葉真中顕のレビュー一覧

  • 絶叫

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    ネタバレ

    鼓動に続いて読んでみた。最後に実は、という形である意味心に残らない一本調子で流し読みもできる小説だけど、懸命に暮らすも墜ちていく主人公の人生とそれを負う女性刑事の図式は鼓動にも似て、しっかり最後まで読ませる筆力がある作品だった。生保の枕は知ってたけど自爆という言葉は知らず勉強になった。共済との関係とかも。この時代の金融商品営業の闇は深い。この2冊で葉真中さんのは卒業でもいいかな。

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    2025年11月14日
  • もの語る一手

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    将棋にまつわるアンソロジーとは知らず、青山美智子さんの名前を見つけ早速読んでみると1話目からジーンと来る。将棋が全くわからなくても一話一話引き込まれていく。もし将棋に詳しかったらもっとワクワクできるのかもしれない。
    実は貴志祐介さんのお話のオチが良くわからなくて解説が欲しかったが、ちょっと探しただけでは見つからなかった。
    「お前レベルの話はしていない」は大島版のみなので、芝版もあとで読んでみたい。

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    2025年11月13日
  • 灼熱(新潮文庫)

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    戦前のブラジル棄民政策の影響を受けて、敗戦後に日本が勝ったか負けたか、どちらを信じるかで2つに分かれる日本人社会。憎しみと詐欺が親友2人の人生を変えていく。

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    2025年11月01日
  • そして、海の泡になる

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    尾上縫を題材にしている/ 関係者へのインタビュー、回想という建て付けだが、喋り手が老人なのに会話が若すぎる/ 老人を書ききれていない/ みな同じ年代に見えてしまうのだ/

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    2025年10月26日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    マンションで孤独死した女の謎を追う女刑事と、その女の転落人生とでもいうべき生い立ちが交差し、やがて一つの大きな事件へと繋がっていく。リーダビリティは非常に高く、一気に読み切ってしまった。ジャンルとしてはイヤミスながら社会派ミステリの要素も盛り込んでおり、陽子の人生に襲いくる悲劇は毒親に始まり、既婚者との不倫、夫の浮気、保険金の枕営業、風俗とテンプレートな現代社会の闇という感じでありながら、実話系雑誌にありがちなテンプレだけに想像もしやすく、結末が孤独死と分かっているからこそ一見救済に見えた事柄でも一皮捲れば現実はそう甘くないことを読者に突きつけてくる。転じてそれは社会情勢の変化の中で、結婚を選

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    2025年10月24日
  • 絶叫

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    孤独死体で発見された鈴木陽子の人生と、NPO法人の代表の殺人事件を描いたミステリー。

    平凡な家庭に生まれたはずが、父親の失踪から始まり、暗い闇の方へ落ちていく様に、どこで選択を間違えてしまったんだろう?と考えてしまう。

    陽子の事件を調べる刑事綾乃も、離婚して復職したが、ひとたび間違えば陽子のようになっていたのだろうか?
    綾乃のように強い意志があれば、陽子は幸せになれたんだろうか?

    一度落ちてしまうと、そこから抜け出すのは難しい。
    それなのに、自分が落ちる時に巻き込んでいく人や、強奪していく人はたくさんいる。
    世の中の仕組みを知って賢く立ち回らないと、搾取され続けてしまうだろう。

    文庫本

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    2025年10月22日
  • 警官の道

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    警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集

    「上級国民」葉真中顕
    葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
    現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。

    「許されざる者」中山七里
    刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
    コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。

    「Vに捧げる行進」呉勝浩
    あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
    「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。

    「クローゼット」深町秋生
    性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
    レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの

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    2025年10月21日
  • 絶叫

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    だいぶ前にドラマを観たことがあったが、小説もすごい衝撃だった。自分たちの日常にもこの小説のような怖さが潜んでいるのではとはらはら、絶叫でした。

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    2025年10月19日
  • Blue(ブルー)

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    ブルーと呼ばれた少年を中心に、様々な社会問題が折り重なった重厚な社会はミステリー

    無戸籍児童・児童虐待・貧困問題・外国人就労問題…途中まではバラバラな事件のように感じていたが、最後にはまとまっていくのは唸らされました
    大量殺人を犯しているブルー、ただ生い立ちや動悸、社会の歪みに落とされた被害者の側面もある彼の存在に複雑な気持ちになりました

