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刺激はないが穏やかな暮らしに幸せを感じていた夕起子と夫。結婚5年目にしてハネムーン以来となるリゾートホテルへの旅行に出かけた。そこである夫婦に声をかけられる。最初こそ友好的だったが、次第に夫の様子が明からにおかしくなり、二組の夫婦の間には不穏な空気が漂うようになる(表題作「見えない情事」)。デビューから4年半の間に執筆した、著者初の”幻想・怪奇・サスペンス短編集”。装いも新たに復刊!
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Posted by ブクログ
幻想的な内容のものがあったと思えば、怪奇的な物語があり、そして複数の男女間の間に潜むサスペンスありと、満漢全席的内容で小池節を楽しませて頂いた。 最後の章の『見えない情事』は、ちょっと先が見えない展開で、「短編は鮮やかに決める」が心情とされている小池女史の作品らしく、成る程と満足感を与えて頂いた内容...続きを読むだった。 小池女史の短編の魅力に触れる最適な一冊となると思う。
巻末に「本書は1992年7月中公文庫より刊行されました。」と記載されており、加えて作者あとがきには「私にとって初めての短編集」と書かれているから、最初の短編集がハードカバーではなくいきなり文庫オリジナルとして出たということらしい。既に書き下ろし長編を5つも出した後のようだ。その長編の内の一つがホラ...続きを読むーの傑作『墓地を見おろす家』(1988年)と思われる。比較的初期の作品集ということだろうが、個々の短編の初出データの記載が無いので分からない。 読んでみるとホラーが幾つかと、ホラーではないサスペンス小説、ないしミステリっぽいっものが収録されている。アイディアはまあまあのものが多く、出来もそこそこという感じだ。 この方の小説は、何故か文体に目が行く。プロットが急展開でなく叙述の箇所が多いからだろうか。けれども彼女の文体はとても地味でおとなしく、淡々とした味わいがある。目を惹くような表現はごくたまにしか出て来ず、静かな時間がひたひたと続く雰囲気だ。その地味な語り口が『墓地を見おろす家』では妙に効果的であった。本書のような短編では、そういうじわじわと書き綴る間が少ないので、さほど効果的でない結果となったのかもしれない。 しかし、最後に収められたサスペンス・ミステリの表題作「見えない情事」はとても優れている。面白く、手に汗握る展開で、ひねりが効いている。この作品はレベルが高いと思う。
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