アナベル・リイ

アナベル・リイ

946円 (税込)

4pt

4.0

一九七八年、久保田悦子はアルバイト先のスナックで、杉千佳代と出会った。舞台女優を目指す千佳代は所属する劇団で、『アナベル・リイ』のアナベル役を代理で演じるが、その演技はあまりに酷く、惨憺たるものだった。やがて、友人となった悦子に、千佳代は強く心を寄せてくる。フリーライターである飯沼と入籍し、役者の夢を諦めた千佳代は、とても幸せそうだった。だが、ある日店で顔面蒼白となり倒れ、ひと月も経たぬうちに他界してしまった。やがて、悦子が飯沼への恋心を解き放つと、千佳代の亡霊が現れるようになる。恋が進展し、幸せな日々が戻って来る予感が増すにつれて、千佳代の亡霊は色濃く、恐ろしく、悦子らの前に立ち現れるようになり――。

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アナベル・リイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     2022(令和4)年に単行本として刊行された小池真理子さんのホラー長編小説。
     ホラーといってもあまり恐怖感がないのは、例となって出現するのが、主人公がごく親しくしていた女性であって、危害をくわえられなそうな雰囲気がしたからだ。
     が、淡々とした文章で描き出される幽霊談は相変わらず美しく、小説とし

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ


    あまりこういう幽霊系は読んだことなかったけど、面白かった。

    千佳代は何故バーとみながに現れたのか、ママの多恵子を悶死させたのか、親友悦子には何故危害を与えないのか、そしてあれほど愛した飯沼を最終的には殺したのか、本当に謎だらけ。

    何かヒントを探しながら読み進めるのだけど、読めば読むほど千佳代と

    0
    2025年06月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小池真理子読むのが多分初めてで、濃厚でちょっとずつ読んだ。怖かった。もっとドロドロした人間模様かと思ったら、こまやかな、小さな幸せや重たくない親しみの表現が好ましいだけに、それがブツッと切られていくのが穏やかに怖かった…。

    著者が意識したという「黒衣の女」が、もともと一番好きな小説のひとつなので、

    0
    2025年06月23日

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