葉真中顕のレビュー一覧

  • 絶叫

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    500ページを越える長編、「絶叫」という題名。
     この物語の底辺にある主人公の歩みは壮絶で悲壮。そこにはありとあらゆるこの世の社会的問題が詰め込まれている。貧困、ジェンダー、無縁社会、ブラック企業…。
     どうしても立場の弱い女性が、社会の枠の底辺を歩いていく様は読んでいて辛い部分も多かった。だけど、最後までページを捲る手は止まらない…。
     読み終わって、最後に読者が「絶叫」するというより、物語のそこかしこでいろいろな人が「絶叫」していた。時には大声で、時には息を飲み、時には心の中で… 。
     人間の本質は自由で、善悪優劣因果のすべては、その上に貼られたラベルにすぎないという。始まりがあるものには

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    2026年02月21日
  • ロスト・ケア

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    星★5!
    フォーカスしたい部分がありすぎて。。。

    ・ミステリー本として
    葉真中顕さんは一文一文が短くて読み易い。そして時々出てくる比喩や象徴的な表現が素晴らしい!今後の展開をそれとなく匂わせる使い方、ブラボー(*´꒳`*ノノ゙パチパチ
    今回もしっかりミスリード
    させられてました╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ!

    ・主たる題材の介護について
    長らく介護現場の看護師をしております。在宅事業所における介護保険のグレーゾーンなんぞも中々にリアルを書かれていて見事です!どこまでどうやって調べて書くんだろうってくらい。
    そして“彼”の信念は痛い程よくわかる。もうね、わかりすぎるくらい。あたしが“彼”

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    2026年02月21日
  • 家族

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    怖い、恐い、恐ろしい。人間の残忍さ、圧倒的な恐怖の前には服従せざるを得ないのか。
    片足を沼につっこんでしまったら最後の様に、
    甘い言葉や強引な頼みに引っ張られ、いつのまにか逃げ出せないことになっている。
    巧みな洗脳や恐怖が読みながら体験でき、自分や家族がこんな状況に巻き込まれたら、、、考えるだけで恐ろしい。
    現実にあった事件をモチーフに作られたこの本。
    リアルに犠牲になった人がいたと思うといたたまれない。
    その後の遺族や結末はどうなったのか。
    どこまでいけば解決なのか。
    とても読み応えある本でした。

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    2026年02月16日
  • ロスト・ケア

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    圧倒的な読みやすさの社会派ミステリ。
    介護をテーマにした10年以上前の作品だが、とても考えさせられる。

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    2026年02月14日
  • 凍てつく太陽

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    解説にある通り、まさに歴史小説であり警察小説でありミステリー小説であり・・と盛りだくさんの内容。脱獄までもあり、面白かった。アイヌのこと、日本で強制労働させられていた在日朝鮮人のことも含めて勉強にもなった。
    権力、戦争、保身、信念、と考えさせられることも多かった。

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    2026年02月13日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    いろんな切り口のミステリーの集まりで、ボリューム薄めなので、サクッと読みやすい。
    誉田さんの『それはない』でスタートするのが良かった。こじれた話だけど、全体的に温かめのストーリー。
    葉真中さんの『21グラム』のオバケが見える設定、荻堂さんの『コンカフェ探偵ロゼ』のオクスリオッケーな設定、といった、事件内容は現実的だけど、基本設定が異常、が良かった。
    中山七里さんのミステリーを楽しみにしてたけど、私的にはミステリーというよりも、ヒューマンドラマを見ているような、このストーリーでは、脇役の善吉中心の温かいドラマにつながる“ゼロ”的な要素のストーリーな感じがして、とても良かった。この後佐知子さんと一

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    2026年02月11日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    尾野真千子さんの主演で、WOWOW連続ドラマ化された作品の原作。

    社会派の作品だけあり、扱っているテーマは多岐にわたります。
    夫婦間の家庭内暴力、いじめ、発達障害、シングルマザー、キラキラネーム、ホスト、ネトウヨ、アニマルホーダー(多頭飼育崩壊)、保険金詐欺、戸籍の悪用、ブラック企業、セクハラ、パワハラ、窓際族の社員問題、闇金、リボ地獄、生活保護受給の水際作戦、枕営業、不妊、無縁社会、暴力団、前科者、ホームレス状態にある路上生活者、貧困ビジネス、毒親、離婚、児童虐待、蒸発、家族ごっこ、デリヘル狩り、地方と都会の格差、認知症、女性の就労、もっと他にもあると思うけどざっとあげるだけでこれだけの要

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    2026年02月10日
  • そして、海の泡になる

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    ハルは目の前の男性が思い描く女性を演じ続けた魔性の女。独占したくてハルの自由を奪ってしまいウミウシ様がやってくる、、、

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    2026年02月10日
  • 家族

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    身内同士暴力を振るわせ、多数の家族を支配下に置いた女性の話。あまりに異様でゾッとするのだけど、これが現実の事件がモデルというのが何より恐ろしい。

