葉真中顕のレビュー一覧

  • ロスト・ケア

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    この社会には穴があいている。

    ・他人事の話とは思えなかった。いつか自分も介護する側、される側になる日が絶対にくるから。その時がきたらどうすればいいんだろう。

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    2025年12月19日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    この物語はある男の人生の独白と、女刑事がある事件の真相を突き止めるまでの過程が交互に展開する構成となっている。
    公園の身元不明のホームレスの焼死体、その側に犯人がおり、犯行を認めている。父親も身勝手な理由で自分が殺したと自白していた。
    刑事たちが被害者の身元を突き止めるまでの過程の中で、実は心の中に絶望を抱える刑事たちと、犯人・被害者の心理が重なりあい、やがて女刑事は犯人の本当の動機と、もう一人の犯人にたどり着く。

    一つ目のどんでん返しが、被害者のホームレスの女にもう一人娘がおり、その娘はネグレクトを受けていたという事実。そこで初めて女刑事との境遇がここでも重なりあっていたのかという衝撃を受

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    2025年12月14日
  • 鼓動

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    刑事側の登場人物が少なくて良かった。
    警察小説だと似たような人物がたくさん出てきて、誰が誰だかわからなくなってしまうことがよくあるので笑
    重くて辛い話だけど読みやすい。
    刑事側の推理描写と引きこもり側の半生の語り、短い章で交互に進むので飽きずにテンポよく読める。
    引きこもり側のストーリーはドキュメンタリーを見ているかのようでリアルで苦しくなった。

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    2025年12月13日
  • Blue(ブルー)

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    この作者、社会問題✖️サスペンスを書いててサスペンスとしても面白いし、社会問題も考えさせられる物語で面白かった
    ちょっと前にアマプラで見たロストケアもこの人が書いててこういう系好きかも!

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    2025年12月11日
  • 絶叫

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    主人公の人生が壮絶過ぎてちょっとやり過ぎ感はありましたが、結末に向かって畳み掛けていく後半は読ませました。結果は予想できましたが、細部は見事に外れてしまいました。そうきたのか!という感じです。エピローグを軽く読んだ為に、重大な仕掛けに気付かずに後から読み返しました。なるほどね。キチンと大切な言葉は語られてたんだ。

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    2025年12月06日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    綾崎隼さんが将棋のアンソロジーに寄稿してると聞いては読まないわけにはいかない!
    今回の綾崎さんの作品は、「僕らに嘘が一つだけ」の2人と同世代の朱莉さんが主人公。もう一度僕らに〜も読み返した上で、こちらも読み返したいな。

    一話目は青山さんのお話らしく、前向きな気持ちになる門出の話。
    葉真中さんは初読み。ただただ少年の手腕に鳥肌。
    弟子にしたかった少年を冤罪から救うという白井さんの話にはびっくり。そういう将棋との絡め方もあるのか。
    橋本さんも初読み。この一戦を勝てば夢が叶うという相手への対応って悩ましい。そこで手を抜かれて夢を叶えること、本気で相手してもらって破れること。
    芦沢さんは気になってい

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    2025年11月24日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    今年ももう1か月半足らずで終わってしまいます。
    1年間に読める冊数が少ないので色々な作家さんの作品に触れたい時にはいいですね。
    6人の作家の書き下ろしです。
    葉真中 顕さんの「21グラム」最後ちょっとぞっとする感じで面白かったです。
    五十嵐 律人さんの「万藤の灯火」も良かったです。

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    2025年11月19日
  • Blue(ブルー)

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    平成を舞台とした話なので、懐かしいワードがたくさん出てきた。いろいろ考えさせられるミステリーだった。

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    2025年11月19日
  • 凍てつく太陽

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    長編だが一気に読めるほど面白い。
    解説にあるようにエンターテイメントを詰め込んでいる。
    ただ作者の価値観の解説風が出てくるのはちょっと場違いな印象だ。
    特高と憲兵の実態が少しわかった。

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    2025年11月14日
  • 鼓動

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    ネタバレ

    この作品は社会問題として取り上げられることも多い"引きこもり"を軸にしている。現実に起きた事件や社会情勢も交えてストーリーが展開されていくので、凄くリアルに感じられた。

    どんな人も絶望しないで生きていける世の中になって欲しいと思った。

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    2025年11月13日
  • ロング・アフタヌーン

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    ネタバレ

    「犬を飼う」のインパクトが強烈で、一気に引き込まれました。
    その後は、物語が入れ子構造になって進んでいき、現実と物語の境界がいよいよ曖昧に…といったところで、最後の「あなた、ユニークね」でやられた!

