葉真中顕のレビュー一覧

  • 絶叫

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    タイトル【絶叫】から想像していた内容ではない
    おそらく心のなかでの絶叫

    プロローグからもう掴まれる。
    それはただの孤独死ではなかった。死因が特定できないレベルの腐食。
    これを捜査する警察
    浮上する女性の生い立ちからの壮絶な人生

    交差しながら進んでいくので読みやすい。内容はエグい。

    貧困からの典型的な悪へのループ
    小説で良かった…

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    2026年02月19日
  • 絶叫

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    こんなものだろうと思って生きてきたが、平成は他と比べても健全ではない時代のように思えてきた。
    ま、全ては自然現象だ。そして、解釈の仕方によってなんとでも捉えられる。

    としても、そう割り切るには、少なくとも彼女には気の毒な環境ではあった。

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    2026年02月11日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    逃げ切った犯罪者の話。

    陽子が死んだものだとばかり思っていたから、陽子→すみれは結構驚いた!

    ページを捲る手が止まらない感じは久々かも。文体が合っているのは、やはり良い。この作者の方ではないが、前に読んだ本はちょい合わない文だったので。
    何というか、たくましいなぁ人間は。あ、自然現象というべきかw 自然はやはりたくましい。
    犯罪手口が詳細過ぎて真似する人出てくるのでは?みたいな心配も出てくるw

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    2026年02月08日
  • ロスト・ケア

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    読みたい作品ではあったけど今の自分にはリアルすぎて敬遠してました。

    ロスト・ケア…喪失の介護
    たぶんもう内容はみなさんご存知ですね。


    まずは介護に携わっているみなさんに
    「ありがとうございます」と伝えたいm(_ _)m

    私ごとですが
    義母が認知症になったのが約10年前
    義父との二人で暮らすいわゆる老々介護でした
    義父から血便で救急車を呼ぶから至急家に来て欲しいと連絡が…この怒涛の1日から生活が一変。
    義父は入院し義母はケアマネージャーの勧めで診療内科に入院。旦那52歳仕事もバリバリ忙しい。
    両方の病院をハシゴしながら今後を考える。
    猶予はない!義父は退院したら同居が暗黙の了解です。その

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    2026年02月03日
  • 絶叫

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    貧困などをテーマにしたミステリー。
    鮮やかな仕掛けが仕込まれているが、読み終わった後の気持ち悪さが後を引く。

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    2026年01月31日
  • ロスト・ケア

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     久々にしっかりとした社会派ミステリー堪能した
    。勢いで鑑賞した映画もまた違った切り口で楽しめたのだが。主役の有名俳優2人ありきな映画になってしまっていて、原作にある物語の吸引力がぶち壊し。原作をもっと大切にして欲しい。

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    2026年01月30日
  • 絶叫

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    ネタバレ

    初挑戦の作家を開拓。
    なかなかの文量だったので読破までかなり時間がかかったが満足度の高い作品だった。

    腐敗した遺体を機に、結婚と離婚・死別を繰り返す女性の謎を刑事目線と女性をみる第三者視点から語られる。
    最初はなぜ、謎の俯瞰視点の語り部?と思ったがラストに近づくにつれて納得。

    犯人入れ替わりのトリックを描きたいだけならもっと短い作品でも可能だと思うが、びっくりトリックの一発屋ではなく作者の伝えたいと思われる人生を自然現象と捉える考え方や都合よく捉えるという人間の特権について熱く語られている気がして深みのある作品だった。

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    2026年01月29日
  • 絶叫

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    平凡と不幸の間はそんなに距離がなく、ほんの少しのキッカケで不幸に傾いていく。一度傾き始めたら平凡に戻るにはエネルギーが必要。この小説は傾き続けた女性の半生を描いています。最後に不幸から抜け出すために不幸な女性を利用する。読後の気持ちはかなり重いです。

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    2026年01月28日
  • 絶叫

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    マンションで猫の死骸に囲まれ孤独死した女性、鈴木陽子。
    彼女がある犯罪に関わっていたのではないかと捜査をしていた刑事の綾乃は、陽子の壮絶な半生を知る。
    最初から最後まで中だるみも無く一気に夢中で読んだ。途中までキツい描写が続くが、ラストは不思議なカタルシスが

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    2026年01月28日
  • 鼓動

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    物語はフィクションだけど
    物語の中で出てくるニュースやできごとは実際に起こったものが引用されているのでリアリティがある

    バブル経済の終焉から、インターネットの発展
    時代の摩擦によって生じたひきこもりという存在
    親殺し、ネグレクト、機能不全家族、無敵の人
    テーマが重いけど最後まで読めば得るものはあると思う

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    2026年01月28日
  • 鼓動

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    犯人の草鹿と私は同年の生まれで、かつ境遇も似ていると感じ、他人事ではない感情で読み進めた。
    彼と私は何処が違ったのだろう。一歩ズレれば、私も近しい状態になっていたかもしれない。
    私は今、生かされてるのだろう。

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    2026年01月27日
  • ロスト・ケア

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    ネタバレ

    一気読みしました。
    後半の犯人がどんでん返し。


    ↓あらすじ
    その日、地方裁判所ではひとりの連続殺人犯に死刑判決が下されようとしていました。彼は、のべ43人もの人間を殺害し、そのうち十分に裏が取れた32件の殺害と1件の傷害致死の容疑で起訴されています。

