葉真中顕のレビュー一覧

  • 絶叫

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    ネタバレ

    ⭐️3.5
    ロストケアからの2作目。前回だいぶ前だけど、すごい良かった記憶があって手に取った。
    さすが。やっぱりすごい、作り込まれていて面白いが第一の感想。
    ただ、性と殺人、貧困(熱血営業)と忌避する要素が多すぎて再読はあまりしたくない印象。(作品としては100点と思う)

    この作品では、戸籍や保険営業、夜職について細かく書かれている。詳しすぎて斜め読みしたところもある、、東日本大震災や社会の流れを入れて話を作っているのもすごいリアル。

    最初から、陽子ーーの章は誰視点で書いてある?母?気持ちが悪い書き方だな、と思ってたけど最後に謎が解ける、、最後にミスバイオレットのところは読み返した。(途中

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    2026年08月04日
  • 家族

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    洗脳による監禁の事件は時々ニュースで観るが特に気にしていなかった。
    いざ、読み進めるとわかる気はする部分もあった‥
    本当にあった事件のモチーフと気づいた時は怖さが増し恐ろしかった。

    家族とは愛とは何なのか‥
    登場人物が多く多少読みにくかったが
    実際も複雑な人間関係だったらしい
    尼崎連続殺人事件のモチーフ。

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    2026年08月02日
  • ロスト・ケア

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    介護と正義をめぐる重たいテーマを扱いながら、一人称の切り替えで迷わず読める構成が印象的で、深く考えさせられる一冊でした。
    職場の読書友達から紹介してもらった一冊。扱っているテーマの重さを思うと「面白い」と言うのはためらわれるのですが、読み進めるほどに考えることが増えていく作品でした。映画化のダブルカバーを眺めながら読み始めたものの、長澤まさみさんがどの役なのか気になってキャストを検索してしまい、うっかりネタバレを踏んだのは完全に自分のミス。ただ、結果的には謎解きよりも作品が扱うテーマにしっかり向き合うことができて、ある意味では怪我の功名だったのかもしれません。
    物語は複数の一人称が明確に切り替

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    2026年08月01日
  • 家族

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    事件自体は当時のニュースで衝撃を受けたのを覚えています。事件を知っていたからこそ、この一冊はより読み進めやすかったです。末尾に掲載された参考文献も機会があればぜひ読みたいです。

    この一冊がきっかけで葉真中先生のファンになりました。

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    2026年07月31日
  • 絶叫

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    分厚いページ数に読み切れるのか不安があったけど、すらすら読めてしまった。

    生活保護制度をはじめ、日本のリアルな現状をぎゅっと凝縮させたような世界に、負の感情が湧き上がった。
    そして、勉強になった。

    感想は、、主人公の人生を思うといたたまれない気持ちにはなるけれど、純の言うとおり、人生は自然現象という言葉は前向きにもさせてくれる物語であると思った。

    選べない人生だからこそ、言い換えれば、いくらでも自分で選んでいっていい世界なのだと。人はみな自由なんだと。

    ただ、自由になるのには、必要なものが必ずある。
    その1つが、お金。多すぎる必要はないけれど、生活できるだけのお金は必ず必要。
    生活保護

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    2026年07月24日
  • ロスト・ケア

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    冒頭の介護描写があまりにも
    リアルな生々しさで目を背けたくなるような気持ちになりつつ、気づいたらどっぷり。

    社会問題に切り込んでいるリアルと、
    大量殺人の犯人のミステリーと、
    えげつないバランスで読ませる作品だと思った。

    そして、物語の可能性を感じた。
    目を背けるわけにはいかない、という気持ちにさせられた。

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    2026年07月18日
  • Blue(ブルー)

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    作者が同世代だからか、平成を切り取ってある重厚なサスペンス。
    辛い話もあるけど、懐かしさもあり、救いもあるし。

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    2026年07月15日
  • ロスト・ケア

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    そう遠く無い将来、自分にも降りかかるであろうテーマ「介護」。自分が介護をする立場になっても、介護をされる立場になっても、この小説に出てくるようなことになって欲しくないなとつくづく思った。この本には様々な正義が出てくるが、あるべきは大友のような正義なのかもしれないが、やはり偽善だと思えてきてしまう。面白いというか、とても興味深い作品で考えさせられた。

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    2026年06月24日
  • ロスト・ケア

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    「彼」はなぜ43人もの人を殺したのか。
    人を殺めることに正当性があるわけがない。
    そう言った価値観が揺さぶられる社会派ミステリー。

    冒頭の「彼」の書き方が、ちょっとずるいなーと思った。

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    2026年06月18日
  • ロスト・ケア

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    読み終えた後に心に残ったのは、犯人への怒りよりも「この社会の中で、自分に何ができるのだろう」というやるせなさだった。

    序盤は介護問題を題材にした社会派ミステリーという印象だが、読み進めるうちに「人を救うとは何か」「善意はどこまで許されるのか」といった、簡単には答えの出ない問いを突きつけられる。

    介護疲れや老老介護の末に起きる痛ましい事件やニュースを見るたびに、「他に選択肢はなかったのだろうか」と感じることがある。しかし本作を読んで、それをどこか他人事として捉えていた自分にも気づかされた。

    正しさだけでは救えない現実と、社会が抱える深い問題を描いた重厚な作品。読後もさまざまなことを考えさせ

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    2026年06月15日
  • W県警の悲劇

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    短編集にしてはどの話もおもしろくて満足度高め。
    県警初の女性警視は、具体的に活躍が描かれているわけではないので、1話くらいあってもいい気がした。
    ゾワっとする話や、イヤミスもあり、飽きずに楽しめる。