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    2025年11月12日
  • ロスト・ケア

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    ネタバレ

    社会派な内容とどんでん返しのバランスが中山七里みたいだと思った。後者は邪魔者のようにも思えるが、ミステリー好きへのサービスでしょうね。
    1番の衝撃は「相模原障害者施設殺傷事件」よりも前に発表された作品だということだ。現実の事件をモチーフにしたのだと思っていたが、フィクションが現実を先取りするなんて…

     私は性善説を信仰する大友検事があまり好きになれなかったのだが、そこすらも著者の狙いだったのだろう。
    「殺すことは間違っている!救いも尊厳も、生きていてこそのものだ。死を望んだんじゃなく命を諦めたんだ!」 
    だが、介護の世界は決して理想論では片付けられない。家が裕福でVIP待遇の老人ホームに父親

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    2025年11月05日
  • 絶叫

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    面白いが、性的な残酷描写が多く目を覆いたくなる。主人公には同情する。やるせなさが残る悲劇的なストーリー。

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    2025年11月03日
  • 絶叫

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    平凡な人生。普通な人生。
    おそらく鈴木陽子はそんな人生を望んでいたに違いない。
    ほんの少しのボタンのかけ違いが大きく人生を狂わすこともある。

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    2025年10月29日
  • ロスト・ケア

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    介護殺人をテーマにした社会派ミステリー。
    生活保護をテーマにした護られなかった者たちへを彷彿とさせるテーマ。重い。
    でも現代人は特に、本作の主人公や登場人物のような境遇は他人事ではなく、真剣に考えなければならないテーマなのだと思う。

    「殺人はいけないこと」と、境遇も知らないような人が白と黒だけで決着をつけるべきでは無い。
    殺したのではなく、救ったと主人公は口にしていて、実際にそれで救われた人がいるのも事実。
    倫理と人情は一致しないから難しい。

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    2025年10月17日
  • 鼓動

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    主人公と同世代なので、育ってきた時代背景が鮮やかに想像できて面白かった。
    最後、どう集結するのか気になってどんどん読んでしまった。
    結末は流石に予想できなかったな。

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    2025年10月13日
  • 絶叫

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    途中でなんとなく結末がみえてしまったけど、それでもページをめくる手が止まらなかった。
    壮絶で悲惨な話だけど、自分も同じ状況になってしまうかは本当に紙一重のこの世界。「絶叫」というタイトルが結びついているシーンを読んだ時には何故か涙が出てきた。これは何の涙だったんだろ…

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    2025年10月05日
  • ロスト・ケア

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    プロローグ

    世の中は、加速度的な進歩を遂げている
    あくまでもテクノロジーの分野ではだ!

    富山行きのE7系新幹線かがやきに乗り込む
    至ってスムーズに加速し静寂性を保ちつつ
    最高速に達する

    本書は、超高齢化社会に対するひとつの
    アンチテーゼだ
    この分野は、何故いつまで経っても進化度合いは
    超低速なのか!?
    流れ行くビル群を尻目に、青天の空を車窓から
    仰ぎ見る

    偏光ガラス越しに射し込む陽射しに
    思わず目を細めた!!!


    本章『ロスト・ケア』★4.5
    葉真中顕氏の記念すべきデビュー作 
    日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品

    42名の尊い命を奪った“彼”は、完全悪なのか!?
    これは、本書を通

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    2025年10月02日
  • ロング・アフタヌーン

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    ネタバレ

    誰でもこの先は絶対に幸せな気分にはなれないよなぁと思いながら、iPhoneの画面をタップしてインターネットの沼に沈むときがあるのだろうか。



    結末は解説を読んで腑に落ちた感じがする。

    彼女は誰かにとってのアリサの役割も引き継いでいたのか。

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    2025年10月01日
  • もの語る一手

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    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

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    2025年09月29日