    私は家族のことを血とも愛とも定義したくない。できないと思う。ひとつ言えるのは、暴力は愛ではないこと。

    ラストの展開は少しびっくりした。
    ふわっと匂わせでもよかったかも。

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    2026年02月07日
  • 家族

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    ネタバレ

    ここまで登場人物が多い小説は久々。「莫迦な人たち」に共通して、洗脳されるまでの雰囲気を感じたのは何故だろう?ここまで心理的に伝わる描写を書き上げる作者に脱帽。
    途中でどうしようも無い未来が書かれていて、この沼は終わらないことを悟った。
    不気味でとても面白かった。

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    2026年02月03日
  • 家族

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    読んでて、辛く、痛く、苦しくなる。
    でも本当に読みやすく続きが気になる。

    家族・愛・暴力・支配・洗脳・後悔。

    全く救いようがない。

    実際の事件をモチーフに書かれてるので、読後改めて尼崎の事件を調べて、心が締め付けられました。

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    2026年02月01日
  • ロスト・ケア

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    専門職であるはずの私が、家族の前で無力だった〜『ロスト・ケア』を読む〜

    介護保険制度が創設されてから、確かに改善されたことは多い。
    「介護の社会化」は進み、家族だけで抱え込まなくてよい仕組みが整った。
    少なくとも、そう教えられてきた。

    ただ、私は介護保険制度が始まった後に社会福祉士になった世代。
    制度ができる前と後の違いを、実感として知っているわけではない。
    養成課程で「昔より良くなった」と学び、どこかで「そういうものなのだろう」と受け止めてきたに過ぎない。

    では、今の日本は本当に安心して老後を迎えられる社会になっているのだろうか。
    家族の負担は、軽くなっているのだろうか。

    私と妻の祖

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    2026年01月29日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    分厚い本だけど一気読み。後半グロイ

    以下ネタバレ















    陽子に対して「あなたは」と語る口調で物語は進む。
    陽子のことをこんなに知っている語り部は誰なのか???
    母親?と最初は思っていたが後半に分かる。

    陽子はすみれを殺して自分がすみれになる。
    だから語り部は旧陽子。
    そら、全部知ってるわな陽子の事。

    途中で出てくる陽子の実家がマンションに変わっていて
    その一階がカフェになってて
    その店員がミスバイオレット←なんとこいつが陽子であった!!
    最後の1ページでそれが分かった時、ぞわぞわ

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    2026年01月27日
  • 家族

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    グロテスクな内容に吐き気がする。
    「家族」と名乗れば、全てが許されるような洗脳が気持ち悪い。
    逃げられない状況で、繰り返される虐待や暴力、詐欺は心が苦しくなる。
    民事不介入という伝家の宝刀で面倒事を避ける警察官。
    普通に見えても気持ちを押さえつけられ生活していた少女。

    当事者なら何が正しいのかが分からなくなる内容。

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    2026年01月24日
  • 絶叫

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    抜群の読み易さ。主人公の陽子と追う刑事の二つの視点から追いかける。
    時代背景、社会情勢を反映した良作。
    作者の他の作品も読みたいと思える出来映え。

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    2026年01月23日
  • 家族

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    「尼崎連続変死事件」をモチーフにした、家族という定義があいまいな集団の歪みを描く傑作。事実は小説より奇なりで、事件そのものの複雑かつカオスな衝撃が強すぎて、小説のインパクトはそれに及ばないが、冒頭の「沼が、できた。」の件のメタファが、人の想像力を凌駕する得体の知れない恐ろしさを表している。事件の結果云々ではなく過程を丹念に描くことで、「何故」の著者なりの回答を提示して読者の判断に委ねるスタイルだが、こんなにも時系列をぐちゃぐちゃにする必要があるのかは疑問。事件そのものは複雑怪奇だが、フィクションなのだからもっと題材を整理して描いた方が良かったのではと思う。

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    2026年01月19日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    1/21
    鼓動。
    生きているって確かめたかったんだ。

    主人公と性別も年代も環境も状況も違うけど、
    自分と重ね合わせずにはいられなかった。

    孤独だよね。
    人は常に誰かに承認されたいんだよね。

    この世界の全部がそう言っているように感じでしまうことがあるから、
    こんなにも読み終わった後悲しくて心揺れる本に出会えてよかった。

    自分らしさ、男らしさ、女らしさ、そんなものがなくてもただ生きているだけでいいんだと思える。

    辛くてもどんなに孤独でも生きていようね。

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    2026年01月15日
  • 鼓動

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    秀郎の幼い頃から引きこもり、事件に至るまでが読んでいてとにかく段々苦しくなった。反面、刑事の事件解決の経過に次が気になりドキドキの展開だった。読後は題名の鼓動に納得でした。

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    2026年01月10日
  • Blue(ブルー)

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    懐かしき平成の時事を振り返りつつ進んでいく物語は懐古の情が沸き立って夢中になった。幼年期と青春時代を過ごした古き良き時代。

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    2026年01月09日
  • 絶叫

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    読み応えがあった。
    途中で白骨死体は実は母親ではと推理したが外れた。
    作者が女性の心理や体について、まるで女性の様に生々しく描いているのが不思議。
    他の作品も読んでみたい。

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    2026年01月07日