    彼は、死刑執行で自分の存在が消え去ったあとを想像し、微笑みを浮かべていました。「後悔はない、すべて予定通りだ」。

    傍聴席から彼の姿を見ていた羽田洋子は、母を殺された被害者です。しかし、これまで洋子は彼に対して怒りも憎しみも湧くことはありませんでした。

    検察官と一緒に作った調書には、理不尽に家族の命を奪われた遺族として怒りを表明したものの

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    2026年01月27日
  • 鼓動

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    読み終えてから、他の人のレビューを読んで知った。
    『絶叫』『Blue』に続く、女性刑事 奥貫綾乃シリーズの三作目!
    ぜんぜん気が付かずに読んでた。そうか、あの刑事なんだ。あんまり刑事について覚えてないけど。

    ホームレスのフラワーさんと父親殺しで逮捕された引きこもりの中年男性。
    事件を捜査する奥貫綾乃。2人の語り口で交互に進んでいく形式。

    時代がねぇ、団塊ジュニア、第二次ベビーブーム世代のいわゆる就職氷河期時代の世代。
    ふつうに面白く読んだけれど、絶叫のほうが衝撃だったな。

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    2026年01月25日
  • もの語る一手

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    タイトルどおり将棋にまつわるお話たちです。「おまえレベルの話はしてない」は別で読んだことがあったので流し読みでした。「桂跳ね」は史書の解説みたいで、読むのが苦しかったです。将棋のルールをそもそも知らないので、そこが分かればもっと楽しめたのかもしれません。全体としては満足です。

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    2026年01月25日
  • 鼓動

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    いわゆる就職氷河期世代の引きこもりの男が犯人とされる殺人事件の話。引きこもりになってしまった彼の視点と、刑事の視点で展開される社会派ミステリー。

    ロスト・ケアで葉真中顕の小説に出会ってから約11年の歳月が流れた。当時、小説内にあった“絆は絆し(ほだし)”という言葉がすごく心に残っている。煩わしくても、呪いでも、それでも人は誰かとつながなければ生きていけない、ならばせめて愛する人とつないで、生きていこう。という。

    本作でも、いい意味で変わらないメッセージがあった。
    “生きる”ただそれだけのことが辛い人がいて、社会問題に発展するほど沢山いるんだろうなと感じるし、その苦しさの描写もとても丁寧。

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    2026年01月22日
  • ロング・アフタヌーン

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    ネタバレ

    ミステリに入れたが、犯人捜しのお話ではなく、作中作と現実が徐々にリンクしていって、作中作ではこうなっているけど現実はどうなってるの~!? 系のミステリ。なんだそれ。
    情報を開示する順番を工夫するだけで(それだけではないけど)こんなエキサイティングなお話になるんだなあ。

    女性の心理描写がとてもリアルだったので、作者「アキラ」さんだからもしかして女性? と思っていたけど検索したら目黒世田谷あたりにいそうなオシャレ知的男性だった。でも山形が拠点なのですね。
    解説の方も同じことをなさったようで笑ってしまった。中国では「葉間中顕女史」というレビューがついたそうだ。笑
    作中作で行われる犯罪は生存のための

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    2026年01月18日
  • 鼓動

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    『絶叫』『Blue』に続く刑事、奥貫綾乃シリーズの3作目。まんまと葉真中顕氏の術中に嵌った。

    ホームレスの老女が殺され燃やされる事件が起きる。犯人の草鹿秀郎は48歳の引きこもりで、父親も自分が刺し殺したと自供するが…。

    「明日は今日よりも豊かになる」
    と、誰もがそう信じた時代が終わりを告げた。
    バブル崩壊、就職氷河期、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件…と時代に翻弄されながら生きてきた犯人と女刑事の視点が交差しながら真実が暴かれていく。社会派ミステリーとして読み応えある作品。

    暗闇の中を延々と進んでいく感覚が、終盤にきて一気に反転した。
    伏線と言えるものは無かったと思いながらも頁を戻す手が

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    2025年12月28日
  • ロスト・ケア

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    愛してた両親を介護してるのに別人のように責められ怒られ周囲に迷惑もかけて、リアル過ぎて途中何度も目を背けたくなった。何年後かに自分が同じ立場になると考えたら、正面から責めれない。

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    2025年12月27日
  • ブラック・ドッグ

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    こういう思想の人たちは碌なことをしない典型例。お肉食べないから過激になる気がする。言ってることはわかるけど倫理の面以外でも反論いっぱい。
    話としては、この人が活躍するのかなーと思ったらすぐ死んだ!あと微妙な叙述トリック仕掛けてきた。騙されないけど。

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    2025年12月23日
  • ロング・アフタヌーン

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    この作者の作品を読むのは、本書が初めて。
    なので、ほかの作品がどうかはわからないけど、いい意味で「思ってたんと違う!」。
    カバー裏表紙のあらすじを読んで、買ってみることにしたけど、大体どの本も「王道ミステリー」「人間関係ドロドロ」「女性の感情を切り取る」など、意識的にではないにしても、どんな作品か、予想をたてる。それで言うと、本作品は現実世界と小説世界がリンクしたミステリー、だと思って読んだが、違った。
    予想よりも、感情の描写が繊細で、展開には容赦がなく、現実よりも現実的だった。自分の隣で、家の中で起こることではないか、という、そら恐ろしさがある。
    作中の小説もうまく生かされ、あれがここに効い

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    2025年12月22日