小池真理子のレビュー一覧

  • 危険な食卓

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    いわゆるどんでん返し物とは違う種類の
    そうきたか...な裏切りを豊富なバリエーションの鳥肌と共に味わえるハズレ無しの短編集。
    人間の根本的な恐ろしさと人間故の賢さの融合で産まれた「闇の部分」を、ライトで簡潔なボリュームで楽しむ事が出来る。

    ヒェッ:( ;´꒳`;): となるものから
    シュン(´・_・`) となるもの、
    ホッε-(´∀`*) と出来るものと
    怖いけど....( *´艸`)クスッ
    となる、飽きが来ない素晴らしいセットリスト。

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    2020年10月01日
  • 異形のものたち

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    ネタバレ

    この本との出会いは、友達と立ち寄った本屋でのジャケ買いでした。出版が角川ホラー文庫で、いかにも短編ホラー集です、と言わんばかりのタイトルから、即決で購入しました。結果、買って大正解でした。

    1つ目の短編である「面」は、冒頭の情景描写が少し長くて、「この短編集は、私の苦手な回りくどい作風なかもしれない」と、不安を感じさせられましたが、あっという間に昼ドラのようなドロドロとした空気感に飲み込まれ、いつの間にか優しく美しい文章の虜になっていました。

    2つ目の「森の奥の家」は、"静寂"という不気味な空間の中で、かつての楽しかった思い出を巡らせる女性の話しです。悲壮感を漂わせなが

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    2020年09月03日
  • 異形のものたち

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    ホラー的恐怖というより、じわりとくる妖しさ。「日影歯科医院」「緋色の窓」が特に好み。日本的な美しさのようなものを感じた。

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    2020年08月07日
  • 蠍のいる森

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    悲劇と悲劇で惨劇を作り出す、小池真理子王道の交差ミステリー。日常がゆっくり確実に悲劇のブラックホールに引き寄せられていきます。
    これが噂のビックバンか...

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    2020年07月23日
  • 妖し

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    ネタバレ

    ゾクっときたのは「曇天の店」・「フクライ駅から」・「喪中の客」くらいだな。

    ちょっとイマイチ、って思いながら読んでいた最後に、めちゃゾクっとくる「喪中の客」。
    小池真理子さん、さすがです。

    恩田陸さんの「曇天の店」は良かったけど、余韻がありすぎて笑

    「フクライ駅から」は読み終わってから思わず作者を確認。
    朱川湊人さんだったか!

    窪美澄さんの「真珠星 スピカ」もよかったかな。
    コックリさん、懐かしい。

    あとは、イマイチな印象。

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    2020年04月11日
  • 妖し

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    10人の執筆者が怪異をテーマに描く短編アンソロジー。
    ぞくぞくっとするお話。
    李果を食む、フクライ駅から、かぐわしきひとが好き。

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    2020年03月27日
  • 沈黙のひと

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     小池真理子さん。この人はなんて美しい文章を書くんだろう。謙虚で、上品で、過剰な装飾や誇張の一切ない洗練された文章がとめどなく続いていく。小難しい用語を使うわけでも、まくし立てるようにありったけの情報を文章に詰め込もうとするわけでもない。透き通った小川にさらさらと流れていく笹舟みたいに、滑らかに言葉が紡がれていく。ずっと読んでいたいと思う。あっという間に読み終わってしまって、もっとその文才の中に浸っていたかったという名残惜しさが募る。感想文を書くなんておこがましいと気が引けてしまうくらい。書くけどさ。
     主人公は50代女性。幼い頃、女を作って自分と母を捨てた父と、付かず離れずの不思議な関係を続

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    2020年03月10日
  • ノスタルジア 〈新装版〉

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    読んでる間、ずっと色々な展開を想像しながら読めて楽しかった。
    このちょっと不気味な感じも
    甘美な感じも
    小池真理子さんらしくて、ファンを実感してました。
    読んでる途中で小池さんの旦那様がお亡くなりになったニュースを見て
    このお話とも重なる部分もあり
    ただただご冥福をお祈りするばかりです。
    読後は
    雅之さんは俊之さんを使わなくても
    そのまま現れれば…
    俊之さんの気持ちはどうなの?って
    雪の降る日の最後の逢瀬
    46歳の俊之さんの肉体が必要なのか?
    ちょっとモヤモヤした気持ちになりました。

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    2020年02月13日
  • 妖し

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    ちょっと怖い話のアンソロジー。
    どの作品も、良かったのですが、あえて1つというなら、風鈴が出てくる話かなあ。
    読んだことのない作家さんに出会えるので、アンソロジーはおすすめです。

