葉真中顕のレビュー一覧

  • ロング・アフタヌーン

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    ネタバレ

    ミステリに入れたが、犯人捜しのお話ではなく、作中作と現実が徐々にリンクしていって、作中作ではこうなっているけど現実はどうなってるの~!? 系のミステリ。なんだそれ。
    情報を開示する順番を工夫するだけで(それだけではないけど)こんなエキサイティングなお話になるんだなあ。

    女性の心理描写がとてもリアルだったので、作者「アキラ」さんだからもしかして女性? と思っていたけど検索したら目黒世田谷あたりにいそうなオシャレ知的男性だった。でも山形が拠点なのですね。
    解説の方も同じことをなさったようで笑ってしまった。中国では「葉間中顕女史」というレビューがついたそうだ。笑
    作中作で行われる犯罪は生存のための

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    2026年01月18日
  • 家族

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    尼崎連続殺人事件をモチーフに書かれたフィクション。直木賞候補作品。
    当時の報道を見ていて、家族全員が巻き込まれ死ぬまで逃げられないのはどうしてなのかと不思議に思った事を覚えている。それも複数の家族が…だ。

    その答えがこの小説にあった。
    これは無理だ。逃げられない。
    自分が当事者だったら、おそらく同じ目に合ってしまうだろう。家族を人質にして
    暴力による支配。
    飴と鞭。
    主犯の夜戸瑠璃子は巧妙に使い分ける。
    愛ある家族を作りたいと言うが、その実は幸せな家族を破壊し、普通に暮らしている親子や家族を絶望の淵に貶める事に喜びを感じているような気がした。そんなサイコパスに目をつけられたら一巻の終わり。

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    2026年01月17日
  • 家族

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    法律で裁けないことがたくさんあるんだと思った。警察も家族と言われてしまえば、民事不介入で対応しない。が、現代社会において家族とは一体何かを問う必要がある。

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    2026年01月10日
  • 家族

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    どのページを開いても地獄しかない
    暴力と愛と家族
    偽物としか思えない「愛」
    それでもそれを信じ続ける狂った怪物

    そんな怪物の気持ちをどこか理解してしまいそうになる
    悲しみや寂しさが聞こえてくる気がする
    それがとても恐ろしかった
    黒いパワーに溢れた小説

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    2026年01月10日
  • 家族

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    こわい、こわい。
    実話を参考にした話だと思うとなおさら。

    こんなことされたら、いったい、どうしたらいいのか?
    警察の「民事不介入」ってそういうリスクがあるのか~

    直木賞は、、、どうだろう。他の候補作のでき次第かなあ

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    2026年01月08日
  • 家族

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    最近の小説は実際の事件が参考になったのだと思う
    話が多く感じます。
    現実は小説より奇なりとはよく言ったもので
    怖い世の中になったものですね。
    最近の詐欺もそうですが、巧妙になってきてます。
    皆さんも気を付けてください。

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    2026年01月04日
  • 家族

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    尼崎の事件や北九州の事件など、家族が乗っ取られる系事件はトラウマです。怖々読みましたが、残酷な生々しいシーンはなかったので読みやすかったです。こういう人に狙われたらどうしたらいいのか考えながら読みましたどうしたらいいんでしょうね…。

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    2025年12月31日
  • 鼓動

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    『絶叫』『Blue』に続く刑事、奥貫綾乃シリーズの3作目。まんまと葉真中顕氏の術中に嵌った。

    ホームレスの老女が殺され燃やされる事件が起きる。犯人の草鹿秀郎は48歳の引きこもりで、父親も自分が刺し殺したと自供するが…。

    「明日は今日よりも豊かになる」
    と、誰もがそう信じた時代が終わりを告げた。
    バブル崩壊、就職氷河期、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件…と時代に翻弄されながら生きてきた犯人と女刑事の視点が交差しながら真実が暴かれていく。社会派ミステリーとして読み応えある作品。

    暗闇の中を延々と進んでいく感覚が、終盤にきて一気に反転した。
    伏線と言えるものは無かったと思いながらも頁を戻す手が

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    2025年12月28日
  • ロスト・ケア

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    愛してた両親を介護してるのに別人のように責められ怒られ周囲に迷惑もかけて、リアル過ぎて途中何度も目を背けたくなった。何年後かに自分が同じ立場になると考えたら、正面から責めれない。

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    2025年12月27日
  • 家族

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    ネタバレ

    理解に苦しむ。
    夜戸瑠璃子、彼女の生い立ちがそうさせたのか
    元々が残虐な精神の持ち主なのか。

    血縁関係もない者たちが「家族」という
    都合のいい呼び名で同じ家に住み出す。
    夜戸瑠璃子たちによって巧妙に取り入られ
    財産も心までも奪われてしまう。

    (なぜ逃げないのだろう)
    読み始めは疑問に思った。
    登場人物の心理状態が細かく描写され
    もし自分がここにいたら
    思考を停止したほうが楽だろうな、そう思わせる。