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    2026年06月14日
  • 鼓動

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    一気に読めたが、ずっしりきた。
    草鹿秀郎はどうすれば引きこもりから抜け出ることができたのか。いや、1人じゃなかった。親の愛情もちゃんと理解していたし受けていた。草鹿が殺したと主張した老女のホームレスは、自身の身分も年金と共に無くしていた。それは、娘を引きこもりから救うため。引きこもりビジネスの闇、8050問題、ネグレクトと、重い社会問題満載。わかってもらいたい、認めてもらいたい、その願いが崩れた時、生きるために引きこもるのかもしれない。(だから「鼓動」?)そんなふうに思った。
    願いを立て直すための小さなきっかけは、多分身近にある。自分の孤独は自分のもの。光はきっと自分の中にある。エピローグの描

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    2026年06月13日
  • 鼓動

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    衝撃的な事件ではない。
    けど背景に、
    8050問題、引きこもり、虐待、詐欺など、日常的によく聞く問題があり、身近に感じて、他人事ではないんだと怖くなった。
    罪を犯した人たちが不幸な日常に懸命に抗って、それでもうまくいかないとことがあって、とそういう描写があり悲しくなった。
    最後は少し前向きな終わり方だったのでよかった。


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    2026年06月13日
  • もの語る一手

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    青山美智子さん じんと心にきた。もし、シングルマザーで一人息子を育てていて、あんなこと言われてた泣いてしまう。頑張れー!息子!
    2話目 結局、どっちの方が実力あってどこから演技なの???

    将棋のルールも知らないけれど、やってみたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 絶叫

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    陽子が最期の最期まで求め続けたものは承認欲求を満たしてくれる存在と無償の愛ではなかったか。

    本来はどちらも幼児期に親から与えられ、満たされた状態で人は大人になっていくものだが、機能不全めいた家庭で育った陽子は、人としての根幹を固められぬまま成長してしまった。

    自分に欠けている何かを得て埋め合わせようと必死に生きる彼女の心身を社会やまわりの人々は都合よく扱い蹂躙した。

    ラストは完全なバッドエンドではなかったけれど、ハッピーエンドとも言い難い。だがそこに人生のリアルさが詰まっているような気がして、悲しいけれど妙に納得してしまった。

    陽子にはあの最期が合っている。あの安らげる場所が永遠に在り

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    2026年06月01日
  • そして、海の泡になる

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    最後まで読んだけど、何が言いたかったかよくわからなかった。鈴木を殺した犯人とかはわかったけど。

    宇佐原陽菜は宗教2世だが、一緒に逃げた男の人にDVされて反撃して殺してしまった。刑務所にいる。

    植芝甚平は朝比奈ハルと同郷、アメリカに負けて、アメリカ人が来る前の晩、ハルの父は母親と子供を縛って家に火をつけて一家心中しようとした。ハルだけが助け出された。

    宇佐原陽菜はハルと刑務所の同室。ハルは父からの暴力を受け入れていた。でも日本は戦争に負けた。ハルは父から性暴力に晒されていた。ある時お坊さんからぶよぶよした「神の肉」をもらって食べ、そして生き残った。

    高田峰子はハルが生き残って引き取られた

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    2026年05月29日
  • ロスト・ケア

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    お初の作家さん。
    一応元医療従事者なのでこういう介護の現場が物凄く悲惨なのはよくわかる。「社会には穴が開いている」どころか穴だらけだわ…
    「殺人」という点においては肯定しちゃいけないことだけど、だからって犯人のことを真っ向から否定する気にはならないな…

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    2026年05月27日
  • 絶叫

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    生まれた時からしんどい陽子の人生、悪いことをしているわけではないのにどんどん堕ちていくのが読んでいて辛かったが、不思議と読みやすくサクサクページが進んだ。
    ミスバイオレット何かありそうだなぁと思ったらそこにつながるのね〜お見事!ずっと搾取される奪われる側だった陽子が自由になる話だった。

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    2026年05月26日
  • 鼓動

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    登場人物とと世代が近いので、平成〜令和に至るまでの様々な出来事が、自分ごととしても思い出されて懐かしかった。

    特に父親との最期のやりとりは胸が痛かった。
    人は誰しもその人だけの絶望を持っていると思っているけれど、それを抱えながらどう生きるか、どう在りたいか、自分自身と向き合い続けるしかない。
    それをやらずに目を背けてばかりの人には、甘えんなと思ってしまうところもあるのだけれど、私もわりと大人になってから、自分で自分を承認することの意味や価値に気付いて、できるようになったから、ずっと気付けないままだったとしたら、今もっと生きづらかっただろうなと思う。

    初めて読んだ作家だったけれど好みだったの

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    2026年05月24日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説アンソロジー七作品。

    どれも面白かったけど、読後感あまり良くない作品もあった。

    自分的に読んでいてワクワクした作品は、吉川英梨さんと松嶋智左さん。
    吉川英梨さんは、主人公の警察学校生でありながら筋読みが鋭過ぎて、実務教習中の指導官の評価が二分されてしまうのが面白かった。
    もっと読みたいなと思ったら、『新人女警』というタイトルで出版されていたので、こちらも読みたい。

    松嶋智左さんの作品はシリーズ化していなくて残念。
    松嶋智左さんの畫く登場人物のキャラがとても好きだな。もっと作品読みたい。

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    2026年05月20日