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    2025年10月16日
  • ロスト・ケア

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    生きるってなんだろう、死ぬってなんだろう。

    どう生きて、どう死んでいくのか、
    周囲はどうケアして、どう受け止めていくのか。

    正義って、なんだろう。正しさは、正義?
    綺麗事じゃ語れない、介護の現場。

    すごく深くて、難しかったけど、
    この答えは今出すべきじゃなくって、
    生きていく中で探していくんだろうなと思った。


    「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。
    門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
    だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
    あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。
    魚を欲しがるのに、蛇

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    2025年10月07日
  • 政治的に正しい警察小説

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    表題作のテンションの高さ!!その前のカレーの女神もなかなか!どうかお店でカレーを食べるときに思いだしませんように。

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    2025年09月28日
  • 鼓動

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    ひきこもり、、ホームレスの老女。
    皆、自業自得じゃないの。
    犯人は、それって反則やんと思ってしまった。

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    2025年08月18日
  • もの語る一手

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    読みにくい作品もあったけど。奨励会にいる人は、誕生日をめでたい日とは思わないや。「なれなかった人」がふむふむ。

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    2025年08月15日
  • もの語る一手

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    将棋を知ってたらもっと楽しめたんだろうなあというところが多かった
    なんもしらないからおそらく3割くらいだろうなと悲しいけど
    将棋は兵法ということはわかった

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    2025年08月06日
  • Blue(ブルー)

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    大好きな「絶叫」の作者さんのやつ且つ評判が良いと聞いて楽しみに読み始めたところ、世間のエアポケットにすっぽりハマってしまった様な家族の様々な面が見えてきて… 幸せじゃないのは自分だけではない。でも幸せな時だってあるよね。とか色々巡り巡って苦しいです。ブルー幸せに生まれて来てね。。

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    2025年08月01日
  • Blue(ブルー)

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    ネタバレ

    この感想には『絶叫』のネタバレもちょっとあるかもだよ!注意!


    『絶叫』がめちゃくちゃ面白かったので手に取った本作。
    比較すると個人的には『絶叫』の方が面白かった。
    本作は結末が見えてるのでドキドキハラハラとかいう感じではなかったかな。
    でも中盤で『絶叫』にも出て来た奥貫綾乃刑事が出て来てびっくり!シリーズものだったんだね?知らずに手に取ったので本当に驚いた。
    奥貫綾乃刑事、個人的に刺さる描写が多くて多くて。虐待こそしたことはないが、子育て苦手な民からすると、一歩間違ったら綾乃と同じ道を辿っていたかもしれないと恐怖を感じる。

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    2025年07月18日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「授かり物」 青山美智子
    「マルチンゲールの罠」 葉真中顕
    「誰も読めない」 白井智之
    「なれなかった人」 橋本長道
    「王手馬取り」 貴志祐介
    「おまえレベルの話はしてない(大島)」 芦沢央
    「女の戰い」 綾崎隼
    「桂跳ね」 奥泉光

    テーマは「決断」。
    藤井聡太さんを見ていると、ホントに楽しそうだからつい応援したくなる。だけど、実際中の人たちからしてみたらそんなものじゃない、……というのが伝わってくるアンソロジー。

    「女の戰

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    2025年07月13日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマにした、いろんな作家たちの短編集。
    将棋の対局やをテーマにしたものや将棋界の昇段試験のルールの厳しさ。作家それぞれ切り取り方は、違うが、ドラマの生まれやすい世界なんだと教えてくれる。
    対局の場面解説が多い小説は、正直頭の中はパニックになりそうだった。

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    2025年06月12日
  • Blue(ブルー)

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    Blueブルー
    葉真中顕さん

    絶叫
    Blue
    鼓動
    奥貫綾乃刑事が出てくる。

    読みながら、
    あれ?この本読んだことある?
    と思ったら、
    引用してた!面白い!
    繋がってる!

    無戸籍
    おやをこどもは選べない
    虐待の連鎖

    青ブルーは愛してるよと、
    言って欲しかっただけ。

    なんとも。
    悲しいお話。
    小説だけど、
    現実にもあるんだろうなぁ。

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    2025年04月11日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    2020年。若い作家との対談集in京都。
    「詠坂雄二」未読。メンドくさそうな性格w
    「宮内悠介」未読。
    「初野晴」読んだことある。
    「一肇」未読。
    「葉真中顕」未読。
    「前川裕」未読。
    「白井智之」大好き。
    「織守きょうや」最近名前知った。
    「道尾秀介」もう大御所だったのね。未読。
    「辻村深月」トリはそうだよね。
    後輩を育てたい、という気持ちが伝わってくる。さくっと読めるし、作家の人となりもなんとなく伝わり、対談集よいね。

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    2025年04月05日