    P281
    〈暴力は常に正義だった〉

    恐ろしさが背中をゾワゾワと這う。

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    2025年12月29日
  • ブラック・ドッグ

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    こういう思想の人たちは碌なことをしない典型例。お肉食べないから過激になる気がする。言ってることはわかるけど倫理の面以外でも反論いっぱい。
    話としては、この人が活躍するのかなーと思ったらすぐ死んだ!あと微妙な叙述トリック仕掛けてきた。騙されないけど。

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    2025年12月23日
  • ロング・アフタヌーン

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    この作者の作品を読むのは、本書が初めて。
    なので、ほかの作品がどうかはわからないけど、いい意味で「思ってたんと違う!」。
    カバー裏表紙のあらすじを読んで、買ってみることにしたけど、大体どの本も「王道ミステリー」「人間関係ドロドロ」「女性の感情を切り取る」など、意識的にではないにしても、どんな作品か、予想をたてる。それで言うと、本作品は現実世界と小説世界がリンクしたミステリー、だと思って読んだが、違った。
    予想よりも、感情の描写が繊細で、展開には容赦がなく、現実よりも現実的だった。自分の隣で、家の中で起こることではないか、という、そら恐ろしさがある。
    作中の小説もうまく生かされ、あれがここに効い

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    2025年12月22日
  • ロスト・ケア

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    この社会には穴があいている。

    ・他人事の話とは思えなかった。いつか自分も介護する側、される側になる日が絶対にくるから。その時がきたらどうすればいいんだろう。

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    2025年12月19日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    この物語はある男の人生の独白と、女刑事がある事件の真相を突き止めるまでの過程が交互に展開する構成となっている。
    公園の身元不明のホームレスの焼死体、その側に犯人がおり、犯行を認めている。父親も身勝手な理由で自分が殺したと自白していた。
    刑事たちが被害者の身元を突き止めるまでの過程の中で、実は心の中に絶望を抱える刑事たちと、犯人・被害者の心理が重なりあい、やがて女刑事は犯人の本当の動機と、もう一人の犯人にたどり着く。

    一つ目のどんでん返しが、被害者のホームレスの女にもう一人娘がおり、その娘はネグレクトを受けていたという事実。そこで初めて女刑事との境遇がここでも重なりあっていたのかという衝撃を受

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    2025年12月14日
  • 鼓動

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    刑事側の登場人物が少なくて良かった。
    警察小説だと似たような人物がたくさん出てきて、誰が誰だかわからなくなってしまうことがよくあるので笑
    重くて辛い話だけど読みやすい。
    刑事側の推理描写と引きこもり側の半生の語り、短い章で交互に進むので飽きずにテンポよく読める。
    引きこもり側のストーリーはドキュメンタリーを見ているかのようでリアルで苦しくなった。

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    2025年12月13日
  • Blue(ブルー)

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    この作者、社会問題✖️サスペンスを書いててサスペンスとしても面白いし、社会問題も考えさせられる物語で面白かった
    ちょっと前にアマプラで見たロストケアもこの人が書いててこういう系好きかも!

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    2025年12月11日
  • 絶叫

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    主人公の人生が壮絶過ぎてちょっとやり過ぎ感はありましたが、結末に向かって畳み掛けていく後半は読ませました。結果は予想できましたが、細部は見事に外れてしまいました。そうきたのか!という感じです。エピローグを軽く読んだ為に、重大な仕掛けに気付かずに後から読み返しました。なるほどね。キチンと大切な言葉は語られてたんだ。

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    2025年12月06日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    綾崎隼さんが将棋のアンソロジーに寄稿してると聞いては読まないわけにはいかない!
    今回の綾崎さんの作品は、「僕らに嘘が一つだけ」の2人と同世代の朱莉さんが主人公。もう一度僕らに〜も読み返した上で、こちらも読み返したいな。

    一話目は青山さんのお話らしく、前向きな気持ちになる門出の話。
    葉真中さんは初読み。ただただ少年の手腕に鳥肌。
    弟子にしたかった少年を冤罪から救うという白井さんの話にはびっくり。そういう将棋との絡め方もあるのか。
    橋本さんも初読み。この一戦を勝てば夢が叶うという相手への対応って悩ましい。そこで手を抜かれて夢を叶えること、本気で相手してもらって破れること。
    芦沢さんは気になってい

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    2025年11月24日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    今年ももう1か月半足らずで終わってしまいます。
    1年間に読める冊数が少ないので色々な作家さんの作品に触れたい時にはいいですね。
    6人の作家の書き下ろしです。
    葉真中 顕さんの「21グラム」最後ちょっとぞっとする感じで面白かったです。
    五十嵐 律人さんの「万藤の灯火」も良かったです。

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    2025年11月19日
  • Blue(ブルー)

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    平成を舞台とした話なので、懐かしいワードがたくさん出てきた。いろいろ考えさせられるミステリーだった。

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    2025年11月19日