つがぞっとする話で、まさに心理サスペンス。

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    2013年09月07日
  • エリカ

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    自分をだまして寂しさに耐え、忙しさに埋もれ流されるまま年をとっていくよりは・・人間らしいかな、エリカ。

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    2013年08月25日
  • 懐かしい骨 新装版

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    やっぱり小池真理子さんのミステリーは最高ですね!そうきたか〜っていうゾクゾク感がたまらず大好きです☆なのに星5をつけられなかったのは私個人のここ数年の恋愛観の問題かもしれません。作品は期待を裏切りません♪

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    2013年08月19日
  • Kiss

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    kiss

    というタイトルをつけるほどではないのかなと。

    フォーカスされてるポイントが、そこではないと思った。
    でも、恋愛を描かせたら上手いな。と思う。小池氏。

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    2013年07月19日
  • 無伴奏

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    一生、という二文字が浮かぶ作品。
    一生誰にも打ち明けられない過去、一生悔やみ続ける自分の選択、一生忘れられない記憶、一生残る心の傷、一生、一生……
    清らかで醜悪な悲劇。誰もが悪党で、誰も悪くない。

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    2013年06月17日
  • 柩の中の猫

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    小池真理子ワールド大好き。苦しくて切なくて官能的そして美しい。筆者の脱ミステリー作品第一作らしいけど素晴らしい。

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    2013年06月06日
  • 柩の中の猫

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    読み始めると止まらない。怖いもの見たさだね。
    そして、やっぱりこうなったか、と満足してるから、怖い。

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    2013年05月29日
  • 夜は満ちる

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    しっとりとしたほんの少し官能的なファンタジー。若干ホラー寄り。
    しつこくなく読みやすい。
    ただ、オチが難解というか、どう解釈していいのか分からない作品がある。
    「夜は満ちる」が一番好き。人間らしくて愛に溢れてて。

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    2013年04月30日
  • 恋

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    世の中が浅間山荘事件一色の時代で、異端な恋をした4人の話

    異常なほど仲が良い夫婦だが、互いに夫婦以外の相手と性的な関係を許している。広い世の中探せば、こんな夫婦結構意外といるかもしれないと思いつつ、実は兄妹でしたなんてパターンは異端すぎてないでしょうと思う。そんな二人に巻き込まれた女子大学生が最終的に夫婦の妻が本当に恋した男を射殺してしまうのだが・・・。異端な恋を神聖視までしてしまった女子大生。自分が彼女の立場だったら、果たしてどうしたか。女子大生の孤独感・虚無感が良く伝わってきた。
    人を殺すのに理由は要らないという。そこに銃があったから引き金を引いた。その結果、人が死んだ。ただそれだけ

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    2013年04月29日
  • 柩の中の猫

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    美しい悲劇の物語。

    54歳の主人公、雅代が、あるきっかけから、お手伝いの由紀子に、20歳の時の体験を話して聞かせる。

    時代背景は古いものの、物語はフランス小説のような雰囲気を醸し出している。

    20歳の雅代が、東京郊外の川久保家に住み込む。主人の悟郎に絵を学びながら、娘の桃子の家庭教師をする。
    母のいない川久保家だが、飼い猫ララが桃子の母代わりだ。
    そんな3人と1匹の幸せな日常が、千夏という美しい女性の出現で狂い始める…。

    情景の美しさ、人間のエゴ、幼さ故の残酷など、宮本輝の「避暑地の猫」を思い出させる小説。

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    2013年04月12日
  • 存在の美しい哀しみ

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    ネタバレ

    美しくロマンチックな家族の物語。共有できない時間を超えての結末。
    ごく微量だだけれど虚無的な諦めたような雰囲気をたたえた登場人物たち。ひせさしぶりに小池真理子ワールド堪能。しばし素敵な世界にたゆたいました。

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    2013年03月18日
  • 冬の伽藍

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    結末が気になり、半分以上を連続して読んでしまった。
    男女の物語でもあるが、友情もまた強く書かれている。

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    2013年03月13日