葉真中顕のレビュー一覧

  • 鼓動

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    ネタバレ

    最後を読んでわかったけど、物語の現在の状況と、男の手記を交互にしていたんですね。
    それにしても深いな。
    事実よりも真実が大事だと思うけど、中には真実を知られたくない状況もあり。
    フラワーさんには最初、同情していたけど変わりました。なんて物語だ。
    引きこもり問題も無くならない世の中ですよね。親にはなった事ないけど、共感はできる。神の水は嫌だけど。
    とりあえず、面白かったです。葉真中顕さんは、灼熱とこれしか読んでないので他のも読みたい。

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    2025年08月12日
  • 鼓動

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    引きこもり問題などを扱ったミステリーでとても面白かった
    お馴染みの刑事たちが何人か出てきてそれだけでもう満足した
    フラワーさん彼女の人生が壮絶でつい亡くなった後は少しでも安寧な日々を過ごしてほしいと願うばかりだ。

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    2025年07月25日
  • 鼓動

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    被害者と加害者、足跡を辿っていくと見えてくる人となり。自身も心に悔恨を抱える女性刑事の視点で話が進んでいく。現代が抱える社会問題をじわじわと炙り出していく。文章は読みやすく、ストーリー展開的にも仕掛けがあり、エンタメとしてもよかった。
    心が弱い(繊細とも言える)ことは悪いこと?この世界に仕込まれた優劣の価値観から逃れることはできないのかな?
    いろいろ考えさせられた。

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    2025年07月16日
  • 鼓動

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    audible105冊目。

    もう5年以上前に読んだ『ロスト・ケア』にとても考えさせられ、この作者の一躍ファンになりました。
    映画も素晴らしく、涙がボロボロ出ました。

    この本も、期待通り社会派のお話。
    報道で見る「悪人」も、善良な生き方、ごく一般的な生き方をしてきた人であったりもする。
    何事も、生育環境や世の中のせいにするのは間違っているとは思うけれど、でも、100%間違っているとは言い切れないと感じてしまう。
    生きづらい時代。
    でも、生きづらくない時代や社会なんてあったのだろうかとも思います。
    読み応えありました。

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    2025年07月13日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマに書いた作家さんのアンソロジー。
    それぞれ違ったタイプの世界観に入り込めてよかったです。貴志祐介さんの作品は謎解きみたいで好きでした。

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    2025年07月12日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマにしたアンソロジーです。
    地味な表紙に反して、作者陣は華やかです‼️
    ガッツリ将棋の作品もあれば、エッセンスとして取り入れているものもあり、作風もバラバラ。なかなか贅沢な1冊です。
    橋本長道「なれなかった人」
    綾崎隼「女の戦い」
    が好きです。好みの作品も別れそう…。

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    2025年07月06日
  • 凍てつく太陽

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    昭和20年、終戦間際の室蘭で起きた殺人事件。それを捜査すふ八尋に降りかかる災難。真相を突き止めんとす特高の拷問王 三影。最後までハラハラドキドキで面白かった。

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    2025年06月23日
  • Blue(ブルー)

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    「平成」という時代を舞台に、ブルーと呼ばれる人物が起こした事件を中心に、重い社会的問題を絡めて様々な人物の視点から語られる作品。分量も多く扱っているテーマは重いけど、スルスルと読み進められる葉真中さんの手腕に毎回すごいなと感心させられます。作中に出てくる、平成を象徴するようなワードも肌感覚でわかるものばかりで妙に懐かしさも感じてみたり。良かったです。

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    2025年06月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 絶叫

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    一人の女性の人生がどんどん転落していき、最後に行き着いたのは…
    その時その時の時代背景も丁寧に描かれていたので、鈴木陽子の過去を遡る過程もその頃を思い出しながら読めたのですごく入りやすかったし、その落ちていく様もリアリティがありました。
    そして、最後の最後でまさかの事実が…
    大作でしたが、飽きることなく最後まで読み進められました。

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    2025年06月15日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋ほとんど知らないけど惹き込まれる。将棋に魅せられた人たち。子どもの成長。賭け将棋。子どもの頃は天才。それて世界は厳しい。かーくん。千代倉。なれなかった人。なれなかった人はやっぱりなれなかった人。天才は天才。おまえレベルの話はしてない。やめ時。女。

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    2025年06月13日
  • ロスト・ケア

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    介護の現場と家族の悲惨な現状を読んでいくにつれて気持ちが沈んでいく作品。
    2000年に導入された介護保険制度、それ以来約3年に一度の間隔で介護保険法が改正されているのを果たして国民の何割が知っているのか。この作品が書かれた時点から数度の法改正を経た現在、本作で描かれているような問題点が解決されたかといえば残念ながら未だに問題は山積だ。
    訪問介護サービスの報酬減や物価高騰により介護事業者の経営環境は悪化しており、2024年には過去最高の事業者倒産件数が記録された。現場の過酷な労働条件にも関わらず介護職員の平均収入は相変わらず他業態に比べて高くない。介護保険法によって介護報酬の上限額は決まっており

