葉真中顕のレビュー一覧
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作中作品の女性が、みんなから随分遅れて携帯を手に入れ、ネットサーフィンして世間に慣れていく姿が、驚くほどリアリティーがある。怖すぎる。
個人的に作中作品その1の段階で気持ち悪すぎて読書をやめてしまいそうになった。作中作品だと最初から言ってくれたら良かったのに。(幸い頑張れたけど!)
梨帆はPMSの頭痛に悩まされている。梨帆は以前第二編集部に所属していたが、再編されて消滅した。だから今更小説を送ってこられても困る。それは数年前に担当した犬を飼うという作品の作者からで、どうやら別の作品を完成させたようだ。
作品の内容は、電車に飛び込もうと最後のオシャレをして家を出たター坊(50歳女性)が、道で -
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終始、怖かった、
逃げ出せない、、。
逃げても捕まる。逃げても、助けて貰えない。
逃げ切るか、殺人を犯したことを伝えるか、、。
こういう話を聞くと、逃げ出す瞬間はあったんじゃないか?と思うが、、逃げれないんだ。
いい顔して迎えに来る、、
洗脳、、コントロール。
親でも子でも殺してしまう、躾。
自分が躾され続けたらおかしくなってしまうのだろ、、洗脳されるまえ逃げて警察にいっても、、民事介入ができないと言われ返される、、救って貰えない、、。
すごく辛い。
家族の中で生き続けるなら気持ち的に良いのかもしれないが、1度機嫌を損なわれたり、嫌われたりしているとなれば、容赦ない、、。
躾をするのは本当に愛 -
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単行本で4年ぶりに再読。年齢と共に読み方が違うのかとてもいい時間を過ごせた。「犬を飼う」「長い午後」を書いた主婦多恵。出版社勤務の梨帆。犬とイヌ、違和感に気づいたとき作中の作品なのに圧倒される。もう一つの作品も、考えないように生活してるからこそ長く感じる午後をiPhoneや旧友亜里砂がキッカケで溢れ出る感情にフタをしなかったター坊の気持ちが伝わってくる。分岐点であっちを選んでいたら、同じように最近思う事が多いので、振り返るきっかけにもなる。多恵が自分より若くバリバリ働く梨帆の現実を知ったら、時が経っても男女の求められるものが変わらないことにため息がでるだろうな。そして自分自身は多恵と梨帆を足し
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ネタバレ平成一桁ババァにとって
これまでの人生を振り返ってくれた本でした。
気になるけど分厚い…分厚いけど気になる…と思ってずっと読んでなかったけど、読んで良かった。面白かった。
「絶叫」を読んでいたのでFor blueのターンは誰目線なんだろう?当てるぞ〜とか思ってたけど、
多摩ニュータウン男女の娘だとは思いもしなかった。(リエンだと思って読んでた。)
親ガチャには外れてしまったけど、その後良い養親に出会えて良かった。
ただお兄ちゃんのほうはブルーに感謝してなくて、あくまで「俺らの親を殺した人」になってて、あんなクソ親でも憎めない心理とは…
ブルーも青梅事件であんなザクザク人を殺したのに、こんな -
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『絶叫』とは、まさにジェットコースターのような人生を歩んだ女性の40年を描いた物語。
東京郊外のアパートで、飼い猫に食べられた無残な女性の遺体が発見される。当初は孤独死として処理されそうになるが、刑事の綾乃が不審な点に気づき、調べ始める。
最初は「孤独死した40歳、鈴木陽子」の生い立ちを追うヒューマンドラマかと思っていた。陽子はどこにでもいそうな普通の女性。だからこそ、ほんの少し歯車が狂うことで、人生が少しずつ悪い方向へ進んでいく怖さがあった。
「あなた」と語りかける人物は誰なのか。
読み進めるうちに少しずつ謎が深まり、最後には陽子の40年をもう一度振り返りたくなる。
そして、何気なく出 -
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ネタバレ「家族」という名の暴力の怖さを感じた一冊。
怖かったが、続きが気になり、詳細を知りたくて、あっという間に読み終えてしまった。お化けよりも、やはり人間の方が怖い。
家族なら何をしても許されるのか。もしこの人に目をつけられてしまったら、どうすれば逃げられるのか。どの時点なら引き返すことができたのかと考えたが、一度関係が始まってしまうと、引き返すのはとても難しいのだと感じた。
とても怖かったが、それ以上に続きが気になる面白さがあり、一気に読んでしまった。ただ、最後まで謎が謎のまま残っている部分もあり、少しすっきりしない読後感も残った。 -
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介護の末の殺人から始まったその連続殺人事件は、死刑になるとわかっていたが、それも予定できたことである。
それは介護の苦しさだけではなく、社会に穴が空いていることに気づいたから…
重い重い家族をひとりで支えていると、おかしくなる。
それでも明日はやってきて、ずっと続いていく…。
その殺人は、かつての自分が誰かにしてほしかったことをしたのだと。
正義を信じる検察官の大友は、たとえどれほど立派な信念に基づいていようとも、救いのための殺人など認めるわけにはいかない。
最後まで大友は、斯波の引き起こした要介護老人のロスト・ケア事件に対して敗北感を残したままだ。
それは社会システムに歪みをどうする -
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幽霊より、ゾンビより、何より怖いのは、人間!
沼の話しから始まるあたりから、もうゾワゾワしっぱなし。
実話をもとにしている、と知り、ますますぞっとした。
家族・・・・いったい何だろう、と考えさせられる。
夫婦は、家族なのか?ちがうのか?
夜戸瑠璃子の幼少期の話しは、かなりかわいそうに思ったが、人格形成でかなりの影響があったのはわかる。
それにしても、飴と鞭でのマインドコントロールのすさまじさ。
何かのきっかけで、かかわりを持ってしまったら、
そう思うと、恐ろしくていられない。
この本は中高生にはお勧めしない。
心臓の弱い方も、メンタルの弱い方も読まないほうが身のため。 -
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集団での暴力や大声での罵倒で人としての尊厳を奪い取り、無力で無価値な人間であると徹底的に「しつけ」という名のリンチを加える。まるで生け贄にする羊を痛めつけてなぶり殺すのを楽しんでいるような一連の流れに、自分自身が取り囲まれて大声で罵倒されているかのような錯覚に襲われ、怒りと憤りと悔しさで胸が苦しく泣きそうになり途中で読むのが耐えられなくなった。こんな暴力こそが正義と言わんばかりのあり得ない事が許されていいのか?しかしこれは現実に起こった出来事なのだ、読み続けなくてはならない、と最後まで読んだ。
NHKの特番で尼崎事件のことを知り現代の日本でこんな事があっていいのか、と唖然とした。その事件をモ -
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『絶叫』は単なる猟奇的な犯罪小説ではなく、現代社会の病巣を解剖する鋭いメスである。作者は冷徹な筆致で「孤独死」の表層を剥ぎ取り、体制、家庭、そして資本の搾取に苦しむ底辺層の女性の絶望的な状況を暴き出している。
鈴木陽子の転落は、社会のセーフティネットが完全に崩壊していることの縮図だ。彼女の妥協の一つ一つが、社会の偽善と冷酷さを浮き彫りにする。生存する権利すら奪い尽くされた時、悪鬼と化すことこそが彼女に残された唯一の抵抗であった。本書は、我々が生きるこの社会に対する最も痛切な問いかけである。一体誰が、彼女を後戻りできない深淵へと突き落としたのか?