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    2020年02月12日
  • 妖し

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    10人の作家による十の世界。怖い 恐い 引きずり込まれる 目が離せない 読み続けてしまう。

    戻ってこれて良かった

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    2020年01月15日
  • 沈黙のひと

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    両親が元気なうちに読んで良かった。
    最後、ハガキをもらった後の文章で号泣…いつかこんな風に、記憶が渦巻いて、という表現がぴったりな感じで自分の父親を思い出すことになるのかな…

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    2020年01月11日
  • 妻の女友達

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    サスペンス短編集

    本格的な推理物とはまた違う、
    心理的な描写が多いなと感じた


    悪女達のお話。

    中には違うものもあるけど、女はやはり強いんだなって思わされる


    全ての話が女性が最終的に「勝利」している、と解説に書いてあってあー!確かに!ってなりました

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    2020年01月04日
  • う わ さ

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     「独楽の回転」「災厄の犬」「ひぐらし荘の女主人」「うわさ」の4編を収めるホラーミステリー集。短編集だが、それぞれの物語には独自の存在感があり、全ての話において引き込まれてしまう。
     個人的には「ひぐらし荘の女主人」がストーリー性、ミステリアス性において一番引き込まれた。日常的に起こり得そうな場面を切り取った「独楽の回転」はストーリーの意外性には欠ける(読み進めていくと展開が読めてしまう)が、何といってもタイトルがいい。「あぁ、そういうことか~」と最後まで読むとタイトルの意味が分かってくる。
     どの話も「世にも奇妙な物語」で取り上げられそうな内容であり、実写化したら面白いような気がする。

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    2019年11月29日
  • 沈黙のひと

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    ただただ、哀しかった。
    リリーフランキーの東京タワーを読んだ時もそうだったけれど、両親が元気なうちに、たくさん会おう、たくさん話そう。
    日常に忙しく忘れてしまうけど。

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    2019年10月16日
  • 恋

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    私はもう片瀬夫妻に憧れたりはしないけど、ふうちゃんが夫妻を自己同一化してしまう気持ちはわかるなあ‥。
    それが破滅を迎えるとしたら、やはり誰かを殺さなくてはならず、殺すとしたら大久保なのだろう。
    最後の「支えてくれた」「思い出を山のようにくれた」(だっけ?)という一文に、うるっとくる。
    山田詠美が大久保を「いい!」と言ってたけど、私は無理だなあ‥。
    とまれ、京極夏彦の言う母系集団であれば、異母きょうだいはきょうだいには非ず、さればこんな悲劇は起こらなかったのであーる。

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    2019年10月08日
  • 墓地を見おろす家

    購入済み

    最後がすき

    皆さん書いてますが、伏線回収はあまり無く、?が最後まで残ります。
    ホラーな雰囲気を楽しみたいなら文章も読みやすくライトに読める1冊です。

    疑問点は多く残りますが、最後の描写が個人的にはかなり好みです。

    関係ないですが、この本を読み終えてから急に浴室のシャワーヘッドから水滴がぽたぽたと落ちてきて別の意味でも怖かったです。
    夜の1人読書では結構勇気がいるかもしれませんね。

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    2019年09月12日
  • 沈黙のひと

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    パーキンソン病になった父は吃音しか出せずやがて会話=意思の疎通が行えなくなり、母は痴呆症でこれまた会話が成り立たない=意思の疎通が行えない、故に沈黙のひととなる。
    そんな両親を持った長女の生き様がリアルに人間くさく描かれており、決して他人事ではない。
    小池さんの本は知人からのすすめでとりあえず一冊と選んだ本だけど非常に人間くささの描写が克明に描かれておりぐいぐい物語に引き込まれる感じで、題材は暗いながらも興味深く読むことが出来た。多くの著書があるのでまた読んでみたいと思える作家さんだった。

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    2019年08月17日
  • 恋

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    内容
    連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた1972年冬。当時学生だった矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎と妻の雛子の優雅で奔放な魅力に心奪われ、彼ら二人との倒錯した恋にのめりこんでいた。だが幸福な三角関係も崩壊する時が訪れ、嫉妬と激情の果てに恐るべき事件が!?香りたつ官能、美しき異端、乾いた虚無感。比類なき美と官能に彩られた小池文学の最高峰!ジャンルを越えて絶賛された直木賞受賞作。

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    2019年07月09日
  • 柩の中の猫

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    内容紹介
    芸術家と娘と家庭教師、それなりに平穏だった三人の生活はあの女の出現で崩れさった。悲劇的なツイストが光る心理サスペンス。

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    2019年07月09日
  • 贅肉 新装版

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    短編集だと思わないで購入してしまったので、「贅肉」がもっと長いと良かったが、どの話もまあまあ面白かった。

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    2019年06月02日