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    2025年06月11日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋がテーマのアンソロジー。

    お気に入りは青山さん「授かり物」

    有名な棋士と、同じ年で同じ誕生日の息子を持つ松原芳枝。シングルマザーとして息子を育てていたが、20歳になった歳に漫画家のアシスタントになると言い出し…

    ひょんなことから出会った将棋を指す老人と出会い、将棋の奥深さにハマっていく芳枝。これまでの人生と将棋を掛けた描写にじんわりきました。

    綾崎さんの「女の戰い」

    あくまで棋士を目指す朱莉。女流棋士とは違い狭き門で、保険で東大へ入学できるのも凄いです。
    ライバルだけど、友達以上恋人未満な関係の京介が心地よく、認めてくれる人がいるだけで強くなれる関係がまた更に朱莉を上へ連れてって

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    2025年06月09日
  • 鼓動

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    ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎は18年も引きこもった生活を送っており、彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか、淡々と彼の人生が語られる。事件を追う刑事、綾乃は、殺された老女に自分の人生を重ねる。刑事と犯人、二つの孤独な魂が交錯する。困難な時代に生の意味を問う、感動の社会派ミステリーです。私も、多少年代は違うが昭和生まれで、日本国内で起きていた事件が、走馬灯のように思い浮かべる事が出来、深いテーマだったがサラリと読めました。

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    2025年06月08日
  • Blue(ブルー)

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    葉真中顕さん著「Blue」
    「絶叫」に続く奥貫綾乃シリーズの第2弾。
    前作「絶叫」が素晴らしかったので今作品も期待していた。その次の作品「鼓動」も既に購入済みで暫くはこのシリーズに没頭していきたい。

    平成の初日に生まれ平成最後の日に死んだブルー。彼の辛く短い人生が平成という時代の史実と共に描かれていく。

    今回のテーマは「愛」。ネグレクト、虐待、無戸籍、殺人教唆や殺人等を背景に作者特有の多視点から多角的に描かれている。
    正直、これ程まで「愛」に見放されてしまえば「生」の存在価値すら見いだせないのではないか?と思えてくる。彼がこの世に産声をあげた時点から全てが彼の人生にのしかかってくる宿命だっ

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    2025年06月04日
  • ロスト・ケア

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    ネタバレ

    前代未聞の大量殺人

    幸い自分はまだ経験していませんが、現場は生き地獄なんだなぁ
    殺人によって救われるなんて本当はあってはならないけど
    今の状況だと免れないのでしょうね
    改善されることはないのでしょうか

    読んだ後に映画も見ました。
    ちょっと違うけど映画は映画でお父さんに手をかけるところが壮絶でした

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    2025年05月29日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    各短編とも充実した内容でした。個人的には鳴神氏と吉川英梨氏がフィットしました。他の作品も読んでみたいと思います!

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    2025年05月28日
  • W県警の悲劇

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    W県警という、架空の田舎県の県警の裏側(あくまでノンフィクション)を
    描き、女性検察官の女性による職場改革をも描いた連作短編小説。

    事件の隠蔽や、取り調べの問題点など、県警の事件解決への在り方を
    あまり硬くなりすぎないタッチで描かれていて、すごく読みやすい。
    著者のロスト・ケアほどではないが、衝撃的な展開もあり、
    社会派としての一面もあり、どこまでが事実にもあり得るのかと考えてしまう。

    ネット社会のパスワード問題やYoutuberが出てくるところなど、
    現代を反映させている点も本当にこんなことがあるのかと思ったり思わなかったり
    な作品になっていた。

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    2025年05月26日
  • もの語る一手

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     将棋に絡めた短編集。どれもこれもおもしろかった。ドキドキ、ハラハラ、おおっ、しみじみ、ほろり。いろんな感情を味わえました。1番のお気に入りは「なれなかった人」。棋士たろうとする凄みがすごかった。

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    2025年05月25日
  • もの語る一手

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    全く将棋が強い訳でもないが、将棋にまつわる小説やノンフィクションは個人的に好きな分野。粒揃いな作品群の中でも、葉真中氏の「マルチンゲールの罠」、橋本氏の「なれなかった人」、綾崎氏の「女の戦い」、そして奥泉氏の「桂跳ね」あたりが特に面白かった。芦沢氏は「神の悪手」が滅茶苦茶面白かったので期待大だったが、本作の「おまえレベルの話はしていない(大島)」はそれほどでもなかった。

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    2025年05月15日